みんな大好きなイケメンアクション俳優トム・クルーズ。
代表作として「ミッションインポッシブル」シリーズがありますが、彼の代表作にして出世作の「トップガン」の続編が2022年5/27に公開致しました。
タイトルは「トップガン マーヴェリック」です。「マーヴェリック」は主人公のコールサインなんですが、もちろん主演トム・クルーズで、マーヴェリック役での出演です。
というわけで、今回は映画「トップガン マーヴェリック」についての予習という事で映画「トップガン」をおさらいします。
この記事を読んでおくだけで、さらっと予習が出来てしまいます。
今なら、動画配信サービスにて「トップガン マーヴェリック」のド迫力の映像をお楽しみいただけます。
動画配信サービスについては以下の記事で詳細を紹介しています。
よりしっかり楽しむためには旧作は見ておいた方がよいです。
旧作を観ずに「トップガン マーヴェリック」を見ても楽しめるようにはなっています。
物凄い迫力や、テンポのいいストーリー進行などで楽しめちゃう作りにはなっています。
しかし旧作からの細かいオマージュがちりばめられ、人間関係などが理解できているとより感情移入もしやすいです。
思わぬところでの感動があります。
よりしっかり楽しむためには見ておいた方が良いと思います。
1986年公開のトニー・スコット監督作品。製作にドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマー。
主演はトム・クルーズ、ヒロインにケリー・マクギリス。
世界的に大ヒットとなり、トム・クルーズは一躍スターに。
まだ若手俳優だった助演のヴァル・キルマー、メグ・ライアン、アンソニー・エドワーズ、ティム・ロビンスらもこの作品によりチャンスをつかみスターになりました。
またケニー・ロギンスによる主題歌「Danger Zone(デンジャーゾーン)」も世界的に大ヒットして今でもTVのCMなどに使われたりします。
戦闘機・F-14トムキャットを天才的な直観力で自在に操るピート(コールサイン=マーヴェリック)。
マーヴェリックは一匹狼の意。
マーヴェリックと相棒レーダー要員のグースはその腕を買われ、精鋭中の精鋭を鍛え上げるミラマー海軍航空基地のエリート航空戦訓練学校、通称トップガンに配属される。
訓練を受けつつ、教官のシャーロット(チャーリー)と恋愛関係に。
訓練中の事故により相棒グースを失うが、マーヴェリックは落ち込みつつも訓練校を卒業する。
だが、その卒業式謝恩会の最中に緊急出動が掛かる。
超音速飛行で戦闘域に着くと、2機だと聞いていた敵機が実は5機で猛烈な攻撃にさらされてしまう。
しかもグースの死に対する自責の念などがマーヴェリックを襲い戦闘域から離脱してしまうが、味方の激励により戦闘復帰。
そこでいままで一匹狼でやって来たことを撤回した。
その上で味方機とチームとして連携することで4機を撃墜、1機を撤退に追い込んで勝利する。
この戦闘でマーヴェリックは一人前のパイロットに成長した。
当時はもちろんCGなどは簡単には扱えない技術でした。
そしてこの作品のすごいところは戦闘機の飛行シーンや戦闘シーンなどは冒頭の背面飛行のワンカットを除き、すべて実機を実際に飛ばして撮影しています。
アメリカ海軍の協力の元、すべて当時の現用戦闘機を使って撮影された本物の映像が盛りだくさんの作品です。
本物だけにすごい迫力で、スクリーンで見た時には身体に力が入ってしまって、鑑賞後はまるでジェットコースターに乗った後の様でした。
映画館でシートが動くわけでもないのに振り落とされないように足を踏ん張って見たのはこの映画くらいです(笑)
「トップガン」でマーヴェリックたちが搭乗する戦闘機はF-14という戦闘機で通称がトムキャットと呼ばれています。
この機体は最速でマッハ2.34も出せるすごい機体です。
しかも高速で長距離運用できるのでドッグファイトも爆撃も出来る便利な戦闘機でした。
もっとも特徴的なのが、その可変翼です。
翼の角度を可変させることで、小回りを利かせたり、逆に直線的に最速で飛んだりとシーンに合わせた飛行が出来ます。
この映画は海軍の全面協力を取り付けたからには絶対にヒットさせねばならなくなってしまいました。
そのために、現実ではあり得ないことを描き、アメリカ人が大好きな物語に仕立て上げる必要がありました。
それは「学園青春ストーリー」です。
学園を海軍に、アメリカンフットボールを戦闘機に変えて、パイロットたちの青春と成長の物語に仕立てました。
そのために現実ではあり得ないことも撮影されました。
倉庫でのブリーフィングは講義、民間からの女性教官は学生たちのマドンナ的な美人教師、さらにビーチバレーのシーンやロッカールームのシーンなどで主人公たちの肉体を見せつけます。
まず倉庫でのブリーフィングは非常に危険なのであり得ません。稼働可能な戦闘機の整備や出撃行動の邪魔になってしまいます。
後ろに止まってる戦闘機がエンジンをオンにした途端に、ものすごい轟音でブリーフィングどころでなくなるばかりか、こちらにノズルが向いたら可燃性のものはすべて発火してしまいます。
書類も洋服も燃え、プラスティックのデスクとチェアーは溶け、人間は吹き飛ばされた挙句に大火傷を負います。死傷者を出しかねません。
女性教官はいますが、民間企業から出向してくることはなく、教官は必ず軍所属の人員です。
これは軍事機密の漏洩を防ぐセキュリティ面を重視してのことです。そしてもちろん最も戦闘機・戦略戦術・メカニック整備・技術など、多方面でより詳しいのは当事者の軍人であります。
そしてもっとも軍から失笑をかったのが、ロッカールームのシーンです。
そもそもパイロットともなると少尉以上のクラスになるので個人オフィスが与えられています。
ロッカールームをみんなで一緒に使用することは基本的にあり得ません。個人オフィスには備え付けのシャワーもトイレもあります。
完全にあり得ないのですが、協力した海軍担当者たちは軍への志願者増加のために苦笑いしながら協力したそうです。
しかし、その甲斐あって「トップガン」は世界的に大ヒット!
結果的に軍への志願者は爆増しました。
この作品のあと、ファッションとして、マーヴェリックが着ていたフライトジャケットが大流行します。
アメリカ空軍や海軍の払い下げ商品などの本物のフライトジャケットMA-1がもてはやされ、それに似たジャケットが巷ではたくさん販売されました。
男性だけでなく、女性がダボっとした感じで羽織るのも流行りました。
そしてレイバンのサングラスも大流行でした。他の作品でもカッコいい、ハードボイルドなキャラクターはレイバンのサングラスをしている事が多くなりました。
主題歌:『Danger Zone』(デンジャー・ゾーン)
歌:Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)
この作品はこの曲なしでは語れません。
冒頭からインパクト強く、印象に残る曲です。
歌詞の意味はストレートに「危険地帯へ突っ込め!」っていうのと、戦闘機を「彼女」に見立てたセクシャルなイメージとダブルミーニングな感じ。
世界的に大ヒットしていろんな影響を残した作品だと言えます。
若手俳優たちの出世作であり、音楽やファッショにも影響を与えました。
そして何よりもイケメン俳優・トム・クルーズを確立した作品です。
そして続編「トップガン マーヴェリック」はマーヴェリックがトップガンの教官として帰ってくるみたいです。楽しみです!!
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