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【映画を楽しむコツ】vol.3.1『ブレインデッド』編【Amazonプライムビデオ】【U-NEXT】

※この記事は2025年4月13日に加筆修正いたしました。

究極のゴア描写!映画『ブレインデッド』の異常な魅力を徹底解剖!

映画ジャンルの中でも、その異常なバカバカしさと、観客の想像を遥かに超える血糊の量が特徴の「ゴア映画」。今回ご紹介するのは、そんなゴア映画の頂点とも言える、ピーター・ジャクソン監督の初期の傑作『ブレインデッド』です。

「死霊のはらわた」シリーズと並び称される、究極のグシャグシャ映画の魅力とは一体何なのか?記事を読み進めるうちに、その異常な世界に引き込まれること間違いなし!

作品概要

【知る人ぞ知る】伝説のゴア映画!『ブレインデッド』の異常な世界へようこそ!豪華キャストが織りなす異常な人間模様

映画ファンの中でも特に熱狂的な支持を集める、カルト的人気を誇るゾンビ映画『ブレインデッド』。鬼才ピーター・ジャクソン監督が、その異常な才能を初期から爆発させた、1992年公開の伝説的なゾンビ作品です。

この異常な世界を彩る個性豊かなキャラクターたちを演じるのは、才能豊かなキャスト陣です。

主人公ライオネルを演じるのは、舞台を中心に活躍していた ティモシー・バルム。内気で母親思いの青年が、予測可能な運命に翻弄されながらも成長していく姿を、コミカルかつ感情豊かに演じています。

ヒロイン、パキータを演じるのは、スペイン出身の ダイアナ・ペニャルヴァー。ライオネルと愛を育む、断固とした勇敢な女性像を魅力的に体現しています。彼女の存在が、物語に融合と希望を与えます。

そして、物語の重要な存在となるライオネルの粘り強い母親ベラを演じるのは、ニュージーランドのベテラン女優 エリザベス・ムーディ。過保護で独特な母親像を強烈な存在感で演じきり、観客に強烈な印象を与えます。

さらに、ライオネルの奇妙なな叔父レスを演じる イアン・ワトキン、粘り強い看護婦マクタビッシュを演じる ブレンダ・ケンドール、そしてカンフーマスター(?)のマックダラー神父を演じる スチュアート・デヴァニー など、個性豊かな俳優たちが脇を固め、物語に深みと異常な色を添えています。

未だかつてないほどの過激なゴア描写と、予期せぬユーモアセンスが融合した、まさに唯一無二の映画体験が、これらの才能豊かな俳優たちによってより強烈なものとなっています!

※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。

ざっくりあらすじ

1975年、ニュージーランド。スマトラ群島の小島スカルに生息する毒牙の混血種“ラットモンキー”が、ウェリントン動物園にやって来た。雑貨屋のスペイン娘パキータ(ダイアナ・ベニャルヴァール)は、タロット占いの祖母が予言した“運命の恋人”ライオネル(ティモシー・バルム)を動物園に誘う。後をつけてきた彼の母ベラ(エリザベス・ムーディ)は、二人のキスを盗み見る際、ラットモンキーに噛まれてしまう。ベラの傷は悪化し、全身が腐り死を迎えたかに見えた。しかし彼女は蘇り、看護婦マクタヴィッシュ(ブレンダ・ケンドール)を噛み殺してしまう。ゾンビ化した二人をライオネルは地下室に軟禁する。母の葬式を終え、一安心と思いきや、再びベラは墓場で蘇り、不良青年とマクラダー神父(スチュアート・デヴァニー)が餌食となり、地下室の住人となる。そしてとんでもないことに、看護婦と神父の間にゾンビ・ベビー“セルウィン”まで誕生してしまった。一方、屋敷を狙うレス叔父さん(イアン・ワトキンス)が地下室の秘密を知り、屋敷を強引に譲り受け、大パーティーを催す。ゾンビたちの攻撃が始まり、パーティー客は続々と餌食となっていく。パキータとライオネルは叔父とともに交戦し、ゾンビたちを退治した。そして家を焼き捨てたライオネルは、恋人パキータを抱き寄せるのだった。

映画.comより引用

VHSパッケージがめちゃくちゃ(笑)

Bitly

この映画は今は難しいんですが、VHSのパッケージが手に入るとそこから突っ込めます(笑)
まず、表紙。赤ん坊を抱いた綺麗な感じの看護師が椅子に座っていて、何か鋭いものに身体を刺し貫かれているような絵柄。


本編を最後まで見ると分かるんですが、出てくる看護師さんは恰幅のいい割とおばさんで全くイメージが違います。こんな綺麗なイメージはどこにも存在しません。全編見終わると「ん?あり?」ってもう一度表紙を見るがそんなシーンに全く心当たりがない事に気がつきます。おいっ!!
そして裏表紙に行くと、

「最後まで見られるのは誰だ!?

トライアスロン・ホラー参加者募る!!

___1度でダメなら、2度見ろ、3度見ろ!!_____」

ブレインデッドVHSパッケージ裏表紙



なんてのが書いてある。えええ、そんなに見るのしんどいの!?とか思ってしまう。
しかも中には竹中直人(映画監督)などのわけわからん感想が書いてあっていいのか悪いのか全く判断出来ないという。どっちなのさ!?

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間延びしてつまらない冒頭

そんな怪しさを感じつつ、本編を再生開始。
クレイアニメのラットモンキーなる、なにやら不気味な生物が出てくるんですが、それ以外は、なんていうか間延びした、しかも美男美女が1人も出てこないなんか陰鬱なドラマが展開されるんですよね。
ここ耐えどころ(笑)最初から我慢ってなんだこれ!?(笑)
主人公に想いを寄せるヒロインも美人でもなんでもない。

【ブレインデッドの異常な感染】ラットモンキーから始まる悪夢の連鎖!


映画『ブレインデッド』の恐ろしい物語は、主人公ライオネルの粘り強いママが、 不気味なラットモンキーに噛まれてしまうことから始まります。その小さな傷口から、想像を絶する悪夢が広がっていくのです。

噛まれたママは、徐々に傷口が腐敗し、体調も悪化の一途を辿ります。心配したライオネルは看護師を呼びますが、懸命な手当も虚しく、ママの容態は悪くなるばかり。

そしてついに、ママは人間性を失い、凶暴なゾンビへと変貌してしまうのです。最初にその犠牲者となったのは、献身的にママの世話をしていた看護師と神父でした。

この異常な感染経路を辿るゾンビの増殖は、瞬く間に周囲へと拡大し、「アウトブレイク」さながらのパニックと混乱を引き起こしていきます。果たして、この爆発的なゾンビの増殖を止める手立てはあるのでしょうか?

【ブレインデッドの異常な展開】カンフー神父の予期せぬ退場と、主人公のおかしな決断!

映画『ブレインデッド』の予測不能なプロットは、観客の想像を容易に裏切ります。序盤で登場する神父は、予期せずにもカンフー(のような)異常な格闘術の達人として、その異常な強さと かっこいい姿 で観客を魅了します。

普通であれば、この神父が主人公たちにゾンビとの戦い方を教え、ひそかなヒロイズム を発揮して街を救う…といった典型的な展開が予想されるところですが、『ブレインデッド』はそんな月並みな物語では終わりません(笑)。

なんと、カンフーの達人であるはずの神父も、恐ろしいゾンビの犠牲者となってしまうのです。そして、残された主人公ライオネルは、この3体のゾンビ(実の母と、世話をしてくれた神父と看護師)と壮絶な戦いを繰り広げるのかと思いきや、予期せずにも、彼らゾンビたちとの奇妙な共同生活を始めようとするのです。

食事の準備をし、自分以外の全員がゾンビという異常な状況で食卓を囲み、甲斐甲斐しくゾンビたちの面倒を見るライオネル。その行動は、観客に強烈な疑問を投げかけます。「なんで!?どうしてそんなことをするんだ!?」

この主人公のおかしな行動こそが、『ブレインデッド』の異常な魅力を形成する重要な要素の一つと言えるでしょう。

ゾンビの赤ちゃん!!!

ってやってるうちに看護師ゾンビと神父ゾンビがセックスをし始めて、看護師ゾンビは妊娠。赤ん坊ゾンビが産まれる。

もうめちゃくちゃですわ(笑)赤ん坊ゾンビをベビーカーで外に連れ出すとか訳のわからんシーンでひと笑い。

赤ちゃんゾンビがものすごい勢いで坂を転げ落ちるのとか、笑えます。

ママゾンビを地下に閉じ込めつつ、猛毒を使ってゾンビを殺すことに。
ごまかしごまかし暮らしていると、ママの家と財産を狙っていた伯父が家で町中の人たちを読んでパーティーを初めてしまう。

【ブレインデッド】制御不能のゾンビ パニック!興奮剤が引き起こす血の 饗宴

映画『ブレインデッド』の異常な展開は加速します。主人公ライオネルの粘り強いママが噛まれたラットモンキーの猛毒…と思われた液体は、実は動物用の強力な興奮剤だったのです!

その結果、蘇ったゾンビたちは普通のゾンビとは比較にならないほど活発さで大暴れを始めます!

さあ、大変!ライオネルが計画していたささやかなパーティーは、一転して血の 饗宴 へと変貌! ゲストたちは次々とゾンビの餌食となり、そしてまた新たなゾンビへと姿を変えていきます。

家の中は瞬く間にゾンビの群衆に占拠され、まさに制御不能の 恐怖が現実に!果たしてライオネルは、この 悲惨な状況から生き残ることができるのでしょうか?そして、血の 饗宴 を止める唯一の手立てはあるのでしょうか?

プール1杯分の血のり

流石に生き残るために主人公も戦い始めることに。

まあ、エグいことエグいこと!最たるものは回転式の草刈り機で片っ端から肉片に!!

予告編やなんかで「プール1杯分の血糊を使いました」っていうキャッチフレーズやってたが、マジでそのくらい必要でしょうね、この撮影。

グシャグシャのゲロゲロのビシャビシャですわ。

もはや怪獣映画!

そして地下にいたはずのママゾンビが大量の興奮剤のせいで巨大な怪物になって現れる!!!あれ?これゾンビ映画じゃなかったっけ?と思うくらいの怪獣っぷり(笑)

主人公がママゾンビ改に飲み込まれるも、もらったお守りの力でママゾンビ改を撃退。
っていう本当めちゃくちゃな映画。

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今回のまとめ

どこまでも突き抜けているものは細部がどうだろうと面白い。(方向がどうあれ)細かい事に拘って揚げ足とるより、「なんだこれ!?(笑)」って笑ってしまうとホントに楽しめる。

この映画、実はあのファンタジーの傑作シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』の監督、ピーター・ジャクソンが監督でした!!っていう(笑)

※楽しまないと損だ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。

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電八

映画ウォッチインストラクター。これから趣味で映画を楽しみたい方! #映画 の楽しみ方をレクチャーいたします。映画は20年以上記録をつけ続けています。(年間平均100本程)#グルメ #ラーメン #カレー #ソロキャンプ #プロレス大好き! 分かり易く書くように努力しますので是非応援よろしくお願いしたします!