2025年12/21㈰にTOHOシネマズ新宿にて鑑賞してきました!!
感想や解説していきたいと思います。
※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。
2025年公開のジェームズ・キャメロン監督『アバター』シリーズの第3作目。
新たなしかも悪役となるナヴィの部族アッシュ族が登場と、エイワへの接触など注目点が多い作品となっている。
舞台は、神秘の星パンドラ──地球滅亡の危機に瀕した人類はこの星への侵略を開始。アバターとして潜入した元海兵隊員のジェイクは、パンドラの先住民ナヴィの女性ネイティリと家族を築き、人類と戦う決意をする。しかし、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァランは、人類と手を組み復讐を果たそうとしていた。パンドラの知られざる真実が明らかになる時、かつてない衝撃の“炎の決戦”が始まる!
Filmarksより引用
基本的にジェイク一家が移動する→トラブルに遭う→戦う→危機に陥る→近親者が亡くなる→エイワの奇蹟→戦い終わる。という流れ。
これ、2作目も同じだし、1作目もジェイクがナヴィのアバターに転送される事を移動すると捉えれば、まったく同じパターンに当てはまります。
しかもその上3時間という超長い上映時間というのがあり、もっと目新しい展開はないのか?と半ば残念に思ってしまうファンがいる様子。
惑星パンドラのナヴィ族の中では”エイワ”という神に似た概念を持つ存在が信仰されています。
”エイワ”は菌類の様にパンドラの地中に根を張り巡らせて、ネットワークのようなものを構成しています。
そして今作初めて”エイワ”のイメージが登場します。
しかし、それは巨大なナヴィ族の女性のような姿をしていました。
宇宙の遥か彼方のナヴィ族の信仰している”エイワ”がキリスト教のような唯一神のように描かれているのが批判されています。
自然を愛し自然と共に生きるナヴィ族にとって”エイワ”は自然のすべてに宿っているように描かれたシーンもあるのでどちらかというと、多神教や日本の八百万の神々のようなイメージの方が合いそうです。
そこに違和感を感じた人が多かったようです。
タイトルにある「ファイアーアンドアッシュ」がほんの少ししか登場しない上に、火の巫女でもあるアッシュ族のヴァランがほんの少し火を操る(?)描写があるだけで、むしろ森の民オマティカヤ族や海の民メトカイナ族たちの描写がメインなのでタイトルに付けなければならない程の「火と灰」が登場しません。
ふたりの強き父親像を描いている今作。しかしこれって「家父長制」であり、ポリコレがうるさくなった昨今にはあまり相応しくない描き方であると批判を受けています。
「星一徹」みたいのがふたりも登場したら、そりゃもめますわな。
海での戦闘もすごいですが、今回はまた空中戦がまたド派手でカッコイイです。
ナヴィ同士の戦闘も空中で姿勢を目まぐるしく変化させて、とんでもないスピード感で描かれます。
これも3Dで見るとまるでジェットコースターに乗っているような凄まじいアクションになっています。
パンドラの雄大な自然もさることながら、人間たちの大型ローダーや戦闘用の飛行艇などの巨大さも壮大さを引き出しています。
今シリーズの重要なテーマである「家族」「家族的なつながり」はしっかり健在です。
家族への憧れや、家族だからこそのコンプレックスや悩みなども複合的に描かれます。
小作初登場のアッシュ族の族長であり巫女であるヴァランが非常に蠱惑的でエロティックに描かれます。
今まで登場したナヴィ達は自然と共に生きるという欲望を抑える超然とした部族でしたが、ヴァランは憎しみに心を燃やし、恐怖で蹂躙し、欲望のままに奪い取るのです。
もちろん、快楽についても貪欲であり、さらに魅力的でもあります。
惑星パンドラの大気は人間にとっては猛毒であり、吸い続けたらほんの数分で死に至るほど。なのでアバターかマスクが欠かせない。
スパイダーはそんな中エイワとのアクセスにより、アバターもなしに呼吸しフィーラーまで獲得します。
さらにグレイスのアバターから生まれたキリは非常に人間に近い姿をしているのと、エイワにアクセス出来ないという事でナヴィ族として生きる事にしんどさを感じていました。
それがエイワとアクセスする事が可能になり、さらにパンドラの生物たちを使役する事が出来るようになります。
アバターとナヴィのハイブリッドとなるわけです。
家族を求める二人が、同じタイミングでハイブリッドになります。
互いを補い合いながら、成長しつつエイワの真理へと近づいていきます。
今のところ3作品ともスクリーンで3Dで観ている。
今回はIMAXレーザー・HIGH FRAME RATE・3D・字幕で見る事ができました。
現行、3D映像は右目用と左目用の映像を別に撮影したものをメガネなどを使って見せるのですが、この時映像の明るさはそれぞれ半分ずつになってしまいます。
そして結局半分になってしまった明るさの映像を左右それぞれの目で見ている状態になるので、全体の明るさは半分のままになっているんですよね。
しかし4K映像の3Dはその心配がほとんどなく、さらにIMAXレーザーは色幅とコントラストが高いのでむしろ明るくさらに奥行き感、飛び出し感のある映像になっています。
素晴らしい映像体験となりました。
そして物語的には今回も全2作とほぼ同じ展開という事で批判する人もいますが、電八的には映像美と展開やBGMなどできっちり盛り上げてくれるので非常に良かったです。
これは完全に電八的なんの根拠もない憶測です。
この物語はそもそも、ジェイクが「アバター」でナヴィと親交を深めるというとこからスタートしている。でもジェイクはじめ人間たちは”エイワ”を信じていません。
さらにナヴィ達も具体的に”エイワ”の遺志を理解する事は出来ていません。
なので、特にキリはナヴィに対しての”エイワ”のアバターとしてナヴィたちを導く役目を持っているのではないかと思います。
するとキリと愛情でつながったスパイダーは人間に対しての”エイワ”のアバターとなるのではないかと考えています。
そのためにパンドラの環境に適用し、”エイワ”にアクセスできるフィーラーも獲得しています。
これらの意味するところは、家族としてナヴィと繋がり、元々の人間としての生き方や考え方も踏まえつつ、”エイワ”の遺志を人間たちに伝える事が出来るという事だと思います。
「ふたりは”エイワ”のアバター説」どうですかね?十分あり得ると思うんですよね。
しつこいほどに同じパターンで3作描いたのは、基本的にまったく同じテーマで描いていた事が大きな起因となっていたのだと思われます。
ジェームズ・キャメロン監督がインタビューで、「3作目でやっと序章が終わった」と言っています。
つまり、4作目、5作目は恐らく割と大きく違った展開が期待できるのではないかと思われます。
ジェームズ・キャメロン監督が2025年現在、71歳
29年には75歳、31年には77歳となっています。
さらに7部作にしようという話もあるそうです。
彼が生きているうちに最終回を迎えることができるか?
現代映画作品の中で、恐らく最も対策となるこのシリーズ、一見の価値はあると思います。
そして是非とも3Dでの鑑賞をお勧めいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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