夏休みはスタジオジブリの季節でもあります。
今年(2022年)も8/12、8/19、8/26と3週続けて金曜ロードショーでジブリ作品「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「耳をすませば」と放映されます。
そこで、今回は宮崎駿監督に焦点を当ててみたいと思います。
幼少時は身体が弱かったので運動は苦手だったが、絵がずば抜けて上手い漫画少年だったそうです。
高校生の時に観た東映動画製作『白蛇伝』に感動し、アニメーションに本格的な興味を抱くようになりました。
学生時代にアトリエでデッサンなどを学びセザンヌのような印象派に影響を受けるようになります。
漫画家を目指しながら学習院大学を卒業後、東映アニメーションに定期採用されます。そこで動画の作画を担当するようになります。
入社1年後に観たソ連(現ロシア)製作長編アニメーション映画『雪の女王』に強い感銘を受け、アニメーションを一生の仕事にしようと決意しました。
その後、「ルパン三世」、「アルプスの少女ハイジ」などを中心人物として手掛け、NHKの「未来少年コナン」で演出となっていますが、事実上の監督となります。
「ルパン三世カリオストロの城」で初の監督デビューとなります。
しかしSF作品全盛の時代で興行収入は全く伸びず、失敗とされてしまいます。
徳間書店発行のアニメ雑誌月刊アニメージュの鈴木敏夫の後押しにより、漫画版「風の谷のナウシカ」を執筆すると多くの支持が集まり、当初から予定されていた劇場アニメーション化の企画が通り、製作・公開となりました。
「風の谷のナウシカ」は大ヒットし、アニメ界での宮崎駿監督の汚名を返上した形になります。
翌年、スタジオジブリを設立します。「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などを製作・公開していきます。
興行成績は奮わなかったもののじわじわと人気が高まり、グッズ販売などでスタジオジブリの経営をささえるようになります。
その後、数々の作品を発表していきます。
基本的に子供たちに対してのメッセージを提示し続けていますが、いわゆる「子供だまし」はしない方針です。
「子供だからこのくらいでいいだろう」というのは一番子供に見透かされてしまい飽きられるのでシビアな面もしっかりと伝える内容となっています。
また監督自身は出来るだけ主人公は女の子でやりたいとインタビューで答えています。男の子だと自分を重ねすぎて悲壮な物語になってしまうからだとか。
まあ、男子が主人公の作品ももちろんありますので、「出来るだけ」ということのようです。
絵を描くことに天才的な技量を発揮するので、脚本を書くよりも大量のイメージボードと絵コンテをどんどん描き進めていくことから「制作いらずの宮さん」と呼ばれているのだとか。
生粋のミリタリーマニア(軍事オタク)です。作品に登場する飛行機械、戦車や自動車、銃などの火器、剣や斧など、ありとあらゆる軍事に関することに非常に詳しいので細かなディティールにこだわりがあります。
描くことに非常にこだわりも持っています。
宮崎駿監督の「このくらいはわかるでしょ?」は一般的には非常に分かりづらい事が多いです。
その辺を読み解いていくのも楽しみ方のひとつでしょう。
日本において「アニメの神様」「マンガの神様」と呼ばれる手塚治虫に対してライバル心むき出しだったようです。
アニメーションの手法に関してのこだわりなどから手塚治虫を批判するコメントもしばしばあります。
けっして手塚治虫を軽視しての発言ではないが、否定的なコメントがたくさん記録されています。
さらに同じようにディズニーに対しても同じように考えていて、はなから世界を相手にしていく気概をもっていたわけです。
瘴気を放つ毒の森、腐海。腐海にほど近いが海の風のおかげで人が住める風の谷の姫ナウシカが土地を奪い合うための戦争に巻き込まれていく。
激しさを増す戦いの中で腐海や蟲たちと交感しながら、奮闘していく。
詳細は以上の記事をご覧ください。
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姿は豚でも飛ばないやつより遥かにかっこいい!
アシタカは旅の途中でオオカミに育てられたサンという少女に出会う。
人間と神々との互いの生き残りを賭けた戦いが激しさを増していく。
この記事では宮崎駿監督について
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