「あーーー!スクリーンで観たかった!!」と叫んでしまった映画です。
両方ともDVDや配信で観ました。
作品概要
『ツイスター』は1996年公開のスピルバーグ製作総指揮、監督はヤン・デ・ボン。脚本をマイケル・クライトンが担当。
ヤン・デ・ボン監督は『スピード』で大ヒットして今作が2作目となります。
CGによる大迫力の映像で大ヒットを記録。
「ディザスターパニック(災害パニック)」という言葉を広めた作品と言えます。
『ツイスターズ』は2024年公開の『ツイスター』の続編として製作されました。
前作とは逆に出来るだけCGを使わない方向で製作されました。
よりリアルで迫力があり、緊迫感を増した映像で圧倒されます。
※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。
ざっくりあらすじ
『ツイスター』(1996年)
幼い頃、巨大竜巻の直撃を受けて父親を亡くした科学者・ジョーは、竜巻発生のメカニズムを解明する仕事に明け暮れていた。竜巻到来のシーズンを迎えたオクラホマに到着した彼女は、別居中の夫・ビルと合流し、衝突を繰り返しながらも巨大竜巻に挑んでいく。
Filmarksより引用
『ツイスターズ』
気象学の天才ケイトはニューヨークで世界の自然災害を予測し被害を防ぐ仕事に熱中していた。そんな中、故郷オクラハマで連続して巨大竜巻が発生していることを知る。学生時代の友人ハビと、新たに出会った気象の知識も性格も全く違う竜巻インフルエンサーのタイラーとともに竜巻内部に秘密兵器を仕掛けるという前代未聞の“竜巻破壊計画“を立て、巨大な竜巻を倒すために立ち向かっていくー。
Filmarksより引用
モンスターとして描かれる竜巻
アメリカでは毎年、数多くの巨大な竜巻が発生しています。これらの竜巻は、自然の驚異として知られ、その破壊力は計り知れません。
場合によっては、人々が暮らす町を直撃し、家々を跡形もなく吹き飛ばし、大きな被害をもたらすことがあります。その被害は物的なものにとどまらず、人々の心にも深い傷を残します。
この映画では、そんな竜巻をただの自然現象としてではなく、不気味な咆哮を上げながら襲い掛かってくる恐ろしいモンスターとして描いています。
巨大で制御不能な力を持つその姿は、見る者に圧倒的な恐怖感を与えます。だからこそ、この映画に登場する竜巻は、人間の予想を遥かに超える動きや規模で描かれ、観客を心の底から恐怖に陥れてしまうのです。
もっと楽しむためのポイント:知っておきたい豆知識
ストーム・チェイサーについて
オクラホマ大学に設置されている研究所には、ストーム・チェイサーと呼ばれる専門のチームが実際に存在しています。このチームは、ドップラー・レーダーを搭載した特殊な車両を用いて、実際に発生した竜巻に接近し、徹底的な観測と調査を行うことで知られています。彼らの使命は、竜巻の発生や移動のメカニズムを科学的に解明することにあります。
その研究活動は、竜巻が発生する条件や、その規模や方向性を事前に予測する技術の向上に大きく貢献しています。特に、突発的に発生する竜巻のような現象に対する予知精度を高めることで、人命や財産の被害を最小限に抑えるための重要な手がかりを提供しています。こうした研究は、自然災害の多い地域での防災対策や早期警報システムの改善にも役立っています。
2作共にこのストーム・チェイサーから着想を得て映像化された作品となります。
観測装置”ドロシー”について
竜巻をより精密に観測するための主人公たちのオリジナル装置として”ドロシー”が登場します。
小さなカプセルにGPSやセンサー類を封じ込めたものを無数に用意して、これを竜巻に巻き上げさせることにより、それぞれのカプセルから竜巻の強さ、構造などのデータを送信させ、受信したものをコンピュータで統合して観測するシステムです。
『ツイスターズ』ではよりその進化版の”ドロシーV”が登場します。
”ドロシー”の名の由来は、「オズの魔法使い」で嵐に吹き飛ばされてオズの国に行きつく主人公ドロシーからとっています。
「オズの魔法使い」ってアメリカ人にとってのトラウマの象徴とも言えるもので、2作においては竜巻にとっての脅威となりえる存在として描かれます。
より楽しめる上映方式
2作品共に迫ってくる竜巻や、竜巻の中の轟音などの描写があります。
大迫力の映像なので音響がいい(特に立体音響など)スクリーンや、上映方式でより楽しめると思います。
特に4DXやMX4Dのようにモーションシートに座るタイプの方式はまさに竜巻に襲われているような感覚を得やすいのだと思います。
難しい物語ではないので、映像体験に集中できるタイプの上映方式が合うでしょう。
※上映方式については以下の記事をご参考にどうぞ。
まとめ
もし、リバイバル上映などがあるならば、ぜひスクリーンで楽しんでいただくとよい作品です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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