2022年9/16(金)の金曜ロードショーにてジム・キャリーの「マスク」が放映されるという事で、懐かしくて復習してみました。
ジム・キャリーならではのぶっとびコメディ作品です。
1994年公開のチャールズ・ラッセル監督作品。
ジム・キャリー主演で不思議な力を持った謎の怪人が大暴れする。
ヒロインのティナ役は当時演技の経験が全くなかったキャメロン・ディアス。
この作品で大抜擢され世界的なスターの仲間入りを果たします。
アニメ作品「トムとジェリー」を意識したCGなどの特殊効果を使った表現でスラップスティック・コメディ作品となっています。
目玉や心臓が飛び出すような映像はそのためです。
銀行員スタンリーは窓口で出会った歌手のティナという美女に一目惚れするが、お人好しで気が弱く冴えない彼は彼女の前で醜態をさらし、彼女の目の前でゴミを溺れた人だと勘違いし池に飛び込んでしまいます。
その時にゴミの中に不思議なマスクを見つけ持って帰ります。
不思議と惹きつけられてマスクをつけると緑の顔の超型破りな超人マスクになってしまいます。
気分は高揚し、思ったことがすべてうまく運べてしまう。
彼の中の本性を過激に引き出して、彼の大暴れが始まります。
上記でも書いたのですが、アニメ作品「トムとジェリー」を非常に意識してマスクの特殊映像が作られています。
アニメ特有の超オーバーアクションにリアクション。
これを実写にしてしまうことで、ものすごく新鮮なギャグアクションに昇華されています。
そして何よりすごいのが、マスクの超オーバーアクションに負けない、ジム・キャリーの演技です。
素のスタンリーの時のオドオドした感じも、マスクになってからの怪演もたったひとりの演技なんですよね。
いや、ホントにすごいです。
ジム・キャリーの全力の演技が余すところなく引き出されている作品だと思います。
この作品でデビューして、しかもヒロインという大抜擢で世界的に売り出されたキャメロン・ディアスはその後も女優としてのキャリアをしっかりと積んでいきます。
ただ、大女優になる片鱗は今作で遺憾なく発揮され、可愛さもセクシーさも一流なのを見せつけてくれます。
この時、21歳の彼女ですが、最高に可愛くてセクシーなんですよね。
この後「普通じゃない」や「メリーに首ったけ」などヒット作にも恵まれます。
2000年の「チャーリーズエンジェル」で最高潮に達し、さらにトム・クルーズと共演した「バニラ・スカイ」ではその演技力がしっかりと認められます。
マスクのパワーは北欧神話の神様のひとりロキによるパワーです。
ロキは災いの神とか、イタズラの神などと言われています。
設定では、マスクを封印したのは北欧のヴァイキングです。
これは『ヴァイキングがコロンブスよりも前にアメリカ大陸を発見していた』という説に基づいているそうで、ヴァイキングがマスクを後のアメリカ大陸に封印する未公開シーンがDVDの特典映像として収録されています。
なお「マスク2」では、北欧神話の神々を主要キャラクターとして登場させることでこの設定を前面に出しています。
また、マーベルスタジオの「マーベルスーパーヒーロー」シリーズに登場するマイティ・ソーの弟、ロキも元ネタは一緒です。
スタンリーの飼い犬として出演したジャック・ラッセル・テリアのマックスは、
映画『クリムゾン・タイド』でジーン・ハックマン扮する主人公の飼い犬としても映画出演を果たしています。
さらに自動車整備工場は『ゴーストバスターズ』で使用されたビルと同じものです。
細かいところですが、分かると「フフッ」と思える小ネタです。
周囲の人に得意顔で自慢げに話すほどのことではありませんが。。。(笑)
ちなみにAmazonプライムビデオではレンタル配信中、U-NEXTでは見放題配信中です。
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