【映画を楽しむコツ】vol.64.1 「アバター」【Amazonプライムビデオ】「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」予習記事

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※2022年1月23日に書いた記事を追記修正いたしました。

2022年12月に公開が予定されている続編のために前作を復習していきましょう。

2008年頃から、TV番組や映画は3D映像を楽しむのがトレンドとなっていて3D機能搭載TVが販売されていました。

もちろん、映像制作においても3Dを意識した画作りが行われていました。

その中で恐らく最もヒットしたのが今回紹介する映画「アバター」です。

ちなみにIMAX 3Dで2022年9/23から2週間限定 で『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』劇場公開となっています。

作品概要

2009年公開のジェームズ・キャメロン監督の叙事詩的SF作品。ジェームズ・キャメロンはその他に脚本・制作・共同編集を務めた。

いわゆる集大成ともいえる映画で構想14年、製作4年をかけた超大作。

3Dを意識した絵作りになっているので、理想はやはり3Dで鑑賞することです。

CGを多用したVFX映像が特徴で、アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む9部門にノミネートされ、美術賞、撮影賞、視覚効果賞の3部門を受賞した。

2作目である「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は2022年12月16日に公開予定で、その後の続編は2024年12月20日、2026年12月18日、2028年12月22日に公開予定。

5作目まで予定されています。

ざっくりあらすじ

22世紀半ば、人類は地球から遠く離れたパンドラという星で「アバター計画」に着手していました。

この計画に参加した元傭兵のジェイクはパンドラの先住種族ナヴィの娘・ネイティリと恋に落ちます。

ナヴィの文化や生き方に共感したジェイクはパンドラの環境を脅かす任務に疑問を抱き、この星を救うためのたたきに身を投じる事を決意するが――。

基本設定

西暦2145年、人類は遠く離れた惑星ポリフェマスの最大衛星パンドラに鉱物採掘基地を設置して開発を行っています。

この星は熱帯雨林のような未開のジャングルに覆われていて寧猛な動物たちと”ナヴィ”と呼ばれる先住種族が暮らしていて、森の奥には地球のエネルギー問題を一挙に解決できる希少鉱物の鉱床がありました。

この星の大気は人間には適さないので屋外活動には適していない為、ガスマスクをつけての活動を余儀なくされていました。

そこでナヴィと意思疎通や交渉をするために、人間とナヴィの遺伝子を組み合わせた人造素体「アバター」を製造し、交渉や互いの文化交流を図り希少鉱物の鉱床開発をスムーズに行う計画が行われたのでした。

先住民族との争い

アメリカはヨーロッパからの移住において、もともと大陸にいた先住民を野蛮な民族として、追いやり戦争になった歴史があります。

もちろん、この映画はその辺を描いています。このモチーフはアメリカの映画では結構多用されています。

それは、『建国のための聖戦』として描くか、『残酷な人種差別による虐殺』として描くか、と言いう事で大作や問題作に使用されるテーマです。

日本で言えば、「開国派」と「尊王攘夷派」をどちら側の目線で描くかという事と似た感覚なのだと思います。

文化的な感覚として歴史観が非常に重要な要素になっている事を感じさせます。

「アバター計画」の有用性の高さ

本作中に出てくる「アバター計画」は、分野として今現在すでに研究されているモノです。

身体が不自由だったり、移動に耐える体力がない人々に対して大きな影響を生むモノです。

意識を仮の身体である「アバター」に移植して、自由に動き回れるようになるという事です。

また劇中のように空気が猛毒であったりという、過酷な環境下でも活動できるようになります。

本来の肉体に囚われない活動や作業、大きく言えば生きていく事が可能になるわけです。

いわば、仮想現実と拡張現実の技術を最大限応用したモノです。

生体パーツでアバターを製造するのは、恐らく現在では倫理的な問題があって実現は難しいかもしれないですが、これが実現できれば、身体障害者という概念はなくなっていく事でしょう。

それが証拠に劇中の主人公・ジェイクは本来の肉体は両足が動かないという障害を持っていますが、ナヴィ族のアバターでは自由自在に動き回ります。

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3D(立体的)映像に関して

本作が公開された頃は2度目の3Dブームで、他にもたくさんの作品が3Dで上映されたり、BDソフト化されています。

しかし、予算の都合上、2Dで撮影したものをコンピュータを使用して3D映像に見えるように加工したモノも少なくありませんでした。

本作の監督ジェームズ・キャメロンは「3D映画を撮影したいならば、3Dカメラを使用して撮影するべきだ」と言っています。

カメラ自体が3D映像を撮影するためのモノを使わなければ、あくまでも「3Dっぽい」だけで、奥行き感や立体感は損なわれてしまいます。

本作は、撮影チームが2台のカメラを連携させて撮影できる特殊な3Dカメラを開発して撮影に臨んだとの事です。

今となってはほとんど観る事がかなわなくなっていますが、機会があるのであれば1度はご覧になっていただきたいと思います。

TVはもうなくなってしまいましたが、3Dスクリーンを楽しめる映画館はまだあります。リバイバル上映があったら是非に。

ちなみに2022年9/23から2週間限定で『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』を劇場公開しています。

メカニックデザインや影響を受けた作品など。

ジェームズ・キャメロン監督は割と似たデザインのメカが好きなようです。

「エイリアン2」に登場する着陸船などに近いデザインのメカやヘリコプターのようにローターを旋回させて自在に飛行するメカも出て来ます。

この辺りはジェームズ・キャメロン監督が実は日本のアニメ・コミックス愛好者で、「攻殻機動隊」や「銃夢」などにけっこうな影響を受けている事が原因のようです。

「銃夢」に至ってはイメージを投影したテレビドラマ「ダーク・エンジェル」を脚本・製作総指揮し、映画「アリータ: バトル・エンジェル」で「銃夢」を映画化し脚本・制作で参加しています。

また、AMPスーツは「エイリアン2」のパワーローダーを元にしています。しかもパワーローダーの元ネタが「未来少年コナン」に登場する作業メカのロボノイドです。

大破壊と主人公カップルの苦境

まずは基本的に核爆弾をモチーフにした大破壊が起きる映画をよく撮る監督です。「ターミネーター」シリーズや「エイリアン2」などです。

原水爆反対のメッセージはもちろんありますが、基本的に大爆発が好きな監督なんですね。

また、主人公カップルがかなりの確率で敵対しているグループにそれぞれが属していたりと、恋をするのにかなりの苦労を強いられる設定になっている事が多いです。

代表作「タイタニック」では階級の違いに苦しめられていたり、「ターミネーター」も歴史干渉の恐れに苦しみ、結ばれますが両方とも男性は亡くなってしまいます。

本作も人種の違い、文化の違いに苦しみます。

この作品に関しては最終的に主人公はナヴィの英雄になり、ネイティリとの恋は認められます。

2作目以降は2人の恋の行く末はどうなっていくのかというのも見どころの一つではあります。

ただ、公開から10年以上経過していますので、元々の俳優陣がそのまま出演というのもどこまで実現できるのかという処もあり、気にかかるところです。

おまけ

ナヴィのデザインはジェームズ・キャメロンの母親が夢で背丈が12フィート(4mほど)の肌の青い女性を見たという話しが元になっているそうです。

また監督自身がヒンドゥー教のデザインなどが好きで、ヒンドゥー教の神々につながっているブルーという色もいいと感じてデザインが決定されました。

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3Dテレビ全盛時の公開で、BDソフト化される時にはパナソニックと提携していました。

2010年~2011年当時は3Dテレビを購入すると各メーカーで3Dメガネが無料でもらえたり、3DBDソフトがもらえる特典がありました。

パナソニックも3Dテレビ購入特典として3Dメガネと「アバター」「ボルト」などの3D映画ソフトがもらえました。

しかも特典専用の非売品ソフトの「アバター」には中にパナソニック3Dテレビで鑑賞するにあたっての最適画質設定を記載した用紙が封入されていました。すごいのが購入したテレビの機種ごとの最適設定が記載されています。

しかし、テレビの3Dは衰退します。メガネを掛けなければならない事と4Kという超高画質による立体映像のような没入感が得られるようになってきたためです。

仕組み上、3Dは明るさが半分になってしまうので、高画質を目指すと3Dは断念せざるを得なかったそうです。

ちなみにただいまAmazonプライムビデオでレンタル配信中です。

アバター (字幕版)
「タイタニック」を超えて世界興収歴代1位!!あのパンドラへ帰ろう。

ディズニー作品なのでDisney+では見放題配信。

以上となります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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