【映画を楽しむコツ】vol.48 「刑事物語」シリーズ【U-NEXT】 編

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笑いあり、涙あり、アクションありの刑事ドラマといえば、たくさんの名作がありますが、今回紹介するのは自分が個人的に大好きな作品の「刑事物語」です。

作品概要

1982~1987年まで全5作が発表になった放浪刑事モノのシリーズです。

第4作を除く原作・脚本・主演を武田鉄矢が務める作品です。

人情が一番

笑いあり、涙あり、アクションありの3拍子揃った作品です。

その中でも武田鉄矢扮する主人公片山刑事は、バカが付くくらいの正直者な上に人一倍人情に厚いという性格。

いつも必ず貧乏くじを引きます。

でも一瞬、一瞬を本当に一生懸命に人に尽くす彼を、最初は間抜けだな~と笑っていたのが、最後には応援したくなるという。

彼のやさしさを少しでも見習いたいモノです。

蟷螂拳(カマキリの型)

片山刑事が使う中国拳法は蟷螂拳という型です。

いわゆるカマキリの動きを型に取り入れた拳法で、実際に非常に実践的な拳法としてたくさんの流派があります。

武田鉄矢はこの動きを採用するにあたり、第1シリーズ撮影前に中国拳法の大先生である松田隆智から教わったそうです。

松田隆智は日本における中国拳法を広める活動で最も有名な先生です。

シリーズのパターン

曲がったことが大嫌いな片山刑事。しかも蟷螂拳の使い手です。

直情径行の彼は怒りに任せて大暴れしてしまう事がしばしば。減俸、左遷、などなどかならずなにかしらの処分を受けます。

基本的に困った人を助けるためにいろいろ尽力する片山刑事、そしてそれを台無しにする悪人たち、怒り爆発で悪人たちを得意の拳法でバッタバッタとなぎ倒していきます。

しかし日本は法治国家で暴力で解決してはいけないので、減俸や左遷を受けてしまいます。シリーズの終わりに左遷で次はどこに行くのかというのも見どころです。

次のシリーズでは片山が飛ばされてきて赴任先で挨拶するところから始まるのもパターンです。

そしてマドンナに出会い淡い恋をするのですが。。。てのが基本パターンです。

オリジナル武器(?)

まあ、もっともこのシリーズで有名なのがハンガーヌンチャクでしょう。

いや、まあただのハンガーをヌンチャクのように振り回し武器として使うというだけなのですが(笑)

第2シリーズ「りんごの詩」での「たけ〜し、ハンガー!……ちが〜う、木のやつ〜っ!」のやりとりはもう最高です!

他にもいろんなものを武器に戦っていきます。これも見どころのひとつです。

やってる本人が本気だから面白い

武田鉄矢が「幸福の黄色いハンカチ」で共演した高倉健から送られた言葉で最も影響を受けたのが

「笑わそうと思うから本気じゃないのが伝わって面白くならない。やってる本人が本気でまじめにやってるのにうまくいかないってのが面白いわけだから、ちゃんと本気にならないとダメなんだよ。」

というような内容の事を言われて感銘を受けたそうです。実際にそのアドバイスの後うまくいかなかったシーンがいいできになったそうです。

今作の刑事物語は主人公の片山刑事が終始本気なので笑えるところは本当に笑えますし、悲しいところは悲しく、怒り心頭なところは観てる観客も怒りを覚えるくらいに引き込まれます。

主題歌「唇をかみしめて」

武田本人が吉田拓郎に直接頼み込んで作ってもらったのがこの曲だったそう。

まとめ

人情と一言に言ってもいろいろあると思います。ですがこの映画を観ればその一端がなんとなく分かるような気がします。

いわゆる残酷描写とかはほとんどなく、あるのはケンカシーンくらいなので割と小学生程のお子様と一緒にご家族で観るのとかいいかもしれません。

ちなみにただいま、U-NEXTに全シリーズ見放題配信中です。

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