タイムトラベル・アクション・ヤクザ・仕事人・宇宙人・UFOともりもりのてんこ盛り作品が今回紹介します「リターナー」です。
他の映画で言うなら「E.T」+「ターミネーター」+「シティーハンター」+「仁義なき戦い」みたいな感じですかね。
2002年公開、山崎貴監督作品。金城武、鈴木杏のW主演です。
敵役として岸谷五郎がぶっちぎりにぶっ飛んだ演技を見せてくれます。
CGとアナログ手法を上手く組み合わせて作ったVFX映像が売りでなかなかの迫力となっています。
ファッションは完全に「マトリックス」の影響です。黒ずくめのロングコートにサングラスで銃を撃ちまくります。
ヒロインのミリは戦争状態の未来からやってきたので、ろくな食事も知らずにいます。
ミヤモトが作ったパスタを食べた時にあまりの美味さに死んだ弟にも食べさせたかったと泣きながら食べます。
ミヤモトがアルデンテとゆで方を説明しようとしたが、そのままミリは「アルデンテ」と勘違いしたまま覚えてしまいます。
「アルデンテ食べたい!」と笑顔で言うのがまたかわいいです。
この物語は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じで過去を改変して未来を変える映画です。
宇宙からやって来たダグラたちとの親交が産まれたのかどうかは描かれませんが、再度ミヤモトを救うために現在にやって来たミリは
「ミッション完了。ターゲットと接触したが気付かれていない。時間曲線に変化なし、これより帰還(リターン)する」と英語で言っています。
恐らく、戦略時間兵器を悪用されないようなタイムパトロール的な役割を持つようになったのかもしれません。
しかも腕時計型の装置を使って未来と交信し、そのまま帰還しているところからするとより進歩した技術が未来では使われていることが分かります。
平和な未来なのでしょう。
この映画でSF的にワクワクガジェットなのが、ソニックムーバーです。
腕輪状のもので、スイッチを押してエネルギーをチャージして離すと、体感時間を20倍に引き延ばして爆発的なスピードで動けるようにするという装備。
戦争状態の未来の人類側の兵器なんですが、使える回数に限りがあります。
この映画の最大のポイントは
以上、3点ではないかと思います。
また脇を固める岸谷五朗のキレてる演技や怪しさ抜群な樹木希林もいいです。