小説、映画、ドラマなどの作品で「フィクション」だとか「ノンフィクション」だとか言いますよね。
あと、テレビ見てるとたまに「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」というテロップが映されることがあります。
これはいったい何のことを言っているのか疑問に思われている方もいらっしゃると思います。
今回はこれをざっくり説明してきたいと思います。
「フィクション」の意味を調べてみると、
つまり、想像上の物語のことであり、事実ではないもののことを言います。
「ノンフィクション」はその対義語になっています。
事実に基づいているものを指します。本当にあった事件や歴史的出来事などを背景にしています。
テレビを見ていると「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」というテロップが表示されることがあります。
特に多いのが刑事ドラマなんかにはよく表示がでます。
これは犯人の名前が実在している人と同名だったり、同名義の会社などが不正を働いていたなんてドラマを描いた場合、犯人扱いされた人や会社などに迷惑が掛かります。
さらに言えば名誉棄損で訴えられることもあります。
なので、「この物語は事実じゃない」し、「例え同名だったとしても実在の人や団体とは一切関係ない」ということを先に断って放送しているわけです。
いわゆる、防護措置というわけです。
しかしすべての作品がテロップを表示させるわけではありません。
例えばアニメ作品なんかの場合、誰が見ても当然これはフィクションであると分かります。
そういった作品は別に表示させる必要がないわけです。
きっちりとした取材に基づいた事実関係を、著書や作品に反映させる「ノンフィクション」モノ。
これは敵を作ることが多いです。
極端な話で言えば、とある国での出来事をそのまま描いたとします。
それがその国からしたら対外的に非常によろしくないものだったとすると、いろんな圧力をかけて出版や公開を控えさせようとしたりします。
たまにジャーナリストが捕まって処刑されてしまうなんてニュースがありますが、利害対立した場合には報復を恐れなければならないわけです。
例え、自分たちにとっての「正義」だったしても、それは相手にとっては「悪」であることもあります。
だからこそ、「ノンフィクション」の場合は公開するのに勇気がいるんですよね。
よく、イニシャルトークなんてのがありますよね?
「某有名企業が…」「TさんがSさんと不倫…」などです。
出来るだけ実名などをハッキリさせずに事実を伝えるやり方です。
このやり方の利点は、具体名を出していないので、もし本人や団体が訴えても「別人や別団体の話」だと言い逃れが出来ることです。
それと同じでフィクションではあるが、映画やドラマで実際の名前や名義をもじって描く場合があります。
「事実はこうだった」というのを匂わす方法です。
この記事では以下のことを書きました。
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