日本のアニメは「ジャパニメーション」などと言って海外の文化に多大な影響を与えた時期がありました。英語圏のファンたちは「ジャパニメーションはクールだ!」と評価していました。
これは日本ではもちろん誇る事であります。
そして巨大ロボットの戦闘モノという映像ジャンルもこれは日本が先駆けであることに間違いはありません。
そんな中で非常に出来が良かったのにも関わらず評価がいまいちな作品がありました。
料理で言えばすっごく美味しいのに見た目の悪さで判断されて食べてさえもらえなかったと言ってもいい作品です。
ですが、電八的には素晴らしく印象に残っていて、いまでもカッコいいし素晴らしいと思えている作品です。
今回紹介する作品は「ガンヘッド」です。
是非ご覧になってください。
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※この記事には多分にネタバレが含まれています。この作品をご覧になられていない方にはオススメ出来ません。
1989年公開、高嶋政宏、ブレンダ・バーキ主演作品。
巨大ロボット同士の戦闘のある本格SF作品です。
「史上初の実写巨大ロボットムービー」ということで実物大の巨大ロボットなどが作成されました。
公開期間中に撮影用に作成された実物大のガンヘッドの模型を新宿駅前に展示してありました。
(当時、田舎の高校生の自分はTVで紹介されているのを指をくわえて見ているしかありませんでした。
本物見たかったなぁー(笑))
無人島に建設された全自動のロボット工場を管理する巨大コンピュータ“カイロン5”が、突如、全世界に対して宣戦布告。人類は無人戦闘ロボット“ガンヘッド”で応戦しようとするが、コンピュータが勝利して終結。しかし、その13年後、再び戦いが勃発する。
U-NEXTより引用
「マジンガーZ」や「機動戦士ガンダム」のように兵器として開発されたロボットの中は基本的には人型を模してデザインされていました。
しかし、人型として認識されるためには、「顔」は重要なデザインだったんです。
それが、「ガンヘッド」はその名の通り、砲塔が頭部になっています。
ファンタジーの中には「ハンマーヘッド」なんてモンスターがいたんですが、メカで登場したのは初めてなのではないかと思います。
確かに「ガンダム」には「モビルアーマー」という人型以外の兵器も登場します。ですが基本的に「顔」が存在していました。
ですが、ガンヘッドには顔は存在しません。
顔自体が兵器となっています。
しかもそもそも
これは衝撃だったんですよね~。
ですが、
「ガンヘッド」という名称はメカニカル・デザインを担当した河森正治がデザイン画に書き込んでいた仮称が、そのまま採用されたものである。ただし、綴りは「GUN-HEAD」であり、そのままだと直訳で「銃頭」と受け取られてしまうため、海外展開を考慮して「GUNHED」が代用されるようになった。こういった経緯から、映画公開以前は「GUNHEAD」、映画公開以降は「GUNHED」となっている。
Wikipediaより引用
「銃頭」でいいじゃ~~~~ん!!!!とか思ってしまったのは自分だけなんでしょうか?(笑)
「ドラえもん」の主人公である「のび太」はいわゆる「普通以下でそのことにコンプレックスを持っている」という主人公です。
今作の主人公ブルックリンも
行動不能となった自機のコックピットに10日間閉じ込められたことから、コックピット恐怖症(=一種の閉所恐怖症)を発症して不名誉除隊となっている
Wikipediaより引用
という過去があります。
あくまでもスーパーヒーローではなくて元兵士なのにちゃんと戦えず、のび太があやとりを特技としていたように人に理解されない「シガレットケースにニンジン」という好みを持っています。
あやとりが得意で、よわっちぃ「のび太」みたいに元兵士のなのにコクピットに恐怖を感じてしまい、タバコよりもニンジンをかじりながらビクビクしながら戦いに赴くブルックリンになぜかちゃんと戦えていない自分を重ねてしまう、「のび太理論」が働いていたのは間違いないのだと思います。
「ガンヘッド!パーティーやろうぜ!」はよわっちい自分がパーティー気分で戦いに臨めばいいんだって勇気をもらえました!
タイアップというか初めからメディアミクス展開されています。元々メディアミクス展開することを織り込んでの作品制作の運びとなていた様子ですが、結果から言うとかなり評価としては低く見ざるを得ないような状況だったみたいです。
同時に映画、ゲーム、漫画、小説と売り出すことで互いに相乗効果で爆発的に売り出そうという試みだったみたいです。
しかし一言で言うと全く売れなかったみたいです。大失敗だったと言われています。
マンガは月間ニュータイプで連載し、100%コミックスで単行本化しました。描いたのは当時、新進気鋭の麻宮騎亜が担当。しかしいわゆるオタク層のみにしか広がらない結果となります。
小説も似たような状況でした。
ゲームに至っては、PCエンジンソフトとして開発・発売されるのですが、すでにPCエンジン自体がもう大きな普及が望めず、スーパーファミコンにその座を明け渡してしまっている時期に発売されています。
今となってはすべてが戦略的によろしくない売り出し方と言えると思います。
ですが、しっかりとしたSF設定とギミック一つ一つがカッコよかったり、オシャレだったり、さらにキャラクターたちが話す言葉は英語や日本語など複数の言葉が入り混じっていてとにかくジャンクな感じでカッコよかったです。
さらにガンヘッドや敵の巨大ロボエアロボットなどもデザインが良かったりして、非常に完成度が高かったです。
言ってみたら見た感じグロイ料理ですが、食べてみた猛者がいて、これが美味くてファンになってしまったと言う訳です。
そのおかげか非常にコアなファンを獲得するに至るわけであります。2021年になって敢えてyoutubeで語ってみる人などもいるくらいです。
なぜか、分かる!!(笑)
燃えるポイント!!
これらの動画が殆ど言いたい事言ってくれてるのでそれ以上は言わないが、もちっと自分が気に入ってるところを挙げると
ただいまU-NEXT、Amazonプライムビデオで配信中です。記事書き終わり次第自分も観ますので皆様もどうぞ!!
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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