こんにちは、電八です。
カンフーアクション映画の魅力を知りたい方は必見です。
この記事では、カンフーアクション映画の見方やおすすめ作品を紹介します。カンフーアクション映画は、暴力的なものだと思われがちですが、実はそうではありません。カンフーアクション映画には、美しい衣装や風景、感動的なストーリーや恋愛、そしてもちろん、迫力あるアクションシーンなど、他にも楽しめる要素がたくさんあります。
カンフーアクション映画のファンになると、新しいエンターテイメントの世界が広がります。
ぜひ、この記事を読んでみてください。カンフーアクション映画のファンになるかもしれませんよ。
※注意:この記事にはネタバレが多分に含まれています。作品をご覧になっていない方にはオススメできません。
一言で言うと、「中国武術を中心としたアクション映画、もしくは中国武術をモチーフとして派生したアクションをとらえたアクション映画」のことです。
1960年代に中国における「ヌーヴェル・ヴァーグ」(新たなる波)が起こります。
文化大革命終焉直後の中国の映画監督たちにアンドレ・バザンのリアリズムが大きく影響を与えます。
その後の作品に文化的な精神とそれまでに育まれた映画技法が受け継がれます。
かくして1970年代になると若き監督たちは新たな娯楽芸術を生み出していきます。
その結果生まれた、「カンフーアクションを主体とする映画」は世界を席巻していくことになります。
「カンフーアクション映画」を世界的に認知させた作品がブルース・リー主演の「燃えよドラゴン」です。
カンフーアクション映画とは、中国の伝統的な武術を主題としたアクション映画のジャンルです。このジャンルの特徴として、徒手空拳の戦いがメインになります。銃はあまり使われず、素手や棒、剣などの武器が使われます。
そしてその殺陣は独特のリズム感で構成されていて、カーチェイスや銃撃戦などとは全く違った緊張感を持っています。カンフーアクション映画の殺陣は、実際の武術の技や動作を基にしていますが、それを映画的に演出するために、ジャンプや回転などのアクロバティックな動きや、ワイヤーアクションなどの特殊効果を加えることもあります。
カンフーアクション映画の魅力として、まず「武術」という技術の美しさや迫力が挙げられます。
「武術」とは「人間をいかに効率よく破壊、または行動不能にするか」を追求した技術です。これを修得するための練習方法などが、完全に体系化されています。カンフーアクション映画では、この「武術」の技や動作を、俳優やスタントマンが実際に演じることで、観客に見せるのです。
これは、観客に「自分でもひょっとしたら身につける事が出来るかもしれない」という感じさせるものがあります。つまり自分が映画の主人公になり得る可能性を感じさせます。だから映画を観た後に主人公に成り切って「アチョー!」と叫びたくなったりするんですよね。
さらに、主人公が修行によって強くなっていく過程を見せていきます。
この時の独特で奇抜なトレーニング方法が展開されますが、これが合理的で効率的な考えを元にしたトレーニング法であることが明かされたりもします。
アジアのエキゾチックな考え方に新鮮な驚きを覚えます。
もう一つの魅力として、カンフーアクション映画には、中国の歴史や文化、哲学などが反映されているという点があります。カンフーアクション映画の多くは、中国の歴史上の時代や事件を背景にしています。たとえば、清朝の滅亡や辛亥革命、日中戦争などの歴史的な出来事が、カンフーアクション映画の舞台となっています。また、カンフーアクション映画には、中国の文化や哲学が色濃く反映されています。たとえば、仏教や道教、儒教などの思想が、カンフーアクション映画の登場人物の言動や価値観に影響を与えています。カンフーアクション映画を観ることで、中国の歴史や文化、哲学に触れることができるのです。
以上のように、カンフーアクション映画は、徒手空拳の戦いという特徴と、武術の技術と美しさ、中国の歴史や文化や哲学という魅力を持っています。カンフーアクション映画は、映画の中で見せるだけでなく、映画の外にも影響を与える力を持っています。カンフーアクション映画を観ることで、観客は自分の可能性を広げたり、中国の歴史や文化や哲学に興味を持ったりすることができるのです。
基本的には中国映画の定番の形式である、かたき討ちの物語が多い、時代劇です。
さまざまな、中国武術を扱った作品となります。
「少林寺」
僧が武術修行を行い、超人的な力と技術を身につけます。さまざまな修行風景が映されてます。
「ドランクモンキー酔拳」
世界的にジャッキー・チェンを有名にした出世作。
酔拳という特殊でトリッキーな拳法と、ギャグ盛りだくさんのコメディ仕立てになってるのが特徴です。
「英雄~HERO~」
ジェット・リー主演の時代劇。秦の始皇帝の中国統一前夜の物語。
回想でつづられる美しい色彩の映像美と美しくも激しいアクションが素晴らしい。
「レッドクリフ」
金城武も出演している、「三国志」の中の「赤壁の戦い」を描いた作品。
Part1、Part2の2編でつづられる壮大な歴史アクションとなっています。
「蜀山奇傳・天空の剣」
仙人と妖魔の戦いを描いた中国のファンタジー。
この映画で使われているワイヤーアクションの技術がその後の世界のアクション映画作品全体に与えた影響は非常に大きいです。
「グリーン・ディスティニー」
伝説の神剣にまつわる悲しく切ない物語。
「蜀山奇傳・天空の剣」のワイヤーアクション技術をさらに高め、カンフーアクションを美しく感じられるまでに高めた。
結果、「その後のすべてのアクション映画作品を変えた」と言われています。
「Don’t Think !! Feeeeel !!」
ブルース・リー主演「燃えよドラゴン」の割と冒頭のシーン。少年にカンフーの手ほどきをするのですが、その時に少年に言ったセリフ「考えるな!!感じろ!!」です。
「油断大敵、屁の用心ってね」
酔拳を身につけたヒコが棒術のワンにお師匠さんのリベンジを仕掛ける。
カンフーアクション映画の視聴方法は、ひとつはもちろん映画館へ足を運んで鑑賞してもらうことです。
その他にはテレビでの視聴もありますが、ここでは動画配信サービスを紹介します。
ベスト・キッド
リベリオン
◆昭和クラブ(カンフー映画チャンネルを運営)
◆陳静オフィシャルサイト
◆全国道場ガイド
「カンフー」とは「功夫」と書きます。意味は修練して身の内に積み上がったもの、または練り上げられたものを意味します。つまり練習の成果の事です。
例えばそれは武術に限らず、歌でも、書でも、大工の技術でも、料理でも、学問でも、すべての事において言える事です。
ですが、カンフーアクション映画においては、中国武術全般・日本の空手・アメリカのマーシャル・アーツなどを指していることが多いです。
カンフーアクション映画を楽しむ上で知っているとより楽しめる知識があります。それが「道教」や仙人が扱う仙術などです。
中国三大宗教のひとつで、道(タオ)を説き不老長寿を究極の理想とする中国でうまれた宗教です。
映画「霊幻道士」に登場する道士たちは道教を収めて、道術を身につけた者たちのことです。
不老不死を目指すための方法があるのですが、そのうちのひとつが仙人になる事です。
よく「仙人は霞を食べている」なんて言いますが、不老不死となっているからなんですね。
さらにふたつ目が、尸解仙(しかいせん)です。これは死は免れることが出来ない事として、一度死んでしまおうというものです。それ以上死ぬことはないので不老不死を得たと言えるという事なのです。
仏教の即身成仏ににてますかね。
また、この技術を応用して妖怪化した死体であるキョンシーを供養のために操ります。
仙人や神人が住んでいる秘境や異界を、探しだして楽園として、神仙を信仰して自身も神仙に至るための修行を行う事を目指します。
カンフーアクション映画作品では、この思想は人界に背を向けて見捨てる行為として描かれることがままあります。
仙術を極めて、不老不死と共に強い力を手に入れているのに秘境や異界に引きこもったまま、現世がどうなろうと知ったことではないと言わんばかりの仙人たち。
そう、仙人や神人は正義の味方として描かれる訳ではないんですよね。
ここが面白いところですね。
「ドラゴンボール」でいうと亀仙人がカメハウスに引きこもったっきり、ピッコロやサイヤ人が暴れて世界に危機が訪れても知らん顔しているみたいに描かれるという訳です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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