「アイデア料理 赤ピーマン」電八的伝説のお店

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最初にお断りさせていただきます。

この記事は完全に自己満足に基ずく記事であることと、ただただ苦しくて吐き出すだけの自慰的行為に基ずくモノであると告白いたします。

今はもう無きお店ですが、自分の人生に多大な影響を与えたお店のひとつです。

以前、阿佐ヶ谷というところに住んでいた時期に、まさに言葉通り「入り浸っていた」飲み屋さんがありました。

屋号を「アイデア料理 赤ピーマン」と言いました。

「赤ピーマン」のマスターとの出会いは自分の人生を大きく変えるモノでした。

何年か後にマスターは脳梗塞と脳溢血を同時に発病し植物状態になりながらも、なんとか戻ってきましたが記憶は混濁してしまった状態になってしまいました。

その後、ほぼマスターを見捨てた形で来てしまった自分が、恐れ多くもせめて何かの恩返しにならないかと、ちょっと記事を書いてみようかと思ったわけです。

なのでもちろん自己満足なので一切の忖度や、アフェリエイトリンクはございません。

ほぼ、思い出話です。

阿佐ヶ谷スターロードの最奥地下にその店はあった。

マスターに初めて会ったのは、自分が新宿2丁目のお店でアルバイトをしていた時でした。

今でも存在する今となっては恐らく最古参のお店のひとつとなるお店です。

そこの常連さん、キドッチが連れて来たのが最初の出会いです。

当時、自分も阿佐ヶ谷に住んでいたのですが、近場で飲みに行くことはほぼなかったのですが、マスターがなんか柔らかい感じで1度はお店に行ってみようと行ってみたのがきっかけでした。

(笑)それが縁でほぼ毎日飲み歩いてましたね(笑)

というか、「今日は飲まない」と家に帰ってもマスターから電話がかかってきて、「○○さんがきて、電ちゃんまってるからさー」って言われて喜んで行っちゃうというのを繰り返してました。

お金もないのにほぼ毎日飲み歩いているという(笑)

マスターに可愛がられたおかげで自信喪失せずにいられた、孤独死せずにいられたといっても過言ではないと思います。

ここではすべてを語りませんが、いわゆる「阿佐ヶ谷時代」が自分の人生に重要な時期を占めている訳です。

酔っ払いながら学ぶ事の重要さを学びました。

当時、若造の自分はオタクなので多少の役に立たない知識を持っていました。

自分の飲みに行く飲み屋でマニアックなお客さんについていくだけのオタクさは持っていたんですね。

変わり者と思われているお客さんには「多少話の分かるやつ」と思われ、しかももっと知りたいと質問をしてくる、自己顕示欲を満たしやすい存在だったのかもしれません。

実際、「○○の時、△△はどうして××だったの?ってか自分的には□□なんだけどな?」みたいのは口癖でしたね。

そんな中、あざとい(賢い)マスターに言われたのが「強がっているのと、知ろうとしている」のは本人より高齢者に好かれる技術のひとつだと言われました。

きっちり上記の言葉を言われたわけではないのですが、そういったことを学びました。

料理と本

「アイデア料理 赤ピーマン」という事で他でなかなか食べる事の出来ない料理を食べさせてくれるお店でした。

今でもレシピをしっかり効いておけばよかったと思っている「フォアグラン」。フォアグラ地立てのデミグラ味の料理でしたね。ご本人も忘れててその場で即興で作るようになっていました。他にも「ケモノフェア」と称してカエルのから揚げやタヌキのしっぽなど、珍しいモノ食べさせてくれて美味かったあ~♪

ほかにもたくさんありました。

そんなマスターの料理が食べられないので、まあ自分でどうにかしようとつたないながらも料理を始めて、ある程度自炊できるようになってきました。

そしてそんなマスターから、もらった本が「ことばの20世紀[現代用語の基礎知識]特別編集128人のイラストレーターによる20世紀〈ことば〉美術館」という本でした。

この本はおもしろかったですわ~♪

たぶん、マスター的には「あ~面白かった、電ちゃん辺りがすきだろな」くらいのつもりだったのだと思います。

もちろん好みにバッチリの本でした。中でも今となっては覚えているはひとつだけですが(笑)

【「出歯亀」(デバガメ)の語源が出っ歯の亀太郎」が語源】というモノ。

当時2190円(抜)もする本を面白さを共有する相手に自分を選んでくれたわけです。

今でも頂いた本を持っています。その頃に比べ表紙はもちろん色あせていますが、ごくたま~に開いては当時を思い出してニヤニヤしています。

まとめ

たまには自分の中のモノを少しは表に出してみようという事で、ちょっとだけ出してみました。

そも何年もなにも周囲の人に言わんかったのは多分迷惑かけるだろうというのがあるからです。

だから迷惑かけてもいいと思ってくれる人にしか話していないのですが、心残りというかなんというかはいまだにず~~っと思っています。当時にやり残したことや「恩を仇で返した」的な事もいろいろありますしね。

大人って「おい!コノヤロー!」ってわざわざ声かけてくれる人って両親以外ではごく少数なんですよね。ごくたまにでも声かけてくれる人には全力で答えたいとは思っているんですが、本人の望む形で答えられているかどうかは別の話なんですよね。

お酒とおつまみとプロレスや格闘技、武術、漫画、アニメ、SF、ホラーの映画や小説、料理、ラーメン、生活術を面白おかしく話題にできればいいなと思いながらここまで来ました。

そしてそれが稼ぐ術に、誰かの役に立つ術に、なればいいなと思っています。

大したスキルはないですが、お声が掛かれば即推参致します!(いや、まあ、そんなつもりです。)

本日は日本酒 喜久水 ひやおろし 純米原酒【生詰】を飲み切りながら(笑)

このお酒についてはまた別記事で!

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