2000年から続く映画「X-MEN」シリーズのひとつ。その中でもどぎついながらもギャグに溢れる作風の珍しい作品で、その第2弾。近々第3弾が公開される予定みたいです。
※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。
作品概要
2018年公開デビッド・リーチ監督作品。ライアン・レイノルズ主演。
「18禁のクソ無責任ヒーロー」などと呼ばれる通り、下品でどぎつく、無責任でいかれてるヒーローです。
映画自体もR指定でこのご時世に人が殺されるシーンのなんと多い事か。
どぎつく下品でやさしくアットホーム。
ヒーロー映画なのにR指定に映画「ジョン・ウィック」並みに人がバラバラにされていきます。
デッドプール自体もかなり惨たらしい目に合います。
こんな表現していいのかわかりませんが、いっそ、爽快なほどの壊しっぷりです。
さらにデッドプールの言動は非常に下品極まりない時が多々あります。
ですが、その裏にある悲しみや愛情ややさしさを知っているのでなぜか応援したくなるんですよね。
コロッサスもそんな気分なのかもしれません。
OPの映像は恐らく「007」シリーズのパクリでしょう。BGMも偏った拘り(笑)が感じられます。
いろんな映画をパロディしたり、もじったりしています。
第4の壁を超える能力
「第4の壁」とは舞台用語で演劇のステージや舞台と観客席を隔てる見えない壁の事です。演じ手は観客席に観客がいないものとして、というかそんな空間が存在しないものとして演じます。観客との間には見えない壁が存在するとした考え方です。
最近は映画やマンガ、小説などでも視聴者や読者との間を「第4の壁」があるという風に観るようになりました。
デッドプールはこの「第4の壁」を超える事が出来るキャラクターなのです。映画では意味ありげに観客にウインクしてみせたり話しかけたりします。
マンガだとコマを飛び越えたり、前のコマに行ってそのコマの自分と話してみたりするんです。
自分が造り物なのだという事を知っているんですよね。
観客や製作者の目線で自分たちを捕らえることが出来るわけです。
だから自分で自分の事をその世界の「神」だと言ってみたりします。
コロッサスvsジャガーノート
そして、この映画で好きなところ。まずはケーブルが登場したところですね。まあ今ひとつの活躍でしたが。
しかも役者さんが「アベンジャーズ」シリーズのサノスを演じたジョシュ・ブローリンで劇中にデッドプールがそのことを茶化します。
そして何より、ジャガーノートが出てきたのがホントにうれしかったです。
なぜか昔からジャガーノートが大好きで「X-MEN:ファイナルデシジョン」に出て来た時は人間大で迫力がいまいちだったんですよね。
そして今回はヘルメットをかぶっている理由をちらっと話していたりするんですが、ちょっちここ説明します。
実はX-MEN創始者のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアはジャガーノートことケイン・マルコの義理の弟なんですね。
彼は実はミュータントではなく「サイトラックの魔石」によりパワーを得ています。
プロフェッサーXはその強力なテレパシー能力で精神を乗っ取って操ったり、記憶を操作したりできるんです。
そのテレパシー能力を防ぐために精神波遮断材で出来たヘルメットを被っているのです。実はマグニートーがかぶっているヘルメットも同じ素材で出来ています。
ジャガーノートが一度暴れだすと誰にも止める事が出来ません。なのでX-MENチームはあの手この手でジャガーノートのヘルメットを脱がすように動くわけです。脱がせればプロフェッサーXのテレパシーでおとなしくさせる事ができます。
ジャガーノートはあまり頭が良くないのでよくだまされます。
しかしその能力は強力で、その怪力はハルクやソーに匹敵し、丈夫さも強力なフォースフィールドで強固に守られているのでまず傷つけることが出来ないという恐ろしいモノです。
長年、このキャラクターが実写で動くのを楽しみにしてきた人は多いはず!
しかもこの作品では怪力で鉄の男キャラクターのコロッサスと戦うという!!すばらしい!!パワー対パワー!のバトルがまたすごいです!!
一瞬だけブラピ
ブラッド・ピットがたったの2秒間だけのカメオ出演しています(笑)なんてもったいない使い方するんだか(笑)
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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