【映画を楽しむコツ】vol.53 「英雄 ~HERO~」 編【Amazonプライムビデオ】

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原題はそのまま「英雄」。この映画、自分の中ではかなり有名な映画のひとつという認識でした。

美しい映像のオンパレードなのにしっかりとしたドラマと史実に基づいた設定のどっしりとした作品です。

この記事には多分にネタバレが含まれています。作品をご覧になられていない方にはオススメ出来ません。

作品概要

2002年公開、チャン・イーモウ監督作品。主演はアクションの雄・ジェット・リー。

他にも豪華な顔ぶれで、トニー・レオン、マギー・チャン、チャン・ツィイー、ドニー・イエンとアクションも演技も出来る俳優陣です。

秦の始皇帝が中国全土を統一しつつある頃の設定で、日本で言う処の「羅生門」スタイルで語られる映画となっています。

美しく、せつなく、哀しく描かれる史実

主人公”無名”は秦の大王暗殺を目論む武術の達人たちを討ち取り、大王の宮殿で法相を受け取る事に。

そして大王に手を焼いていた達人たちをどうやって倒したのかを聞かれ語り始めます。

とにかく、見事なCGやワイヤーを使ったアクションシーンが見応え抜群なのと、話の筋によって景色や衣装の色が印象的に変わっていくのも美しい。

そしてキャラクターたちの名前がまたいい名前です。

主人公”無名”をジェット・リー

飛雪(流水)をマギー・チャン。

残剣(高山)をトニー・レオン。

長空をドニー・イェン。

如月をチャン・ツィイー。

シーンごとのカラーの変更も見事に美しい効果を発揮しています。とにかく印象に残り易いです。

後で、「赤い衣装の時は”無名”のシナリオ」で、「緑の時は3年前の過去のシーン」でとか、整理しやすくてよかったのもありますが、とにかく美しいです。

そして、切ないストーリーがホントになんとも言えないです。

それぞれのシーンで語られる気持ちの動きはホントにありそうで、心にグッとくるものがあります。

敵討ちと愛情と、すれ違いと、、、、、。

飛雪と残剣の気持ちのすれ違い具合がもう、ホントにせつないです。

”無名”と残剣の水上での戦闘シーンの美しさと言ったらハンパないです。

水中からの撮影されたカットもあるんですが、こんなの始めてみましたよね。

これは昔の中国の衣装がそうだからという事も合うと思うのですが、風に良くたなびきます。

そして髪もたなびきます。もうううう、キレイです。

この辺ってアジア人じゃないと分からないセンスじゃないかな~。

たぶん、この剣を構えた姿がカッコいいとか、美しい姿勢だとか、その上で衣装や髪が風にたなびいてのが美しいとかって、ワビサビも入っている感覚でしょう。

そして、水面に映る逆さ景色も美しく感じる構図とかホントに美しいと思います。

ざっくりあらすじ

秦が周囲の国々を落とし排し始めた頃の話。

ひとりの田舎役人の”無名”が大王暗殺を狙っている達人、3人を討ち取ったという事で宮殿で報奨を受け取る事になります。

大王は自分の力を持ってしても手こずってしまっている達人たちをどうやって倒したのかと尋ねて来ます。

”無名”は飛雪と残剣が恋仲だが仲違いをしている事突き止めこれを利用して倒したと話します。

が、大王はその話は信じず、”無名”が実は大王を暗殺するための刺客であることを見抜きます。

”無名”は大王に10歩の距離まで近づけば確実に仕留めることが出来る技を身に着けています。3人の達人はをそれを知り、”無名”に暗殺の大事を任せる事にしたと大王は読みます。

しかし、”無名”は残剣だけが殺してはならないと言っていたと話します。

これまで世の中は戦に次ぐ戦でたくさんの人が死んだり苦しんだりして来ています。

これを終わらせる事が出来るのは大王だけだと残剣が言っていた事を話します。

大王は自分を狙っていた敵にこそ、自分の理解者がいたのだと悟ります。

それが分かれば満足と、すでに報奨10歩の距離まで近づいている”無名”に自分の剣を投げ出します。

理解が得られた今、もう未練はないと残剣の残した「剣」と書かれた書を見つめます。

そして残剣の残した剣の極意を悟ります。

「剣は人なり、人は剣なり 手中の草も武器になる。」

「次に到達するのは 手から剣を捨て 心に持つ境地」

「徒手空拳でも心で100歩離れた敵を倒す」

「そして最高境地は 」

「手にも心にも剣のない境地 大きな心ですべてを包む」

「人を殺さず平和を求める」

その時!”無名”の必殺技の”十歩必殺”が!!

しかし”無名”は大王を殺さずに「今悟った境地を忘れないで下さい」と言ってその場を去っていきます。

大王の命を狙った者はもちろん死罪となります。

飛んでくる大量の矢を前に未来を見つめる”無名”。

まとめ

この映画は、芸術的にシーン毎に色で意味を持たせて描く映像の美しさ、完璧に美しいまでに完成されたアクション、そして寓話としても完成度が高い作品だと思います。

残念ながら、この映画は劇場に観に行くのを逃しているんです。劇場で観たかったなぁ~。無理なの分ってるんだけど、IMAXでリメイクしないかなぁ~。。。

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英雄 ~HERO~(字幕版)
名前は無名(ウーミン)。秦の小さな村の官吏。特技:十歩必殺―十歩の距離であればどんな相手でも一撃のもとに倒すことのできる剣術。中国全土で最強といわれる3人の刺客を倒し、秦の始皇帝に謁見を許された。そして彼が話し始めたのは、誰の想像をも超えた物語だった。(C) 2002 Elite Group Enterprises, ...

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