いや~、ここのところホントに寒くて熱々のラーメンが食べたいと思い、激戦区新宿小滝橋通りへ。
以前、日の屋カレーだったところになんと2021年12/22にオープンしたなんでんかんでんにお邪魔致しました。
◆なんでんかんでん(公式サイト)
いわゆる博多ラーメンということで、豚骨スープ。他のお店に比べるとクリーミーで茶色がかった濃いスープだが、けっしてしつこくない。塩味もちょうどよくて美味。
麺は極細ストレート麺で基本が固ゆで。ゆでが普通でも十分に固くて歯応え抜群。また小麦粉の香りが良い。
サラッと食べられてしまうので他のお客さんもほとんどの人が替え玉をオーダーしていた。替え玉も麺の固さが選べます。
トッピングはキクラゲ、ネギ、チャーシュー、と名物のプリント海苔。
スープの塩味にネギの甘味があう。キクラゲはショキショキと食感よくて麺との相性もばばっちり。チャーシューはトロっとした柔らかさと脂の甘味が美味。
博多豚骨ラーメンと言えば、テーブル調味料です。なんでんかんでんのはやはり定番中の定番が揃っています。
ゴマ、返し、ニンニク、辛子高菜、紅ショウガです。お好みで味変しながら食べましょう。
通常時スープは十分に味がしますので返しは替え玉でスープが薄味になって来たら使うと風味が変わってうまいです。
住所:東京都新宿区西新宿7-9-15 新宿ダイカンプラザビズネス清田ビル 1F
TEL: 03-5937-6326
営業時間:11:00~23:00
定休日:無休
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
なんでんかんでん と言えば世田谷区環状七号線沿いのお店が本当に有名でした。
はじめて東京に出来た本格的な豚骨スープの博多ラーメン店というのが売りでした。
社長の川原ひろし氏は「マネーの虎」という番組に出場する程、当時は大繁盛していました。
お店の前に行列が数百メートルも出来たとか、行列客による交通事故が多発したりと管轄の警察署には1日50本もの110番通報が入ったとか。
結果、警察官を常駐させて違法駐車の取り締まりに当たらせたり、交通整理したりと「交番付きのラーメン店」として名が売れるほどでした。
さらに行列で待つお客さんのために特設ステージを組み、お笑い芸人を呼んで出演させていたそう。今となってはけっこうな有名芸人さんもいっぱいいました。
そして革命的だったのが「プリント海苔」。
お客さんとのやり取りの中で麺の固さを茹で時間3秒のものを「粉落とし」と命名。
と、現在でも通じる伝説がたくさんあるお店でした。
が、その後不況のあおりを受け、惜しまれながら2012年に閉店。
それから6年の沈黙ののち2018年高円寺で復活します。
そこから店舗を渋谷肉横丁にオープンするもコロナ過で屋台村形式では営業が難しく、一度閉店へ。2021年に新宿西口にオープンした。