1985年公開、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、リチャード・ドナー監督の冒険作品。
シンディ・ローパーが主題歌を担当しているのも話題に。映画とのタイアップで作中でもシンディ・ローパー自身がテレビ画面内でこの曲を歌っているシーンが登場し、本曲のMV映像も映画を元にした内容になっています。
今回は珍しく一切ストーリーに触れておりません。ネタバレはございませんので安心して記事をお読みください(笑)
子供たちの冒険を描いた作品群をジュブナイルと呼びますが、この映画がいわゆるその後のジュブナイル作品のテンプレートになったのでは?といわれています。
もちろん、マーク・トウェイン著「トム・ソーヤーの冒険」や「ハックルベリー・フィンの冒険」などの作品が大きく影響したでしょう。これらの作品がアメリカ文学における子供だけの大冒険活劇の伝統的なスタイルという事なのでしょう。
実際、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグはマーク・トウェインの大ファンだったそうです。
これは一言で言うと「普通の冴えない子供たち」しか出て来ない事でしょう。何か特技や突出した能力のある子どもは一人も出てきません。
ある程度得意だったり好きだったりかもしれませんが、基本的に役に立たない、大したことのない能力、まあざっくり「普通の子たち」です。
つまり1985年当時の子供たちはこの映画の冒険を自分たちにも起こり得ることとしてリアルに感じる事が出来たという事なんですね。
時代的にも、日本で言えば戦後最大の好景気いわゆる「バブル」真っ只中で、一家に1台ファミコンがあるくらい普及し、映画は明るいバカ映画で面白おかしく笑う、そういう時代で子供たちは未来や未知の存在に憧れを抱いていました。
そこで天才児でもなく、怪力の持ち主でもなく、俊足でもない主人公たちが大冒険をするというシチュエーションにハマっていったのは当然のことだったと思います。
それをスピルバーグが子供の目線・立場になり、決して子供だましな噓をつかず、大人からの説教じみたメッセージを一切排除して創った結果、当時の子供たちの記憶に強烈な印象を残す結果につながったのでしょう。
自分も劇場に足を運んで鑑賞いたしました。大好きな映画のひとつです。
1986年にKONAMIからアクションゲームが発売されました。
日本では任天堂ファミリーコンピュータ用のソフトとして発売されたものがヒット。
その他アーケード版やパソコン版もありました。
これ面白かったんですよねー♪
という事ですごい人ばかりが集まって製作された映画という事です。面白くない訳がない映画なのではないでしょうか。
ちなみにAmazonプライムビデオとU-NEXTで見放題コンテンツになっています。
この映画はまあ外れない映画だと思いますので一度ご覧いただくと良いと思います。
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