いよいよ2022年2/4(金)に公開開始となった「ゴーストバスターズ/アフターライフ」をさっそく観に行ってきました。
この作品は2作目から33年を経過しての正式続編となります。
◆映画「ゴーストバスターズ/アフターライフ」公式サイト
◆電八ぶろぐ|「ゴーストバスターズ」シリーズ編
是非ご覧になってください。
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※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。
作品概要
2022年公開のジェイソン・ライトマン監督作品。
監督は旧作の監督アイヴァン・ライトマンの息子です。
アイヴァンは息子ジェイソンから渡された今作の脚本を読んだら泣くほど感動したそう。
メインの出演はキャリー・クーン、フィン・ウルフハード、マッケナ・グレイス、ポール・ラッドら。
旧作メンバーのビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、アーニー・ハドソン、シガニー・ウィーバー、アニー・ポッツらも再出演し各キャラクターたちのその後を演じる。
ざっくりあらすじ
借金のためにアパートを追われてしまうシングルマザーのキャリー、息子のトレヴァー、妹のフィービーの3人。
キャリーの父イゴン・スペングラー博士が亡くなり、相続したオクラホマ州サマーヴィルの屋敷に引っ越すことに。
サマーヴィルでは活断層もないのに原因不明の地震が毎日起きていた。
キャリーの娘フィービーは祖父の遺品を整理するうちに地下室を発見した。そこにはかつてイゴンがゴーストバスターズとして使っていた道具や装備が残っていた。一方、兄トレヴァーは納屋でECTO-1を発見。
フィービーたちはゴーストトラップに閉じ込められていたズールを逃がしてしまう。
すると、街にゴーストたちが現れ始める。
引き継がれたガジェット類が素晴らしい!
イゴンの屋敷の地下室に残されていたプロトンパック、ゴーストトラップ、ジャンプスーツ、カメラゴーグルなどの装備。
1作目のデザインがをしっかり踏襲してあります。
プロトンパックの丸い部分が超小型粒子加速器になっていることが語られます。フィービーはこれを一瞬で見抜き、修理もさくっとこなします。天才の血を引いている事が如実に表れるシーンです。
フィービーはこれらの装備を姿の見えない祖父イゴンの霊の導きで使えるように修理します。
また、トレヴァーは納屋に残っていたホコリにまみれ、ボロボロになっていたゴーストバスターズのメイン車両ECTO-1(エクトワン)を発見してこれも修理・整備して走れるように。
ちなみに1作目はECTO-1はキャデラックの救急車、2作目ECTO-1Aはこれをグレートアップしたもので少しデザインが違います。2016年版アンサーコールでは霊柩車を改装したモノが使用されています。
今作のECTO-1は1作目のモノを再登場させている様子。(ナンバープレートにはECTO-1でAが付いていない為。)
ジャンプスーツに着替え、装備を身に着け、ECTO-1で出かける子供たちが非常にかわいらしいです。
小ネタが分かると楽しい!20選
- 門の神、鍵の神であるテラードッグはCGのみじゃなくて200kgの人形を製作してコマ撮りもしています。おかげで質感がすごくいいのと旧作とのギャップが少なくて違和感なく観る事ができます。
- フィービーが地下に滑り棒を使って降りるときの音は1作目のレイが滑り降りるときの音源をそのまま使用しています。
- 旧作のソファで門の神ズールに襲われるディナのシーンと今作のソファで襲われるイゴンのシーンは構図が全く同じです。
- 黙示録第7章12節については1作目はレイとウィンストンの会話で出て来ます。今作ではイゴンの屋敷の入り口に書かれています。
- 1作目の図書館で真っ直ぐに積み上げられた本が出て来ます。今作でもイゴンの屋敷で同じく積み上げられた本が登場。
- 1作目にピーターの研究室にあった機械(車輪のついた赤い機械)が今作もイゴンの屋敷にもある。
- ポッドキャストがかぶった電極付きのヘルメットは1作目で鍵の神に取り付かれた会計士ルイスにイゴンがかぶせたモノと同じモノです。
- ホステス社のお菓子トゥインキーが登場。1作目でイゴンがニューヨークの霊的エネルギーの総量を説明する際に使ったお菓子。今作では地下室のロッカーに入っていたジャンプスーツのポケットに入っているのをフィーギーが見つけます。
- 旧作でゴーストバスターズたちは留置所・裁判所・精神病院(1作目、2作目)によく入れられますが、今作もフィービーたちが留置所に入れられます。
- 2作目序盤でレイはゴーストバスターズ解散した後に怪しげな書店で働いていますが、今作でも同じく書店で働いています。
- 1作目で給料目当てでゴーストバスターズに入社したウインストンは今作では仕事で成功し大金持ちになっています。レイの書店の費用も彼が負担しています。
- 1作目ズールに取り付かれたディナの「ディナはいない、ズールだけだ」というセリフがあります。今作はキャリーが取り付かれ「ママはいない、ズールだけだ」と全く同じセリフを言います。
- ゲイリーを演じたポール・ラッドは映画「アントマン」で主役スコット・ラングを演じています。スコットはバスキン・ロビンス(31アイス)でバイトしています。今作ではゲイリーがウォルマート(大型スーパー)でバスキン・ロビンス(31アイス)のアイスを手に取ります。
- またゲイリーが授業中に生徒たちに見せていた80年代映画のVHSは「クジョー」と「チャイルド・プレイ」というホラー映画。チョイスが渋いです。
- 兄トレヴァー役のフィン・ウルフハードは主演のNetflixドラマ「ストレンジャーシングス」でハロウィンでゴーストバスターズの仮装をしていますが、それが本物のゴーストバスターズになりました。
- 1作目レイにゴーザが「お前は神か?」と問いレイが「違う」と答えて攻撃されました。ウィンストンに「今度聞かれたら“イエス“と答えろ」と怒られます。そして今作で「そうだ」と答えましたが、結局攻撃されました。
- 今作でゴーストがサマーヴィルの街に溢れるシーンでカフェでコーヒーのお代わりをもらうゴーストは1作目で街中にゴーストが溢れた時に登場したタクシー運転手のゴーストと同じ。
- 門の神ズール、鍵の神ビンツに憑依されたキャリーとゲイリーは取り付かれてS〇Xした時の記憶があります。という事は1作目のディナと会計士ルイスも×××
- イゴン役のハロルド・レイミスは2014年に亡くなっています。今作では役者ボブ・ガントンにCGの顔を貼り付けて映像的に復活させています。これはもちろんハロルドの家族に同意を得た上で映像化し、ラストに「For Harold(ハロルドに捧ぐ)」とテロップを入れてます。
- ミッドクレジットでシガニー・ウィーバー演じるディナとピーターが超能力カードのテストをします。1作目でピーターは学生をこのテストで実験台にしていて、ディナと仲良くなるためのダシに使います。
細かいこと言えばもっといろいろあると思いますが、とりあえずこの辺が分かれば楽しく観れると思います。
以上、観ていて気が付くとフっとなったりジワっときたりする小ネタです。
家族・友とのきずな
メインテーマとなるのが家族とのきずなや友情は時をも超えるという事なのだと思います。
キャリーは父親であるイゴンが自分を捨てて去ってしまったのだと思い生きて来ましたが、イゴンの残した屋敷の地下室で彼が自分を嫌うどころか見守っていてくれたことを知ります。
また、レイやピーター、ウィンストンに何も言わずに装備や核燃料を持ち出し、消えてしまった事も実はゴーザの出現を予知していて巻き込みたくなかったからだったことが分かります。
イゴンは誰に何を思われ言われようとも、大切な人々を守るためにひとりで戦い続けていたのです。
フィーギー、トレヴァー、ポッドキャスト、ラッキーの4人はイゴンの遺志を継ぐ決意をしてゴーザに立ち向かおうとします。
また、ラストにレイ、ピーター、ウィンストンもサマーヴィルに駆けつけます。
そして、小さな身体でゴーザに立ち向かおうとしたフィーギーを支えるために霊になったイゴンも姿を現します。
ここ、号泣物のいいシーンです。
その他の関連情報
旧作はレイ役ダン・エイクロイドとイゴン役ハロルド・レイミスのふたりが脚本を書いています。「ゴーストバスターズ2」公開後すぐに続編の脚本を書き始めたのですが、なかなか実現できず2014年にハロルド・レイミスが他界してしまいます。
一応、プロジェクトが始まっていたのですがハロルドの急逝で脚本が使用できなくなり、リブート作品として「ゴーストバスターズ -アンサーコール-」が2016年に公開されます。
ダン・エイクロイドは続編をあきらめずに、企画を練り直します。
そして年月が経っているので次世代に引き継ぐストーリーを考えだします。
ハロルド・レイミスへの哀悼の意を表すためにイゴンの孫を主役にして、イゴンも他界した設定にしました。
そして監督もアイヴァン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマンに依頼。彼はどちらかというと社会派の映画を撮影しています。
今回、コメディが控えめなのはそのせいなのかもしれません。
ドラマ「ビッグバンセオリー」のスピンオフドラマ「ヤングシェルドン」でアニー・ポッツがシェルドンのばあばコニーを演じていると以前の記事に書きました。
さらにシェルドンと同じく天才児として登場するペイジ役を演じているのが今作の主演フィーギー役のマッケナ・グレイスです。
今まで演じた役ではブロンドの役が多いのですが、フィーギー役は黒髪パーマに丸メガネで大分イメージチェンジしています。
続編が・・?
エンドクレジット後で見られる、ウインストンが買い戻した旧ゴーストバスターズ本部。
その奥にある鉄扉の赤いランプが点滅しています。
実はこれはゴーストトラップで捕獲したゴーストを閉じ込めておくための保管庫です。
1作目で満杯になったゴーストたちがこの保管庫から解き放たれて街中にゴーストたちが溢れかえるシーンがあります。
電源が落ちたら非常に危険という事です。そして赤ランプが点滅しているという事は中身は満杯になっているサイン。
あれから33年も経過していてすべてが古びています。
何かが起きそうです。
続編に期待します。
おまけ
気にしなければいいことだとは思うのですが、気になってしまったので書いておこうと思います。
門の神ズールと鍵の神ビンツの立ち位置なんですが、1作目では破壊神ゴーザに向かって、右側が門の神ズールで左側が鍵の神ビンツだったんですが、今作では逆位置になっています。
神の儀式ってそんなことあり得るのか?と違和感を覚えてしまいました。
それからエンドクレジット後のシーン。
作中にレイが「ハリウッド俳優が本部を買い取って、1階はスタバになっている。」といっています。しかし最後にECTO-1が入って来た時には中にホコリが積もっていました。スタバ撤退させてから何年も経っているのか?レイのセリフはなんだったのか?
ミッドクレジットのみ出演のシガニー・ウィーバー演じるディナ。
ピーターとは2作目序盤では別れて別の男性と結婚し子供が出来たが離婚していました。再びピーターといい感じになっていましたがふたりは結婚したのでしょうか?
そしてディナの息子アーサーはどうしてるのでしょう?
続編が出来たらその辺は描かれる事あるのか?
また1作目に鍵の神に取り付かれ、2作目ではゴーストバスターズの会計士になっていたルイスはどうしてるんでしょ?
本当に気にしなければいいのですが・・・気になります(笑)
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