吸血鬼はみなさんご存じでしょう。今回紹介する映画はバンパイアと言っても宇宙からのバンパイアです。
1985年公開のトビー・フーパー監督のホラー作品。
脚本に『エイリアン』のダン・オバノン、音楽に数々のヒット作を手掛けたヘンリー・マンシーニ。
※注:ここからはネタバレがございます。作品をご覧になられていない方にはオススメ出来ません。
突如遠宇宙よりハレー彗星と共に太陽系に飛来した巨大な宇宙船。
その中で眠りについていた美男美女。回収され検査を受けている最中に目覚める。
彼女が近寄った男性にキスするとあっという間に精気を吸い取られて干からびてしまう。
干からびてしまった男も精気を求めて人を襲う。
女は逃亡して街に消え、そこからパニックが始まる。
宇宙から飛来した女形バンパイアが宇宙飛行士の生命エネルギー(精気)を吸い取ります。
すると吸い取られた人間はミイラのように干からびてしまいます。
しばらくすると目覚め、精気を欲して他者を襲いだす。
生命エネルギーを吸収すると元通りの姿に。吸い取れずに2時間が経過すると爆発して砂と化してしまいます。
また吸収できても2時間ごとにエネルギーの補給が必要でどんどん人間を襲い続けます。
【余談:どちらかと言うとバンパイアというよりはサキュバス(夢魔とか吸精鬼と訳されます。)の方が近いと思います。男形の方はインキュバスという事ですかね。】
つまりゾンビ映画と同じように加速度的にどんどんバンパイアが増えていきます。
そして彼らが吸い取ったエネルギーは女形のバンパイアに集められ、宇宙にある母艦に送られて彼らの糧となります。
ということで、あっという間に町がパニックになって行きます。
生命エネルギーの光がそこら中から女形のバンパイアの元に集まっていく描写は不思議で幻想的な光景です。
彼らの正体は巨大な蝙蝠型生命体です。精気を吸い取るだけでなく、相手の体に乗り移ることもできます。
生命エネルギーを求めて宇宙を放浪し、生命のある惑星を滅ぼしながら旅を続ける種族なのです。
この映画の見どころは、SF描写でも、ホラー要素でも、ストーリーやドラマでもなく、設定ですらありません。
この映画は女形のバンパイアを演じている女優マチルダ・メイの見事なおっぱいに尽きます!!
登場から裸で、その見事なおっぱいを惜しげもなく見せつけます。そのためだけの映画と言っても過言ではないと思います。
ホントに観終わって覚えているのは美しいマチルダ・メイの姿と見事なおっぱいくらいです。
マチルダ・メイはこの時20歳であるにもかかわらず、非常に妖艶な姿を見せます。
日曜洋画劇場で淀川長治が作品解説よりも、マチルダ・メイの見事な裸体とおっぱい丸出しの事を語ったという伝説的な作品です。「色々な意味で夜眠れなくなる作品」などと評していました。
実際に実家でテレビでこの回の放送を見て、おぼろげながら覚えています。
「なんちゅうエロティックな作品を作ったか」って言ってました。
ドラマ「新スタートレック」のピカード艦長役:パトリック・スチュワートが出演しています。
「スペースバンパイア」から9年後にビガス・ルナ監督という人がマチルダ・メイのおっぱいの美しさを絶賛して彼女を主演に「おっぱいとお月さま」というファンタジー映画を撮影・公開しています。
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マチルダ・メイは素晴らしいおっぱいでしたね。
何でも撮影時は18~9歳だったとか。