【映画を楽しむコツ】vol.35 番外編 「スペース☆ダンディ」編【Amazonプライムビデオ】【U-NEXT】

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たくさんのSFアニメがあります。

その中でこのアニメはもっと高い評価を受けてもいいはずだと思っているのが、今回紹介する「スペース☆ダンディ」です。

ちょっと語っていきます!!

作品概要

2014年放映開始の夏目慎吾、他、監督のSFアニメシリーズ作品。TVシリーズで同年中に第2シーズンまで放映されました。

主題歌が岡村靖幸「ビバナミダ」でノリノリです。EDもやくしまるえつこ「X次元へようこそ」で80~90年代風な曲です。

昭和のSF・アニメ・マンガ好きが作っているのが分かります。

ナレーション

まず、「スペース☆ダンディは、宇宙のダンディである。そして彼は、銀河を駆ける宇宙人ハンターである。これは宇宙人ハンターたちの壮大な物語である。」

というナレーションから始まります。これはもう「スタートレック」から続く作法のようなものです。

しかもナレーション担当は「スタートレック」のカーク船長役でお馴染みの矢島正明が務める。

この声聞いただけで「あ~面白いのが始まる!!」ってググっと画面に寄ってしまいます。

以下は冒頭のナレーションを抜粋。

「スペース☆ダンディは宇宙のダンディである。
彼は銀河を駆ける宇宙人ハンターである。
未知の異星人を求めて新たな惑星への冒険の旅、
これはそんな宇宙人ハンターたちの壮大な物語である。」

ダンディのデザイン

そして主人公のデザインときたら、、、、、。

  • 髪型はリーゼントにポンパドールにウルフカット
  • あごにはバッテン印
  • 面長でタレ目
  • 首に成田山のお守りを下げ
  • 赤いインナーにスカジャン
  • ボンタンのようなズボンにカウボーイを思わせるゴツイブーツ

昭和を感じさせるデザインで「ルパン三世」風の顔立ち。しかもダンディの光線銃は独特の(懐かしい)形で、その銃口から放たれるのはラクガキした雷のようなギザギザの光線。

などなど、いろんなところに懐かしさを覚えます。

日本のSF作家を意識した脚本(もちろん海外もある)

そしてTVシリーズではよくある事ですが、各話ごとに違う監督さんが担当し、作画ごと毛色の違う話をやっています。これがなんともダイナミックで、気持ちいいほどです。

しかも各話、何かしらSF作品や映画、アニメやマンガをオマージュしたものになっています。

日本を代表するSF作家さん、例えば、小松左京、星新一、筒井康隆、平井和正、光瀬龍、新井素子などの作品をオマージュしたものが出てくるだけでなく、

もちろんその他、海外の作家、ドラマ、アニメなどもオマージュの対象になっています。

全体的な色合いや、毎回違うアイキャッチなどのデザインが80~90年代のディスコデザインっぽくてすごくオシャレだったりもします。

ストーリーも基本はポンコツ3人組の冒険ですが、完全なギャグの回もあれば、アットホームな回もあれば、ラブストーリーや不思議な世界観のものもあれば、ラーメンもの、学園もの、ミュージカルもの、バンドものとSFに限らずに何でも来いのごった煮です。

アクションもいろんな映画などのオマージュでいっぱいです。

どこまでも悪ノリするので爽快です。

基本的には1話完結の形式をとっています。

面白いのがどんなに重大な何事が起きたとしても全く関係なく次の回が普通に始まります。

宇宙人、メカニック、その他デザイン

宇宙人たちのデザインもいろんな作品のオマージュなどがあり、中には隠れキャラ的なものも存在します。

もちろん登場するものすべてがいろんなもののオマージュで満ちていて、分かる人は大笑いです。

クスッとしながら、大人は青春を思い出したり、若者は面白い世界観を新鮮に感じたり、と非常に幅広く楽しめる作りになっていると思います。

そんなダンディの所有する宇宙船がアロハオエ号です。もちろんハワイのアロハオエです。

これも特徴的なデザインですよね~♪

毎回違うアイキャッチ

テレビ放映作品なので、コマーシャルの前後に差し挟まれるアイキャッチが存在します。

このアイキャッチが、毎回違っていて楽しみのひとつです。

しかも、いろんなデザインがありオシャレなのです。

ロゴデザインの勉強にすらなるのかも(笑)

Boobies(ブービーズ)

「スペース☆ダンディ」には「Boobies(ブービーズ)」という酒場のようなお店が登場します。

全銀河でチェーン展開をしていて、そのエリア独特のホステスに出会う事が出来るというので大人気のお店です。

ジャンルとしてはブレストラン(ブレスト・レストランの略)という事で、一言で言うとおっぱいの大きな女性が働いているレストランです。

外観はどう見ても、宇宙に浮かぶおっぱいです(笑)

そしてそこで働く可愛い女の子ハニーはシリーズ通して登場するレギュラーキャラでヒロインに一番近い存在ですかね。

おっぱいが重要!(お尻もね)

本作第1話が始まると、すぐにダンディが語ります。

「おっぱい、おっぱいって言ってるやつら・・・・」から始まります。

とにかくおっぱいやらお尻やらに言及することが非常に多いです。

ただ多いだけなら、ただのスケベなんですが、そうじゃないとこが面白いとです。

ダンディを突け狙うゲル博士たちの目的は、ダンディがカギとなり発動する未知のエネルギー”パイオニウム”です。

名前の響きからしておっぱい由来の名前でありますが、宇宙をも作り変えてしまうような強大なエネルギーです。

そう、この作品宇宙はパイオニウムによる影響を受けている宇宙であり、一言で言ってしまうとおっぱいありきの宇宙なんですね(笑)

ただ単純にスケベなだけなので、もちろんお尻も重要さでは負けていないじゃんよ。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。

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