男の子が大っ好きなもののひとつ恐竜!!
恐竜たちがいっぱい出てきて大暴れする作品と言ったら「ジュラシック・パーク」です!!
今回は「ジュラシック・パーク」シリーズを紹介します。
※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。
2022.7/29(金)に最新作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」が公開となります。
「ジュラシック・パーク」シリーズの完結作とのことで注目作です!
これまでの作品をおさらいしてみましょう。
作品概要
1993年公開のスティーブン・スピルバーグ監督作品から続く、SF恐竜アドベンチャーシリーズ。
SF作家マイケル・クライトン原作の同名小説を映像化。
一部のCGとアニマトロニクス(機械仕掛けの人形などを遣う手法)を贅沢に使い、まるで本物の恐竜たちが現代によみがえったかのような映像に仕上がっている。
ざっくりあらすじ
琥珀(こはく)に封じ込められた、太古の恐竜の血液を吸った蚊から恐竜の遺伝子を採取して培養することで現代に恐竜たちを蘇らせた。
蘇った恐竜たちをとある島に隔離して、強大なテーマパークを建設する計画が進んでいた。
招待された博士と子供たち一体どうなる!?
ロマンあふれる恐竜たち
恐竜とは、約1億5000万年前のジュラ紀・白亜紀と呼ばれる時代に生きていた巨大な身体を持つ生物のことです。
化石で発見された時にその巨大な牙や身体から、「恐ろしい竜」ということで「恐竜」と名付けられました。
「ジュラシック・パーク」シリーズに登場する代表的な恐竜を見てみましょう。
No.1恐竜、T-REX・ティラノサウルス
獲物を捕食することに特化した生態をもち、肉食恐竜の中ではかなり巨大な種です。
その牙や爪、尻尾の強烈な一撃などはゴジラに近い脅威を感じます。
魅力的な草食恐竜
草食恐竜は肉食恐竜に比べおとなしくてあまり活動的ではないですが、独特のフォルムを持つ種が数多くいるのが特徴です。
かっこよく、不思議な形をしている彼らの代表的な3種を紹介。
トリケラトプス
鼻上に一本と額に2本、計3本の角を持つ恐竜。「トリケラトプス」は「3つの角を持つ顔」という意味です。
おとなしい性質ですが、肉食獣とその角を使って戦うこともあると言われています。
ウロコも非常に硬く、鎧のような役割を果たしています。
ステゴサウルス
背中のヒレのような突起が特徴で、中国ではその背中のヒレが剣のようだから「剣竜」と呼ばれているそう。
尻尾の先の4本のトゲが最大の武器で肉食恐竜などの脅威から身を守るのに役立っていました。
ブロントサウルス
もっとも大きな身体を持つ恐竜のひとつ。
長い首と長い尾を水平に伸ばして、バランスをとって活動します。
体重は約15t、全長は22mにもなったそうです。
この映画で有名になったヴェロキラプトル
「ジュラシック・パーク」において重要な役割を担い、さらにその恐ろしさを余すところなく発揮したのが、ヴェロキラプトルです。
実はこの種は今作で取り上げられるまではそれほど有名な恐竜ではありませんでした。
なぜなら竜と呼べるほど巨大でもなく、華奢なイメージすらあるからです。
それでも人間に比べると大きな身体で、素早い動きと鋭い爪と牙の攻撃は驚異的です。
空の恐竜プテラノドン
大きなクチバシと、水平翼の代わりをしていたと考えられる頭頂部の特徴的な長い顔とコウモリのような翼で空を飛んでいたと考えられています。
滑空することで結構な距離を飛行することが出来ます。
海の恐竜モササウルス
クジラのような巨体に大きなヒレ、そしてワニのように大きな顎のある頭部が特徴。
海中を巨大な古代サメのメガロドンより素早く泳ぎ回り、獲物を捕食していました。
水面に近づいた翼竜なども水面からジャンプして捕食していたと考えられています。
これだけ覚えておこう!恐竜の時代
恐竜が全盛の時代はジュラ紀(じゅらき)、白亜紀(はくあき)と呼ばれる時代です。
数字としては現在から約1億5000万年前くらいです。
この頃の地球の大気は今よりも酸素が非常に濃かったので、生物が軒並み巨大化しています。
恐竜以外にも80㎝もあるトンボが飛んでいたりなど生物全般が巨大でした。
ちなみに「ジュラシック」は「ジュラ紀のジュラ」から来ています。
これだけ覚えておけばとりあえず、OKでしょう。
他にも聞いたことない時代名とか出てくるかもしれませんが、恐竜の話をしている時に出てきたのならジュラ紀、白亜紀の前後くらいだと思っておけばいいです。
ちなみに人類が誕生してからはまだ200万年くらいしか経っていません。
遺伝子操作は冒涜だ!という視点
キリスト教圏の国では「遺伝子操作」は神を冒涜する所業だという感覚があります。
どんなに便利であっても神の摂理を捻じ曲げると、天罰が下るというのが本能的に刻まれています。
今作でも遺伝子操作をして恐竜を蘇らせるのですが、勝手に繁殖できないように遺伝子をいじるという生物の摂理から外れたことを行っています。
しかし体内で雌雄を変換して繁殖を行う能力を短時間で獲得してしまいます。そして閉じ込められることを嫌い暴れるようになります。
その結果、大暴走した恐竜たちに恐ろしい目に合わされるということになっていきます。
天罰が下されるわけです。
自然の怖さ
恐竜たちが種族を反映させるために繁殖するための機能を自分たちで獲得していくというのが描かれます。
どんなに完璧な2重3重の防護を重ねても思いもよらない方法でそれを打ち破るのが大自然であり、神の摂理であるというのが描かれています。
自然(神の摂理)は絶対に人間の思い通りにはならないということです。
確かに不思議ですよね。
例えば大氾濫して大きな災害を生んだ河川に反乱した時の5倍の水量を想定した丈夫な堤防を築いてもいつかまた必ず予想水量を超えて氾濫するんですよね。
最新の恐竜事情
「ジュラシック・パーク」公開時前までは、恐竜は割と直立に近い形で立ち、尻尾を引きずっているものが多かったです。
いろいろな発見により2本足で立つ恐竜はゴジラのように直立していると思われていましたが、頭を低く、身体と尻尾を水平にしてより身軽に動き回っていたと言われるようになります。
そして色柄や羽毛などもあったと言われ、現在の最新研究でのデザインはかなりイメージとギャップのあるものになってきています。
またブロントサウルスなどの首が長い恐竜は画像のように首を直立させていると考えられていましたが、やはり頭を低く、尻尾を頭と同じように水平にした態勢だったという事がわっかってきました。
頭部まで血液を上昇させるだけの血圧を心臓で生み出さなければならないのですが、判明している心臓の大きさでは不可能であることが分かっています。
また、巨体の活動を維持するためには現在の爬虫類のように変温動物では不可能で、爬虫類ではありますが恐らく常温動物だっただろうと推測されています。
さらにブロントザウルスに関しては実はいろんな種の恐竜を一緒くたに呼んでしまっていることが分かってきました。
だからもっと細かく分けられ、それぞれに学名が与えられています。
つまり「ブロントザウルス」という恐竜は現在では存在しなくなっています。
このように今現在でもどんどん恐竜の研究は進み情報が更新されています。
「ジュラシック・パーク」世界に出てくる恐竜たちもどんどんデザインが違っていたことが分かってきています。
これもロマンのひとつですね~♪
電八的感想・レビュー
もう一番最初に恐竜が登場するシーンでやられちゃいますよね。
恐竜博士が島に到着する直前まで発掘作業をしていて土埃にまみれていたのが、バーーン!!と巨大な本物の恐竜が目の前をのっしのっしと歩いているのですから!!
しかも有名どころを先に見せてくれます。
にくい演出ですよね~♪
まずは恐竜で一番感じたいのは、「巨大さ」という事で一番最初にブラキオサウルスが登場します!!
「うぉおおお!」と心の中で叫んでしまいます。
実はこのシーン以外はほぼアニマトロニクス(機械仕掛けの人形などを遣う手法)で撮影されています。
そしてトリケラトプス!!強そうな巨体が弱って横たわっている姿になんだかジンときます。
ヴェロキラプトルの描き方など、スピルバーグ監督の一番の売りである、「子供だましはせずに残酷な描写もしっかりやる」というところに痺れてしまうファンは多いはずです。
そして後半になって満を持して登場するT-REX。今作でティラノサウルスが世界的にこう呼ばれるようになりました。
そのおかげで日本でも安達祐実主演で「REX 恐竜物語」が製作されます。
面白いかどうかは別にいいんです。安達祐実がとにかくかわいいです。
というわけで、とにかく恐竜はロマンのかたまりで、その本物のような恐竜がところ狭しとたくさん登場し走り回るすごい映画が「ジュラシック・パーク」シリーズなわけです。
細かい部分にツッコミを入れる方もいらっしゃいますが、この映画については何も考えずに「うわ~~恐竜だ!!」「でっか~い!!」「こわ!!」と感じればいいのだと思います。
確かに陰謀もあったりはするのですが、人間の思惑など全部を恐竜たちにぶっ潰されてしまう物語なので(笑)
映画的評論家的な言い方をすれば「カタルシスを楽しもう」という事になるのだと思います。
まとめ
この記事では「ジュラシック・パーク」シリーズのついて以下のことが分かります。
- 作品概要
- ざっくりあらすじ
- ロマンあふれる恐竜たち
- これだけ覚えておこう!恐竜の時代
- 遺伝子操作は冒涜だ!という視点
- 自然の怖さ
- 最新の恐竜事情
- 電八的感想・レビュー
ちなみにAmazonプライムビデオ、U-NEXTにて見放題配信されています。
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