※2021年8月16日の記事です。2022年7月5日に情報追記・更新いたしました。2024年9月15に追記・更新しました。
自分の地元、実家近くには湖があり、今回の大雨で少し溢れてしまった箇所があったようです。そのために市から避難指示が出ていたそうです。
さらに谷になっている地区で土石流があり、亡くなった方がでてしまったそうです。
ここ何年か、大雨や猛暑、による災害や被害が続いています。
完全には無理でも個人的になにか対策なり備えをしておきたいところですよね。
事前に確認しておきたい事
これはどんな災害にも言える事なんですが、事前に確認しておきたい情報です。
- 避難場所
- 避難経路
- 「洪水ハザードマップ」
- 気象庁のホームページの防災気象情報
避難場所と避難経路のこの2点は必ず確認しておきましょう。避難経路は自宅からの脱出経路や避難場所までの道筋を複数確認しておきましょう。
比較的安全な避難場所に辿り着くためにはどんな経路で辿り着けるかの判断が必要な場合があります。
自治体によっては「洪水ハザードマップ」を用意しているところもあります。河川の氾濫による浸水や浸水深による危険度をエリア分けした地図です。一度くらいは目を通しておきましょう。
防災気象情報は気象庁で24時間体制で気象状況の観測・監視を行っています。スマホなどですぐに確認できるようにブックマーク登録などしておくといいでしょう。
今すぐできる防災アクション
「備えあれば憂いなし」ということで日常的に備えておけば安心です。
日常備蓄を始めよう
非常用の食料を確保しておきましょう。備蓄用に商品化されている物やキャンプ・登山用に開発された持ち運びしやすく、屋外でも調理しやすいものがあります。
もちろん缶詰など消費期限が長い商品もよいと思います。
それからミネラルウォーターも重要です。
避難生活などで体力・体調の維持、疲労回復には食事は大きな影響があります。
最低、自分含め必要な人数分で3日間もつように用意するとよいそうです。
非常用持ち出し袋を用意しよう
食料・そのほかのサバイバルに必要なものを入れて持ち出すための袋を用意しましょう。
両手を空けられるようにリュックサックのように背負えて、防水のものがよいでしょう。
非常用持ち出し袋の中身は以下の項目にまとめましたので参考にしてください。
大切なものをまとめておこう
通常生活するうえで重要な印鑑などをまとめておいて、非常時にすぐに持ち出し袋に入れられるようにしておくとよいでしょう。
- 家族写真
- 貯金通帳
- 株券
- 免許証
- 健康保険証
- お薬手帳
- 年金手帳
- 印鑑
などをファスナー付きのビニールケースに入れておけば、濡れてしまわない上に簡単に持ち出しが出来ます。
家族写真は散り散りになった家族を探すときにも使えます。
部屋の安全を確認しよう
できれば、部屋にはモノがあまり置かれていない状態が望ましいです。
モノは出来るだけ家具の中に収納しておきます。地震などの時に散乱するのを防ぎます。
二次災害防止のため、暖房器具などの火器の近くの家具が転倒しないか、転倒しても火災の心配ないかを確認しておきましょう。
家具類の転倒防止
可能であれば家具類は転倒防止のためにネジ止めするのが望ましいです。
ネジ止めが難しい場合は市販の耐震・転倒防止グッズを併用しましょう。
高層階にお住まいの方は長周期地震動への対策として、吊り下げ照明やウォーターサーバーや水槽のように水をためてあるモノは適切な器具で対策を行いましょう。
耐震化チェックしよう
1981年5月31日以前に建築された建物かどうか、土地が湿地や埋め立て地など、建物や土地の状況を把握しましょう。
そのうえで専門家に相談して必要であれば耐震・耐火補強の対策を行いましょう。
集合住宅にお住まいの方は自分一人では無理だと思います。
大家さんや不動産屋などに相談してみましょう。
避難先を確認しよう
災害時には危険な場所から速やかに離れることが一番の安全確保になります。
そのためには安全に避難できる経路を確認しておきましょう。
また利用できる避難場所や避難所などの場所を把握しておくことも重要です。
家族会議を開こう
年に一度でも定期的に家族会議を開き、災害時に考えられるパターンを話し合っておくとよいと思います。
誰に優先的に連絡するのか、最終的にどこの避難所に集合するのか、など家族で共有しておけば速やかに安全確保できます。
互いに散り散りになっていたとしても集合場所を各々目指せば家族と合流できる可能性を高められます。
災害情報サービスに登録しよう
災害用伝言ダイヤルや自治体が用意している防災マップ、スマホのネットラジオアプリや防災速報や地震情報アプリなどに登録しておくと、いざという時に情報収集できます。
どこでどんな災害に見舞われているのか、どの程度の被害状況なのかを参考にすることで避難などの判断に役に立つでしょう。
ただし、移動が安全か、ほかに家族に連絡する方法はないかを確認しましょう。
防火防災訓練に参加しよう
忙しいという方もいらっしゃると思いますが、一度でいいので自治体などで行われる避難訓練に参加するとよいと思います。
一度でも参加すれば避難の流れや場所、食料確保、ケガや病気になった時の対処法などたったひとつでも知っているだけで生き残る確率を上げられます。
防災防火訓練や避難訓練でそのための知識を得ることが出来ます。
個人で準備できる対策グッズ(非常用持ち出し袋とその中身)
個人でも防災グッズで本当に必要なものを用意しておけば安心です。
一気にじゃなくて、徐々にでもそろえていきましょう。
あくまでも個人的に準備できる範疇のモノで危険地帯からの脱出用です。これがあれば万全というものではなく、あったら心強い便利グッズを紹介。
防水バッグ
いわゆるサバイバルグッズをこの中に入れておきましょう。
防水のリュックサック型のが望ましいです。
両手を空けることにより、他の荷物を持ったり、何か作業したり、しやすくなります。
レインウェア
雨ざらしではすぐに体力を奪われてしまいます。直接水に肌を触れさせないのが重要です。
小型軽量の折り畳み傘でもよいのですが、壊れてしまう事、両手を空けられないことを考えるとレインウェアが便利だと思います。
レインシューズカバー
普通の靴の上に掛ける防水カバー。靴が濡れてしまうとなかなか乾かないです。
身体は濡れるだけで熱と体力が失われていきます。
しかも足のように蒸れやすい部位は感染症の危険度が上がってしまいます。
それを防ぐためにレインシューズカバーがあるとよいでしょう。
用意できなかった場合はコンビニ袋で代用が効きます。
アルミブランケット
簡易の寒さ対策です。
体が冷えることは体力を奪ってしまうことになります。
これを防ぐためにはなるべく熱を逃がさないことが肝心です。
薄くて、軽いので必要な人数分そろえても大してかさばりません。ぜひ用意しておきましょう。
LEDライト
夜道を安全に移動したり、暗くなってからの明かりにも。
災害時には停電により夜に明かりが必要になると思います。
LEDライトは電力消費が少ないので割と長持ちします。
明かりは不安や恐怖を和らげる効果もあります。
ホイッスル
自分の居場所を最小限のエネルギーで他者に伝えることが出来るグッズです。
避難時には首にかけておくのが良いでしょう。
地震などで瓦礫の下に生き埋めになったり、井戸など深い穴に転落した際、登山中の遭難などで、自分が動けず位置を知らせて救助を求めたい時などに有効です。
また、多人数での話し合いなどの時や作業時に使えます。
電池各種
LEDライトを使うのもそうですが、スマホなどの充電も出来るようにしておくと良いです。
LEDライトとポータブルバッテリーが一緒になっている商品などもあります。
またポータブル電源があれば心強いです。
軍手
手のけが防止や作業用です。
瓦礫除去作業や荷物運搬、開梱、などの作業や熱いものを持つ時などいろんな場面で手を保護してくれます。
エイトバン
小さな傷なら消毒後にこれで処置できます。
消毒液
ケガした時などに化膿や病原菌・ウイルス感染しないように消毒は必須です。
ウェットティッシュ
いろんなものを清潔に保つのに役立ちます。
また使い終わったものは乾燥させれば火を起こすためにも使うことが出来ます。
備蓄用食料・飲料水
リュックサックに入れられる量はわずかですが、自治体からの配給まで保たせられればOK。
大体3日間分を目安にするとよいと言われています。
給水バッグ
水道でもなんでも水を確保しておくためのもの。3ℓくらい入るモノでも小さく折り畳めます。
100均などでも販売されています。
ラップ
食料を包んで持ち歩く以外にも、お皿がわりや、手袋替わりにもなります。
アイマスク
避難場所での睡眠時に。体力をしっかりと回復するためには少しでも質の良い睡眠が重要です。
睡眠を確保するためのグッズは何気に重要だったりします。
首枕
枕があるとより安眠できます。アイマスクと同じくしっかりと体を休めるためグッズです。
精神的にも追い詰められている時は身体的に疲れているとより精神を追い詰めるようなマイナスなことを考えがちです。
身体を休めてまいってしまわないようにする必要があります。
空気を入れて膨らますタイプだとかさばらずに持ち歩けます。
耳栓
避難場所で他者の音や気配が気になる時に使用すれば、静かな時間や睡眠を得ることが出来ます。
いろんなタイプの人間が集まれば、静けさを求めるのは至難の業です。
そこで耳栓があれば静かなひと時をもたらしてくれます。
不織布マスク
多人数の集まる避難場所などで感染症予防のため。
いまや人が集まる場所では当たり前のマスクですが、非常時用に別途用意しておきましょう。
かさばらないのでひとりにつき2、3枚ずつ用意するとよいでしょう。
携帯トイレ
場所を問わずに用を足すことが出来る。避難場所などトイレがひどく込みある場合などに。
実は無秩序にその辺で用を足すようになってしまうと、感染症にかかる確率が跳ね上がります。
居住空間をなるべく清潔に保つことが大切です。
使い捨てカイロ
とにかく体から熱が奪われてしまうのは体力も奪われてしまうため、なるべく避けたいところです。
寒さ対策として持ち歩けるものといえば、使い捨てカイロです。
寒さは体力を奪うだけでなく、精神的にもマイナス思考に陥りがちになります。
ほんの少し暖かさがあるだけでも生きる気力が沸きます。
ポケットティッシュ
いろんな使い道があります。あると便利。
身体や、モノを拭くだけではなく、例えば焚火の火種であったり、まとめて袋に入れれば枕やクッションにもなります。
防災頭巾
もっとも危険度が高い頭部への損傷を少しでも防ぐのが防災頭巾です。
ない場合は帽子でもバスタオルでも何でもいいので頭部を守るために被れるものを用意しましょう。
防災グッズがひととおり入っている防災セットの販売もございますのでご参考に。
100均でも手に入る防災グッズがあります。活用していきましょう!
その他に絶対ではないですが、あると本当に重宝するのがナイフです。
調理、焚火用の薪割り、などとにかく刃物がひとつあるだけで出来ることが幅広くなります。
意外と便利で役に立つのが漏斗(ろうと)です。水などをこぼさずに別容器に移し替える事ができます。
これらを準備して、いつでも取り出せる場所に置いておくとよいです。大雨以外でも役に立つものがありますので、一通りそろえておくと良いかもしれないです。
ここで紹介した以外にも、役に立つサバイバルグッズはいろいろあります。
キャンプや登山などでも使えるものもあります。使い勝手のよさそうなのを選んでおくと良いと思います。
被災経験者の話も参考になります。
アウトドア用品は役に立つ便利なものが多いです。
アウトドア商品を選ぶならば
ヤマップ公式通販 YAMAP STORE枕元など取り出しやすい場所に用意しておきたい3選
さっと取ってさっと避難っていうのが理想ですよね。
そのために枕元に置いておくとよいもの3つを挙げておきます。
非常用持ち出し袋
せっかく中身を充実させても、どこか奥の方にしまってあっては非常時に持ち出すことが困難になってしまいます。
出来るだけ持ち出しやすい場所に置いておきましょう。
スニーカーなど靴
玄関まで行くのにガラスの破片や瓦礫などで足の裏をケガしてしまう場合があります。
ケガをすると行動が鈍り、生き残れる確率を下げてしまいます。
枕元など、手が届きやすい場所においてあれば、ケガをする前に履いて行動できます。
スマホ
なんといっても防災情報や家族との連絡手段などスマホはすごく重要なアイテムと言えます。
さらにライト、眼鏡、など暮らすうえでの必需品の代用品としても使えます。
しかもかさばらない!
この便利グッズは生き残りにも必需品と言えます。
河川の氾濫・洪水や津波で気をつけたいこと
なによりもとにかく第一に迅速に高所に避難する事です。
画像の様にたかだか膝下程度の高さの水流でもほぼ行動不能になってしまいます。
そこに石や流木、壊れた建物のガレキなどがものすごい勢いで流れてきます。ぶつかったらただでは済まないです。
さらに膝上ほどの高さになると自分が流されてしまう可能性が急激に高くなります。
1mともなるともはや、脱出はほぼ不可能であります。
洪水や津波の危険がある場合は速やかに水場から離れ、高所にいち早く避難する事を考えましょう。
助かるために意識する事3選
早めの判断
まず早めに判断する事です。避難勧告や避難指示が災害が起きた後に発せられていることがあります。
よく言われているのが、「2,3時間早く判断しましょう!」という事。避難場所に1番早くに辿り着いたあなたが正解です。
動いている人を基準に判断
判断基準を自分で決めましょう。人を見て決める場合は動かない人を基準にしてはいけません。動いている人を基準にしましょう。早く避難したからと言って何か損することなどあり得ません。
対抗せずに逃げること
絶対に災害に対抗しようとはせずに逃げましょう。危険度の高い場所から離れる事が一番の安全を手に入れる方法です。
防災情報ぎっしり!自治体が用意している防災ブック
引っ越した際などに自治体で住民票などの手続きを行うと思います。
その際に配布または郵送されてくることがある防災ブック。
もちろん各自治体によって違いはあるかと思いますが、防災についての情報が満載です。
しかもイラストや図解入りで非常にわかりやすく書かれています。
この本を一回でも読んでおくとよいと思います。
なぜ72時間(3日間)なのか
災害発生から72時間(3日間)というのがよく言われる数字なのですが、なぜなのかというと国や自治体などが救援体制などを整えるのには大体3日間ほどかかると言われているからです。
いろいろな条件でのシミュレーションの結果、72時間はかかってしまうもののようです。
つまり最低限なんとか自力で3日間は生き残らなければならないわけです。
いろいろなシミュレーションなどを見たり、体験しておくと良いでしょう。
また、地震などで生き埋めになったり、隔絶された場所に取り残されたりした時に水を飲まずに生きている事が出来る限界が72時間と言われています。
つまり災害が起きてから72時間を超えると生存率が格段に下がってしまう訳です。
この72時間は救助活動において「72時間の壁」とか「黄金の72時間」などと言われています。
流行のポータブル電源も便利です
アウトドアで冷蔵庫や電気ストーブなども快適に使うことができるポータブル電源が非常に便利です。太陽電池によって再充電できるものもあり、かなりの長期間利用できるものもあります。
◆家電量販店でも大人気のポータブル電源 Jackery(ジャクリ)
◆スマホQi充電対応災害用電源 Power ArQ
◆巨大ソーラーパネルやアクセサリーが充実 BLUETTI
昏倒した人の救助にAED
AEDは「Automated External Defibrillator」の略語で、日本語では「自動体外式除細動器」と呼ばれる「高度管理医療機器」です。
AEDがあれば目の前の昏倒してしまった人に対して応急処置ができます。
基本的に音声で支持が流れるのでその通りにすればOKなので意外と簡単です。
自分も昏倒してしまった場合、自分が助かる確率も非常に高く確保できます。
自分で所持していなくとも、公共施設などで設置されている場所を覚えておくだけでもよろしいかと思います。
公共施設や会社建物内にいる場合
基本的に会社やマンションなど人が集まる建物には防災センターというのが基本設置されています。
これはスプリンクラー(自動消火装置)など防災設備の管理・コントロールや非常放送や通信などの管理を行っています。
基本的に地下に設置され施設警備員が常駐しています。
中央省庁・地方公共団体の場合、建物がダメージを受け機能しなくなった場合の予備設備として機能するように設計されています。
災害時にはこの防災センターから指示放送があります。
避難のための経路案内などがありますので焦らず、係員の指示に従いましょう。
生き残るために覚えておきたいこと
スマホは非常に便利なアイテムであるばかりか、生き残る確率を格段に引き上げてくれるものでもあります。
上手く使って、災害などから無事に生き残りましょう。
簡単な操作で、警報音を鳴らし近くにいる人に自分の場所を教えると同時に、緊急電話が発信されます。
そしてGPS信号を消防に自動発信してくれます。
また、災害時の公衆無線LANサービスも選択するだけでアクセス可能になります。無料で回数も無制限で使う事ができます。
非常時に連絡を取り合うのに心強いと思います。
まとめ
今回いろいろ調べたり、考えたりして分かったことがあります。
- 事前の準備や確認。
- 知識や情報の精査と早めの判断。
- とにかく危険地帯から離れる。
大雨に限らず、災害に対しての考え方・準備・実行に共通するのがこの3点なのかなと。
実際に被害にあわれた方やその周囲の方たちはきっと警鐘を鳴らし続けてくれているのだと思います。
せっかくの知識や情報(教訓を含めて)があるのですから、しっかり目を通して少しなりでも自分のモノにしておきたいところです。
ここ何年かで、「50年に一度の…」や「見た事のない…」なんかが普通になってしまている異常な世界です。
生き残るためには出来る事はせめてやっておきましょう。
夏場はキャンプや海水浴などアウトドアでの活動が増えます。
これらの準備と一緒に防災準備も整えちゃいましょう!
おまけ:防災の日について
1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にちなみ、政府、地方公共団体諸機関、国民全体が台風、高波、津波、地震、火山噴火などの災害に対する認識を深め対処する心構えすることを目的として、9月1日が「防災の日」として制定されました
つまり、防災に対する知識と訓練により対処するための知識や経験を身につけましょうという日です。
そのため、企業や自治体などで消防署などから講師を招き防災に関する知識共有の場を設けたり、防災訓練を実施するところが多いです。
もともとは関東大震災の犠牲者などへの鎮魂・慰霊祭がメインでしたが、最近では実際に避難場所や避難所の位置の共有や避難訓練の実施など実際に対処するための日になってきています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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