前回の記事からとにかく、大分時間が経ってしまいました。
また、定期的に更新できるといいなと考えています。
さて、今回は以前「X」のアンケートで決まった作品の『ダイ・ハード』の楽しむコツを書いていきたいと思います。
1989年公開のジョン・マクティアナン監督作品から始まる、アクション作品のシリーズ。
1作目が世界的に大ヒットして、『2』、『3』、『4.0』、『ラスト・デイ』とシリーズ化しました。
今や世界的な俳優として名を馳せ、アクション映画、コメディ、などなどたくさんの映画に主演・出演しているブルース・ウィリスの出世作。
「ダイ・ハード」の意味は「〔粘り強く耐えて〕なかなか死なない 最後まで頑張ること。 また、頑強に抵抗する人。」ということ。
まさに主人公マクレーンはそういった人物です。
クリスマス・イブの夜、LAのハイテクビルを最新兵器で武装した謎のテロリスト集団が襲った! 彼らの要求を拒んだ重役達は即座に射殺。なすすべも無く怯える人質たち。ビルの中にいた非番警官ジョン・マクレーンは外部との連絡が一切遮断された中、ただ一人命をかけた闘いを挑んだ!
Filmarksより引用
美男子でもなく、若い訳でもないブルース・ウイリス。
でもこの「ダイ・ハード」では男前で実直で、機転が利いて度胸満点のナイスなおじ様になります。
男でも惚れちゃういい男がそこにはいます。
ただし「緊急時に限り」のいい男です。
それが証拠に普段はやさぐれて、ルール無視の結果、出世も出来ず、金もない。
そんなところに愛層をつかした奥さんは去ってしまい、残ったのは「小汚い、融通の利かないダサいおっさん」。
でもこれがあっという間に先に述べた、頼り甲斐のあるとんでもない能力を発揮するハチャメチャ刑事になるわけです!
そんな二面性あるマクレーンを演じるのにぴったりだったのがブルース・ウィリスなんですよね~。
細かい設定などがいろいろありますが、この映画の悪役はぶっちゃけ全員、目的は“金“です。
大義名分掲げて、テロを起こそうが何しようが、全員“金“目当てです。
分かりやすいのと、そんな小さなことで巻き込まれたマクレーンの怒りも相まって、ド派手にぶちかましてくれる爽快感を感じればいいだけの作品になるように脚本などが練られています。
そして、何よりもアクション映画においてこれが最も重要かもしれません。
武器は自分自身のみ。
しかしマクレーンはぶっ飛んでいますが、肉体的にはその辺にいる普通の人とそうは変わりません。
そこが、また感情移入しやすい点であり、応援したくなってしまう理由なのでしょう。
ムキムキのマッチョマンではなく、見た感じは冴えないおっさんで、暮らしや家庭に問題を抱えている。
痛いのや寒いのを我慢して耐えながら戦う。スタローンやシュワちゃんはケガなど物ともしないタフガイを演じるが、逆の演出。
足が痛ければ引きずって歩くし、耳や額から血を流すし、落ちてぶら下がって吹き飛ばされて、とにかく痛い!(笑)
戦ううちにどんどん汚らしくなっていく、汗と血にまみれてドロドロ。
『ダイ・ハード』は70年代のパニックムービーの系譜であると言えると思います。
70年代パニックムービーの代表作は
などなど、70年代にはパニックムービーが世界中で数多く制作されました。
最新技術で建てられた超高層ビルの火災を描いた『タワーリング・インフェルノ』もその中のひとつで名作の呼び声高いです。
1作目『ダイ・ハード』はこの『タワーリング・インフェルノ』がモチーフとなっています。
また2作目『ダイ・ハード2』は『大空港』などがモチーフになっているのかも。
R.E..D
ぶっちゃけいいます。
世界中の人々は『刑事物語』が大好きなんだって。
だってなぜなら、この『ダイ・ハード』も「一見、冴えない刑事の大活躍」というのがベースだからです。
年代をみると、