【映画を楽しむコツ】vol.28.1 「デッドプール2」編【動画配信】

2000年から続く映画「X-MEN」シリーズのひとつ。その中でもどぎついながらもギャグに溢れる作風の珍しい作品で、その第2弾。近々第3弾が公開される予定みたいです。

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作品概要

『デッドプール2(原題:Deadpool 2)』は、マーベル・コミックスの人気キャラクター「デッドプール」を主人公にしたアクション・コメディ映画です。

2018年に公開され、前作『デッドプール』(2016年)の続編として、多くのファンの期待を集めました。

主演のライアン・レイノルズが再びデッドプール役を務め、独特のユーモアとアクションがさらにパワーアップしています。

ざっくりあらすじ

かつての傭兵ウェイド・ウィルソンは、治療不可能な病を乗り越え、デッドプールとして生まれ変わります。今作では、未来から来た戦士ケーブルと対峙しながら、若きミュータント「ラッセル」の命を救おうと奮闘します。家族や仲間、そして自分自身と向き合う、騒がしくも温かい戦いが描かれます。

R指定ヒーロー映画の代表作「デッドプール2」を観るべき理由

一見すると過激で下品。でも、どこか温かくてアットホームな空気感──それが「デッドプール2」の最大の魅力です。

本作は、マーベル作品としては異色のR指定映画。まるで「ジョン・ウィック」シリーズを思わせるような、ハードなアクションとバイオレンスが展開され、人が吹き飛び、バラバラになる描写も少なくありません。主人公のデッドプール自身も、何度も壮絶な目に遭います。

こう書くとただの残酷映画に聞こえるかもしれませんが、不思議と観ていて“爽快”なんです。その壊しっぷりが潔く、むしろ笑えてくるほど。

また、デッドプールの発言は時に非常に下品で毒舌。しかし、その裏には深い悲しみ、愛情、そして優しさが潜んでおり、観る者の心を掴んで離しません。彼をサポートするキャラクター・コロッサスも、そんな彼の“人間らしさ”に共感しているのかもしれませんね。

オープニングの映像は、「007」シリーズを彷彿とさせるパロディ調。BGMには制作者の強いこだわりが感じられ、映画ファンなら思わずニヤリとしてしまうことでしょう。

さらに「デッドプール2」は、さまざまな映画やポップカルチャーをユーモアたっぷりにパロディ化。映画ファンなら「このネタ知ってる!」と楽しめる要素が満載です。

ただのスーパーヒーロー映画じゃない。笑えて泣けて、ちょっとグロい。でも、どこか心に残る──「デッドプール2」は、そんな唯一無二の魅力を持った作品です。

デッドプール最大の特徴!「第4の壁」を超えるメタ視点のヒーロー

映画『デッドプール2』を語る上で欠かせない要素のひとつが、“第4の壁”を突破するというユニークな表現スタイルです。

「第4の壁」とは、もともとは演劇用語で、舞台上の登場人物と観客席を隔てる“見えない壁”のことを指します。通常、役者はその壁を意識せず、観客の存在を感じさせないように物語を進行させます。この概念は、現在では映画やマンガ、小説などにも応用され、登場人物が視聴者や読者を“意識しない”という暗黙の了解となっています。

しかし、デッドプールは違います。

この作品の主人公・デッドプールは、自分が「映画のキャラクター」であることを理解しており、劇中でしばしば観客に話しかけたり、ウィンクをしたりといった“メタ”な行動を取ります。まさに“第4の壁を破る”演出が、彼のアイデンティティのひとつなのです。

原作コミックではさらに大胆で、コマの枠を飛び越えたり、過去の自分のコマに戻って会話したりと、マンガという表現媒体そのものを遊ぶような自由さが見られます。

このようなメタフィクション的演出により、デッドプールは他のスーパーヒーローとは一線を画す存在となっています。自分が「作られた存在」であることを理解している彼は、時に自分を“この世界の神”と称することすらあります。

『デッドプール2』は、ただのアクション映画やマーベル作品にとどまらず、「キャラクターと観客との境界を越える」という新しい映画体験を味わわせてくれる作品です。

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この記事を書いた人

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