お酒を楽しむ #7.1 クラフトビール編

Craft-beer お酒

以前紹介したビールの記事ではビールについての基本を紹介しましたが、今回はその中でも奥が深いクラフトビールについて紹介します。

クラフトビールとは

クラフトビールとは、小規模な醸造所で造られる多様で個性的なビールのことです。

英語でクラフト(craft)ビールは「職人技のビール」などと訳されます。

醸造所(要は酒蔵)によっていろんな個性的な味や香りがあり、ブランドも多種多様です。

日本では1994年に酒税法改正で規制緩和されることでビールの小規模醸造所が日本全国に出来て広まりました。

小規模な醸造所はマイクロブルワリーなどと呼ばれます。

「地ビール」を含めるという方もいらっしゃるみたいですが、正確には「地ビール」はまた別のジャンルになるようです。

そしてなにより特徴的なのが、麦芽を使ってさえいれば他にも多種多様な材料が使えるということです。

だからこそ多様で個性的なビールが醸造されるわけです。

まとめてみると

  • 小規模醸造所で造られるビール
  • 品質にこだわった職人気質のビール
  • 麦芽を使っていれば、他にいろんな材料を使ってもいい

小規模醸造所(マイクロブルワリー)

日本で有名なのが、「よなよなの里 株式会社ヤッホーブルーイング」という醸造所です。

スーパーやコンビニでも置かれるようになっています。

このほかにもたくさんのブルワリーがあり、たくさんの種類のクラフトビールが醸造されています。

品質にこだわった職人気質のビール

2005年頃から、小規模生産ビールは徐々に売れ始めます。

これは

  • 技術の進歩・蓄積、追求により醸造技術が向上。美味しく品質高いビールが製造できるようになった。
  • スポーツバーなどでベルギービールなどが普及するようになり、高額でも美味しく品質の高いビールならOKという風潮が出来てきた。

以上により、売れるようになってきたクラフトビールはよりその品質の高さが評価されるようになります。

確かな品質によりビールの世界大会で日本のビールが数々の賞を受賞しています。

いろんな材料が使える

ビールと言えば、フルーツやスパイスを使ったものを思い浮かべる方も多いと思います。

基本的に麦芽さえ使用していれば、「○○を使ったビール」という事が出来ます。

珍しいものでは、原材料名に「ラーメン」と記載されているものもあります。

クラフトビールの基本的な種類4つと特徴

ペールエール

イギリス生まれのビールの手法です。

フルーティーな味わいとスッキリした飲み口が特徴です。

紅茶っぽいなんていう感想がよく聞かれます。

日本において有名なペールエールはよなよなエールというビールです。

インディアペールエール(IPA)

その昔、イギリスから遠い植民地のインドへとビールを運ぶのに腐ってしまわないようにたくさんのホップを入れた作り方をしたというのが始まりのビールです。

ホップが強く豊かに香ります。そしてパンチのある苦みが特徴です。

世界的にも人気のあるビールです。

その中で特に有名なのがPANK IPAです。

ホワイトエール

ベルギー生まれのビールの手法です。

その名の通り見た目が白く濁っているのが特徴です。

原材料に小麦を使用していて、小麦たんぱく質がビールに反応して白く濁ります。

小麦のまろやかな甘みとクリーミーさが売りです。

また、アクセントとしてパクチーやオレンジピールなどのスパイスを使用する事で複雑な味わいになっています。

有名どころとしては、水曜日のネコです。

スタウト・ポーター

アイルランド生まれのビールの手法です。

麦を焙煎する事で色が黒くなります。つまり黒ビールです。

チョコレートやナッツなどに例えられる香ばしさと深いコクが特徴。

ギネスビールが有名です。

このほかに、ヴァイツェン、フルーツビール、バーレーワインなど多様なスタイルと特徴があります。

いろいろ飲み比べて、好みを見つけるもよし、合わせるアテを探すなど楽しむもよし。

クラフトビールを美味しく飲むコツ

簡単に美味しく飲むためのコツを紹介します。

  1. お好みのグラスを用意しましょう。
  2. クラフトビールは冷やし過ぎないように。
  3. ゆっくり注いで泡は少なめに。
  4. 何よりも芳醇な香りを楽しむ。

お好みのグラスを用意しましょう

キンキンに冷やす必要はないです。

厳密にはグラスの形状によっても味わいが変わります。

いろんなグラスで試してみるのもありだと思います。

お好みのグラスで、色や香りなどを楽しみましょう。

クラフトビールは冷やし過ぎないように

冷蔵庫から出して、少し時間が経ったくらいの13℃くらいが目安みたいです。

この方が香りがしっかりと立ち、泡立ちもよく、鼻から抜ける香り(バックテイスト)も楽しめます。

ゆっくり注いで泡は少なめに

泡をしっかりと立ててしまうと炭酸が抜けた状態になってしまいます。

シュワシュワ感を楽しむためにもゆっくりと注いで、泡を少なめにしましょう。

泡が少ない方がグラスの中で香りもよりよくなります。

何よりも芳醇な香りを楽しむ

ゆっくり、ゆったり香りを楽しみながら飲みましょう。

舌にのった時のフルーティな甘み、キリっとした苦みを楽しみ、濃厚な喉越し、飲んだ後のバックテイスト。じっくりと味わうためにゆっくりと飲みましょう。

豊かで芳醇な香りを楽しみながらじっくり飲むのがコツです。

とはいえ、楽しみ方は自由です。グビグビ飲んで喉越しを楽しむのも良い飲み方のひとつです。

まとめ

クラフトビールとは世界中にある小規模の醸造所で造られる職人気質のビール。

この記事ではおおまかに

  • クラフトビールとは
  • ペールエール
  • インディアペールエール(IPA)
  • ホワイトエール
  • スタウト・ポーター
  • クラフトビールの美味しい飲み方

基本的には4種類あり、それぞれに特徴があります。

醸造所ごとに水、ホップ、麦の種類、醸造方法、など細かい違いがあり、味わいが違ってきます。

ですから世界には数え上げればキリがない程たくさんの種類のクラフトビールが存在する事になります。

自分の好みに合ったビールを見つけるためにはいろいろ飲んでみる必要があります。

ただしたくさんあり過ぎるので上記の4つの種類を参考に、見つけていただくとよろしいと思います。

ちなみにヤッホーブルーイングの公式動画がありましたのでこちらも参考にどうぞ。

最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。

この記事を気に入って頂けましたら幸いです。

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