皆さんは「スーパーマン」というヒーローがどんなヒーローか詳しくご存じだろうか?
なんとなく「空を飛び、怪力で、その正体は新聞記者のクラーク・ケント」くらいですかね?
幼少の頃映画を観て衝撃を受けました。スケールの大きさにクラクラしたものです(笑)
実はヒーローたちは少し深堀りすると面白いので、より楽しめるように少し深堀してみようと思います。
※2022年2/19に情報追記しています。
※2025年6月21日に記事の追記修正を行っています。
1938年コミック誌アクションコミックスで初登場。
キャッチフレーズは「空を見ろ! —鳥だ! —飛行機だ! —いや、スーパーマンだ!」(Look! Up in the sky! It’s a bird! It’s a plane! It’s Superman!)
1948年「連続活劇スーパーマン」が実写映画第1作目。
1979年「スーパーマン」が世界的に大ヒット。4作目まで製作されます。
2006年「スーパーマン リターンズ」。
2013年「マン・オブ・スティール」が公開。これも大ヒット。
その後「マン・オブ・スティール」の世界観を継いだ映画・ドラマ作品が製作されて現在に至ります。
DCヒーロー作品もマーヴェル作品と同じように「アース」というマルチヴァースに似た概念でいろんな世界線があるという設定になっています。
スーパーマンの物語は、彼が故郷クリプトン星の滅亡から逃れ、地球に送り届けられた「カル=エル」という赤ん坊であったことに始まります。地球でジョナサンとマーサのケント夫妻に拾われ、「クラーク・ケント」として育てられた彼は、両親から人間としての価値観と、超能力をどのように使うべきかを学びます。
彼の故郷クリプトン星は高度な科学文明を持っていたが、滅亡の危機に瀕していた。科学者である実父ジョー=エルと実母ララは、幼いカル=エルをロケットに乗せて地球へと脱出させた。
物語の初期設定では、クリプトン星の滅亡は避けられない運命であったことが強調される。
「行ってらっしゃい幸運を!息子よグッドラック!」と、ジョー=エルが息子に語りかけるシーンは、彼の親としての愛情と、避けられない運命への諦めが描かれている。
後のオリジンでは、両親の感情表現がより希薄に描かれ、「クリプトンはもう終わる。それよりもこの世界から1つでも何かの希望、そして何かの遺志を残さねばならない」という科学者としての使命感が強調されることもある。
地球でクラークを拾い、実の息子のように育てたのがジョナサン・ケントとマーサ・ケントである。彼らはクラークに「クラーク・ケント」という名前を与え、彼の強大な力を人間社会のために使うよう教え導いた。
特にジョナサンは、クラークがその力によって他人を圧倒したり、優位に立ったりしないよう繰り返し諭している。「必要以上に自分の力を使ってはいけないと。君がその力を使えばその力を持っていない誰かが自分が劣っていると思うかもしれないじゃないか」という言葉は、彼の道徳的指針の根幹をなす。
マーサは、彼のために手作りのスーパーマンスーツを作るなど、温かい愛情でクラークを支える。
「私は君をここにとめておくことができなかった。だが君はこの世界に必要な大きな大きな存在だ」というジョナサンの言葉は、クラークの使命感を象徴している。
「スーパーマン」という名前は、彼の能力と役割を端的に表すものである。初期のオリジンでは、父親のジョナサンが「君は今日からクラーク・ケント!そうクラーク・ケントでありスーパーマンだ!覚えておきなさい君はスーパーマンだ!!」と名付けたとされる。
彼の胸にある「S」のマークは、初期には「スーパーマンのS」を意味したが、後にクリプトン語で「希望」を意味するエル家の紋章であると設定が変更された。この「S」はDCユニバースの最初のロゴにも採用されており、「こっからもうスタート切るぞ」という意図が込められている。
スーパーマンには、コミックの長い歴史の中で様々なオリジン(起源の物語)が存在する。「アース2」「アース1」「ニューアース」「プライムアース」など8つものオリジンが存在し、時代や作家によって設定がコロコロ変わることが言及されている。しかし、基本的な骨子は「クリプトン星の滅亡」「地球への漂着」「ケント夫妻による養育」で一貫している。
クラーク・ケントとしての日常は、彼がスーパーマンとして活動する上での隠れ蓑であり、また彼が人間性を保つための重要な要素である。デイリー・プラネット紙の記者として働く彼は、そこで様々な人々との関係を築く。
スーパーマンのロマンチックな相手であり、最も重要なヒロイン。初期の出会いでは、クラーク・ケントの頼りなさにロイスが失望する一方で、スーパーマンに救われたことで彼に魅了されるという対比が描かれる。
彼女は好奇心旺盛な新聞記者であり、スーパーマンのスクープを追いかける中で、彼に度々助けられることになる。
「ロイス・レインはずっとロイス・レインだ」と語られるように、彼女のキャラクターは長年にわたって変わらず、最終的にクラーク・ケントと結婚する。
彼女の父サム・レイン将軍は、スーパーマンを敵視しているため、ロイスの結婚に反対していたという背景もある。
ドラマ『スーパーマン&ロイス』ではクラークと結婚後、2児をもうけ家庭を築き、家族の成長や葛藤などが描かれている。
カメラマン。スーパーマンの親友であり、彼が困った時には特別なシグナル(Gの音)で助けを求める。しかし、そのシグナルを不要な時に使うため、スーパーマンに怒られることもある。コミックによっては、アトランティスの兵器の影響で一時的に巨大なカメになる「タートルマン・オルセン」という異形に変身することもある。彼はスーパーマンを「相棒」と呼び、守るべき存在として尊敬している。
ドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』(2015年 – 2021年)ではガーディアンというヒーローとしても活躍します。
デイリー・プラネット編集長。クラークにとって「本当の父親よりも父親みたいな存在」であり、厳しくも温かく彼を見守る。メディア業界の変化に直面し、自信を失う時期もあったが、クラークがスーパーマンであることを明かすことで、無言の感動的なシーンが描かれる。
新しいコラムニスト。クラーク・ケントに一目惚れするブロンドの女性で、積極的にアプローチをかける。彼女にはアダムという息子がおり、シングルマザーである。スーパーマンは彼女の息子を救うことになるが、後に悲劇的な事件に見舞われる。
ドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』(2015年 – 2021年)ではナショナル・シティでキャットコー・メディアという大手メディア企業のCEOとなっています。
スポーツ記者。元プロフットボール選手で、クラークをバカにする体育会系キャラクターとして描かれる。ブースター・ゴールドの大ファンという一面も持つ。
スーパーマンの敵は多岐にわたるが、特にメジャーなキャラクターとして「レックス・ルーサー」「ゾッド将軍」「ドゥームズデイ」「ブレイニアック」「モングル」「マンチェスター・ブラック」「トイマン」が挙げられる。
スーパーマンの最大の宿敵であり、知的な悪役。オリジンによって設定が大きく変わるが、彼の胸のアーマーはクリプトンの衛兵のものを改造したものであることが多い。今回は詳細な説明が割愛されたが、「絶対」の敵として認識されている。
天才頭脳の持ち主であり、巨大企業レックス・コープの経営者。社会的にはフィランソロピストとして認知されていますが、打倒スーパーマンに命をも賭けます。
クリプトン人であり、ジョー=エルの同僚(軍事部門)。クリプトン星の滅亡前にファントム・ゾーンという牢獄に収監されており、皮肉にも生き残った。地球に到着するとスーパーマンと同じく黄色い太陽の力で超能力を得る。
「ポコリスタン」という内戦が絶えない小国を支配していたことが描かれ、スーパーマンとの激しいバトルを繰り広げる。この戦いでは、ゾッド将軍の首を折ってスーパーマンが勝利する場面もあるが、クリプトン人は簡単には死なないことが示唆されている。
後に「ニュークリプトン」の軍事最高権力者となる。
スーパーマンを殺した唯一の存在。登場時には「ドゥームズデイヒア」という言葉だけで恐怖が煽られ、ジャスティス・リーグを壊滅させるほどの力を持つ。
スーパーマンとの最終決戦はメトロポリスの街中で繰り広げられ、ロイス・レインとの別れのキスを経て、スーパーマンはドゥームズデイとの壮絶な殴り合いの末に死亡する。
ドゥームズデイの最大の能力は「死なない」こと。殺されるたびに、殺した相手よりも強くなって復活するというチート能力を持つ。
惑星コル出身の宇宙人で、本名はブリルドックス。彼の目的は「コレクション」であり、様々な星の都市を瓶詰にして収集する。
彼の宇宙船は「スカルシップ」と呼ばれ、カンドールなどのクリプトン星の都市も瓶詰にされている。
ブレイニアックの弱点は「微生物」であり、コンピューターに接続するためのケーブルに微生物が入ると機能停止する。
「ウォーワールド」という戦いのみが存在する星を支配する宇宙人。スーパーマンと互角以上の腕力を持つ「むちゃくちゃ強い」敵として描かれる。
モングルに育てられた子供は、その環境の影響を受けてモングルと同じような姿と性格になることが示されている(モングル2世、モンガル)。
胸にイギリス国旗のデザインがあるヴィランで、テレパシー能力を持つ。特に「妄想の空間に送り込む」能力に優れ、DCユニバースで最も強力なテレパシー能力者の一人とされる。
日本のジャスティス・リーグを全滅させるほどの残虐性を持つ「ザ・エリート」というチームのリーダー。
スーパーマンは彼のテレパシーを「目があるからね」「真実しか見えない」と言って跳ね除け、ヒートビジョンで彼の脳の一部を破壊し、能力を奪った。
後にスーパーマンによってクリプトンの科学技術で治療され、ヒーローチーム「オーソリティ」の一員として活動するようになる。
おもちゃを操るヴィラン。ウィンスロー・ショットが本名。おもちゃを使った犯罪を繰り返し、刑務所から脱獄を繰り返す。
自作のスーパーマンフィギュアを自慢したり、巨大な食い倒れ人形を作って襲ってきたりと、おもちゃに対する異常な執着を見せる。
キャット・グラントの息子アダムを誘拐し、監禁する。アダムは後にトイマンによって殺害され、この事件はキャット・グラントに復讐の念を抱かせることになる。
3代目はなんと日本人の岡村広(オカムラヒロ)。
スーパーマンの物語は、単なるヒーローの活躍に留まらず、彼の起源に根ざしたアイデンティティの探求、人間社会における人間関係の構築、そして彼が直面する多種多様な敵との戦いを通じて、正義と希望という普遍的なテーマを深く掘り下げています。彼のキャラクターは長年の歴史の中で多くの変遷を遂げていますが、その核となる部分は常に受け継がれてきました。これらの要素が組み合わさることで、スーパーマンは世界中で愛されるアメコミヒーローとしての地位を確立しているのです。
精神的に非常にもろい部分があるヒーローです。
テレパシーで操られたり、頭のいい敵に言いくるめられたりします。
さらに彼の精神状態はコスチュームの色の鮮やかさとしても表されることがあります。
精神的に参ってしまいどん底状態の時にはコスチュームがくすんだ色になり、どん底状態を脱するとその晴々とした気持ちを表すかのようにビビットで鮮やかな色になります。
また『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』のラストシーンでは恋人ロイスを失い闇堕ちしてしまい、人類最大の敵となってしまいます。
無敵で無限のパワーを持つ、絶対に敵にはしたくない存在と言えるでしょう。
クリプトンのスーパーマンの家族であるエル家の紋章で、意味としては「希望」を意味します。また「S」の字をさかさまに書くと「復活」という意味になるそうです。
「スーパーマン プライムワンミリオン」という想像できることは何でも出来てしまうという、現実改変能力を持った神のようなスーパーマンがいます。
能力的には
スーパーマンの恋のお相手と言えば、もちろんクラーク・ケントの同僚ロイス・レインです。彼女とは後に結婚して家族となります。
ですが、実は映画以外の作品では他の女性たちに恋していたこともあったのです。
高校時代にはロイスの親友ラナ・ラングに恋に落ち、10代の時には“レギオン・オブ・スーパーヒーロー”のメンバーであるサタンガールに夢中。さらに一時期、ワンダーウーマンに思いを寄せていたこともあります。
この影響なのかは謎ですが、日本のアニメ作品『プロジェクトA子』では主人公A子の両親がどう見てもワンダーウーマンとスーパーマンに見える設定になっていました。
アメリカのヒーローを扱うコミック出版社の2台巨頭がこの2社です。
DCコミックスで有名なヒーローはスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、ザ・フラッシュ、などです。
マーヴェルコミックスではスパイダーマン、ハルク、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、マイティ・ソーやX-MENなどです。
両方ともたくさんのヒーロー、ヒーローチーム、ヴィラン(敵役)が存在しています。その中で最強のキャラクターは誰なのかなどいろんな考察がされています。
例えば、「怪力No.1」は誰か?など考えると面白いですよね。スーパーマンなのか、ハルクなのか?それともX-MENのヴィランのジャガーノートなのか?
知れば知るほどに深いのが面白いところです。
とりあえず、このくらい知ってたら一般的には、かなりスーパーマンについて詳しく知っていることになると思います。
映画、ドラマ、コミックスとたくさんの作品があります。どれを見ても楽しめると思います。
「空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!いや、スーパーマンだ!!」
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