時々、無性に食べたくなるガッツリ系のラーメン。そして日本で恐らく一番のガッツリ＆有名店がラーメン二郎でしょう。
ラーメン二郎の熱狂的なファンの事を”ジロリアン”と呼びます。
今回は新宿歌舞伎町店にお邪魔致しました。
麺を食べる事が好きでその中でもモチっとした極太麺が大好きな事を自覚させてくれた一番最初のラーメン屋さんでした。
何気にここが一番回数多くいってる店舗です。
今回の注文はラーメンに味玉をプラス。トッピングは野菜、ニンニク、脂を”増し”で。今回は”辛め”を抜きました。
”辛め”は醤油ダレをプラスして味濃い目にするためのトッピングです。実は卓上に醤油ダレが置いてあるので、辛めをプラスしようと思ったら自由にできるのです。
昔はトッピングを聞かれたら一言「全部」と渋く決めたものです。
周囲で「ヤサイニンニクアブラマシマシカラメ」とか呪文のようなトッピングオーダーをしているのを見て「いや、一言”全部”でいいし、マシマシなんてしてしまったらもはやラーメンとはいいがたい食べ物になってしまう（笑）」なんて思っていました。
さて肝心のお味の方ですが、みりん風調味料による甘みの効いた醬油ベースの豚のスープです。キッチリとニンニクを利かせていて風味もよく、実は鶏ガラよりもクセの少ないスープです。
もちろん背脂もしっかり入っています。トッピングはその上で行うので初めての方はまずはトッピングなしで食べてみて、次からより自分好みにトッピングを活用していくことをオススメいたします。
そして特筆すべきは麺ですね。昔は極太麺ってもうどん程の太さはなかったんですが、今の二郎はうどんをしのぐほどの超極太のちぢれ麺です。
食感ももちろんモチっとしてはいるのですが、表現としてはその太さから”ゴリゴリした麺”といった感じです。
スープを最重要視する偏重的な流れに逆らっているような麺でこれぞ”二郎”といった風情です。
通常で載っているトッピングはヤサイ（茹でたモヤシ、キャベツ）をどっさり、ドシっと切り落とした巨大なチャーシューです。
そこにオーダートッピングで、ヤサイニンニクアブラをマシにしました。
ニンニクは細かく刻んだ生ニンニクをたっぷり足してくれます。脂は塊の背脂をバサッと乗せてくれます。これが甘くておいしいんですよね。
味玉は黄身がトロトロでまったりとした感じがまた濃ゆい二郎に合います。
ヤサイの中に埋もれていますので、見つけるまでにスープの熱で温まりいい感じの味わいになります。
ひとつ残念だったのは以前は卓上調味料で一味唐辛子を置いててくれたのですが、今回は見当たらずでした。
ヤサイの山を切り崩していくのに最高の武器だったんですけどねー。
昔からラーメン二郎を食べたことない人が経験者に「何系のラーメンなの？」という質問をすると
経験者（熱狂的なファン”ジロリアン”）が
「いや、”二郎”は”二郎”だよ。何系とかではなく”二郎”というジャンルの食べ物だよ。もはやラーメンですらないのかもしれない」
と答える（笑）
まあ伝統芸能の域ではありますが、実際何系？って聞かれても困るのは確かです。最近でこそ「二郎リスペクト系」「二郎インスパイア系」なんてのがありますが、”二郎”ありきですからね（笑）
”二郎”は”二郎”というジャンルの食べ物です。
昔は、そのとんでもないボリュームとキッチリ効いたニンニクのおかげで女性受けしないラーメンでした。
独特の雰囲気でなんだか怖い、食べ切れないし、最終的にニオイが。。。ってイメージでしたが、最近はそうでもなくなりつつあるみたいです。
最近はけっこう若い女の子を見かける事もあります。
店舗によりますが「麺少な目」というのをオーダーできるようになっています。食べ切る自信のない方は「麺少な目」をオーダーすると良いと思います。
男性でももちろん「麵少な目」はオーダー出来ます。お残しが一番お店の方に対して申し訳ないと思います。
オーダーに関しては店員さんに話しかけられたタイミングで忘れずに伝えましょう。この時はトッピングはまだです。
ラーメンの種類、麺の硬さ、を先に聞かれます。この時に忘れずに「麵少な目」を伝えます。
トッピングは着席し、ラーメンが出来上がる寸前に店員さんに「トッピングは？」って聞かれますのでその時に唱えます。
自身の分を弁えた行動が出来る人は男性でも女性でも素敵です。
まあ、店員さんの話をちゃんと聞いていればOKです。「麵少な目」だけはタイミング間違えないようにしましょう。
ラーメン二郎と言えば、呪文のような注文ですよね。
ただしこれ、店舗によってルールが違いますのでご注意ください。守らないと怒られるとかはないんですが、知っておいた方が良いと思います。
基本的に”マシマシ”がNGのお店があります。マシマシとはオーダートッピングをマシの上にさらにマシにするコールの事です。
歌舞伎町店は一応マシマシはありみたいです。他のお客さんがオーダーしていました。
店舗によってはチャレンジメニュー的に”チョモランマ”なるのもあるそうです。
ですが昨今のインスタ映えなどを狙ってオーダーするもほとんど食べずに残すなどの迷惑行為が横行したために”マシマシ”NGになっているお店が増えています。
とりあえず、お店に行くときに一度ググると良いと思います。
お金を払ったモノでも作った人の目の前で食べる以上はちゃんと感謝をもって食べ切り、ご馳走様というのが、礼儀やマナーというものです。
コーヒー店のスターバックスでも呪文のようなオーダーが一時期はやりましたが、呪文唱えたいだけのオーダーはやはり迷惑でしかないと思います。
やはり現在コロナ禍という事でいろんなラーメン屋さんが取り寄せ、宅配、デリバリー、通販、出前、ウーバーイーツを活用している中、ラーメン二郎はどうだろう？
残念ながら、店舗以外での一切の提供はしていない様子です。
リスペクト・インスパイア系のお店では受け付けているようです。
店舗での食事が気になる方、また地方の方はリスペクト系・インスパイア系でも非常に二郎に近い味を再現しているお店もあるのでお試しは全然ありだと思います。
”二郎”自体では、店舗でコロナ感染拡大を避けるために、
などで対応しています。
住所:東京都新宿歌舞伎町2-37-5 日新ビル 1F
TEL：03-3205-1726
営業時間：11:30～翌3:00 日曜営業（現在は基本10：00～20：00）
定休日：水曜
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。