【映画を楽しむコツ】vol.84 「スタートレック」シリーズ編 【Amazonプライムビデオ】【U-NEXT】

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さて、SFと言えば絶対にはずせない作品があります。

今回はその内のもっとも有名且つ人気の高いシリーズ作品を紹介します。

長きに渡る栄光の作品群「スタートレック」シリーズです。

長く愛される作品

この作品は「スター・ウォーズ」と並ぶSFの超大作群にして、その世界観は「人類に明るい未来」を見せる作品として世界中で愛されてきました。

本当に簡単に言ってしまえば、「スター・ウォーズ」は太古の昔の、それもおとぎ話に近い伝説の物語なのに対し、「スタートレック」シリーズはざっと100年後の世界からの歴史を描くように設定されています。

本当にそんな未来が到来するのかどうかを見てみたいというファンは本当に多くて、コールドスリープ(冷凍睡眠)を予約する人もいるのだとか。

根幹となる世界観

「スタートレック」シリーズで描かれるのは100年後の未来に人類が地球外知的生命体とファーストコンタクトを体験するという歴史が描かれています。

そのためにはワープ航法を人類自ら自力で完成し、外宇宙に旅することが可能になった際にはじめて外部の知的生命体からコンタクトがあるという設定の下で描かれます。

ワープ航法で宇宙船をワープさせるとその痕跡が残ります。これがワープサインと作中で言われるもです。

多種多様な知的生命体で構成される惑星連邦はこのワープサインが検出されない未開惑星には干渉しないという法を守っています。

ワープとは光の速度を超えるスピードでの宇宙航法のことです。

これが最低限、惑星連邦に加盟する条件に設定されています。

ワープ航法とは

この作品群の根幹を為す、SF的な設定としてワープ航法があります。

この宇宙で光よりも速く移動できるものは存在しません。それがアインシュタインの相対性理論の答えです。

ですが、SFとして宇宙を舞台に考えた時に光のスピードでも何万年もかかってしまうような距離を移動する壮大なストーリーを描くために考案されたのがワープ航法なのです。

日本語の難しい言葉にすると超光速航法(光の速度を超える航法)というわけです。

いろんな作品でいろんな理論が考案されています。

「スタートレック」シリーズではワープバブルという泡状の亜空間で船体を包み込むことで物理法則を無視して光よりも速く移動する事が可能になるという理論が語られています。

スタートレック:ヴォイジャー」は”管理者”と呼ばれる存在にいきなり7万5000光年(光のスピードで7万5000年かかる距離)もの彼方に吹き飛ばされるところから物語が始まります。

科学技術に関して

ワープ以外にも「スタートレック」は多種多様な科学技術のアイディアの宝庫となっています。

簡単にリストであげると

  • 転送技術:A地点からB地点へ何も動かさずに送り込む技術。テレポート技術。
  • フードレプリケーター:バイオ素材を原料にオーダーした食料を詳細に再現する技術。超高性能な3Dプリンター。
  • 3Dホログラフィック技術:指定した場所や設定した環境をリアルに再現する技術。ホロデッキと呼ばれる専用の部屋でいろんな用途に使われます。光子を通常物質レベルに組み上げ性質を再現する事ができるので、詳細なシミュレーションを作成できます。また長期の船旅でのストレス緩和のためにも利用されます。
  • 亜空間通信技術:宇宙の彼方とのリアルタイムな通信技術。ワープと同じで電波も光のスピードまでなので、信号を亜空間技術を使って超光速で送受信します。
  • フォースフィールド:あらゆる力の干渉を無効化するシールド技術。またフィールドを制御する事ができ、周波数や振動、特定の物質のみを通すなどフィルターとしても扱う事ができる。
  • 異星人・他種生物たちの生態・文化:よく精査されあり得る生態やそれに則った文化などを表現。ちなみに「スタートレック」シリーズに登場するすべての人間型(ヒューマノイド)は実は先祖がひとつの種族だったという設定になっています。

などなどです。

あまりにも情報量が膨大でこの記事のみではお伝えしきれませんが、本当にしっかり作られています。

いろんな議論を読んではいますが、一応、長いシリーズの中では矛盾がないように描かれています。

あえて「一応」としたのは全くないのではなく、作中キャラクターに「勘弁して」と言わせているのも含めてです(笑)

とはいえ、ちゃんとあり得そうな未来を描いています。

恐らく、トレッキーとかトレッカーと呼ばれるファンの皆様はそこら辺に魅了されているのだと思います。

参考サイト:「Star Trek」科学技術解説

Star Trek科学技術解説 [TOP PAGE]

宇宙船の装備

一言で言っても装備とはいろいろあります。

基本的に宇宙艦隊の戦艦や巡洋艦などは円盤状のブリッジ・居住区などを備えた部位を持ち、後方にはワープナセルという棒状のエンジンを備えた姿でデザインされることが多いです。

ワープナセルは出力は小さくても2~3人乗りのシャトルにも搭載されています。

惑星間移動くらいならば小型のシャトルでも余裕でこなせるようになっています。

その他の種族の宇宙戦艦については種族ごとに違うでデザインがなされています。

性能に関してもそれぞれの艦によってという事になっています。

共通の基本武装としてフェーザー砲光子魚雷シールドなどの装備があります。

フェーザーは士官たちが携帯するハンドガンタイプやライフルタイプなどがあって大きいモノから小さいものまで同じ原理のビームを発せさせる。

惑星連邦では基本的にフェーザー銃は麻痺モードにセットされています。

そして、惑星連邦では禁止されている技術の遮蔽装置

光学的にも、量子的にも、レーダーをすり抜け、目の前から姿を消してしまうステルス技術です。

ロミュラン人が主に使用します。

それからこの物語ではスキャン技術が非常に進歩していて、スキャンすれば、基本的にどんなものも、外側も内側もどんな構造でどんな材質で出来ていて、満たされている気体の成分から、乗組員の生体反応、種族、健康なのかどうかなどすべてが把握できてしまいます。

もちろんスキャンされた側も自分たちがスキャンされている事を感知できます。

なので、いきなりスキャンをする行為はかなり失礼な行為であり、戦闘につながる危険な行為とされています。

宇宙船に装備されているモノだけではなく、医療室の設備としてももちろん利用されます。

また携帯できるように小型化されているのが、携帯分析端末のトリコーダーです

トリコーダーにもさまざまなタイプがあります。しかも種族ごとにデザインも性能も違ったりします。

数々の種族

ヒューマノイド型

「スタートレック」においていろんな知的生命体が描かれます。

地球人類と同じような外見をしている種族(ヒューマノイド型)として主だったものを上げると

  • バルカン:全シリーズを通じて登場する「徹底した論理的思考と無感情」が特徴の異星人で、地球人と最も友好的な種族のひとつ。
  • クリンゴン:気性が荒く体の大きい戦闘民族として知られるスタートレック最古参異星人のひとつ。日本のサムライがモチーフだと言われています。
  • アンドリア:青い肌と白い髪、額からのびる2本の触覚が特徴的な種族。人間を見下して「ピンクスキン」と呼ぶ。
  • フェレンギ:嘘をつくこと、他人を騙すことに抵抗がなく、金儲けが全てに優先され、死ぬことよりも金儲けに失敗することに恐怖心を抱くほど。
  • カーデシア:ドミニオン戦争以前は惑星連邦に拮抗する戦力を有していた。惑星連邦と長きにわたって交戦していたがのちに友好関係を結び、ベイジョーを支配していた惑星の統治権を返還する。
  • ベイジョー:聖なる神殿(ベイジョー・ワームホール)に住む預言者を信仰しており実際にも心が繋がっている。
  • ベタゾイド:相手の思考を読むことができるテレパス能力を持ったヒューマノイド。大きめな黒い瞳を持つのが特徴だが、それを含めても外見は人間そっくりである。

などなどまだまだいろんな種族が登場します。

しかもすごいのがそれぞれの種族の習慣や文化があり、ことごとく地球人類が受け入れるのが難しい設定になっています。

これは、人種差別を考える上で非常に巧妙なアプローチだと言えると思います。

トレッキー(スタートレックファン)は恐らくこの辺には敏感であると言えるかもしれません。

以下の動画は日本のテレビCMなんですが、登場する宇宙人を見てアンドリアン人だ!!と思った人、あなたはトレッキーです。

ちなみにすべてのヒューマノイド型の種族は祖先が単一であったことが、物語中で判明しています。

それが「古代ヒューマノイド種族プリザーバー」です。彼らは自分たちの遺伝子を銀河中にばらまき、それぞれの環境に対応した、いろんなヒューマノイド型種族を生み出しました。

そのうちの一種が我々、地球人類という設定です。

ヒューマノイド型以外の知的生命体

  • Q連続体:想像しうることがすべて実現可能な力を持つ神のような存在。しかし完璧な存在ではなく、なんとも味があります(笑)ただ、ピカード艦長とジェインウェイン艦長は大変迷惑だったと思います。
  • ボーグ:「抵抗は無意味だ。同化する。」ピカード艦長も一度は同化されロキュータスとなり、その時の記憶に苛まれます。セブンオブナインも同化から解放されますが、
  • アンドロイド:データ、ローア、など
  • ホログラム:ジマーマン教授をモデルにしたボイジャーのドクター。ホロデッキから抜け出そうとしたモリアーティ教授。

魅力的なキャラクターたち

この作品群で何がいいって、もちろん魅力的なキャラクターたちです。

「宇宙大作戦」では代表的なのは、カーク船長とバルカン人とのハーフのミスター・スポック

「新スタートレック」ではピカード艦長データ少佐、その他たくさんのキャラ。

「ボイジャー」ではジェインウェイン艦長セブンオブナインなど。

「ディープスペースナイン」ではシスコ司令官オドーやフェレンギのクワーク

「エンタープライズ」ではアーチャー船長にバルカン人のトゥポル

「ディスカバリー」ではマイケルパイク船長(NSS-1701のカーク船長の前任)、ジョージャウ船長など。

などなど、魅力的なキャラクターが多数登場します。しかも矛盾点がないように気を使って。それでも矛盾が出た場合は「ごめんなさい」を劇中でちゃんとするというお茶目なところもあります。

それがファン心理をよりくすぐるのでしょう。

しかもほぼ50年の長きに渡り、製作されてきた壮大な世界観。

実は親から子へ子から孫へと3世代にわたってすでに引き継がれる事になるわけです。

第1作目のカーク船長を演じたウイリアム・シャトナーはAmazon創始者のジェフ・ペゾスの招待で2021年10月13日に実際に宇宙空間で無重力を体験しています。

シャトナーの宇宙旅行
「スター・トレック」のアイコンであるウィリアム・シャトナーが、実際の宇宙船に乗り込み宇宙を訪れる最年長民間人となる時、空想と現実がぶつかり合う。この1時間の特別番組では、人生を変えるフライトに至るまでの出来事や、シャトナーとブルーオリジンの...

シリーズごとのざっくり紹介

※劇場版「スター・トレックⅠ~Ⅹ」については割愛しています。

「スタートレック宇宙大作戦」

1966年~1969年。

一番最初に映像化されたシリーズです。略称では「TOS」と表記されることもあります。

ジェームズ・T・カーク船長指揮の元、バルカン人とのハーフ科学士官のミスター・スポックやその他クルーたちが未知の探査に乗り出します。

宇宙船はもちろん「NSS-1701 エンタープライズ号」です。

実はエンタープライズ号という名前の宇宙艦は複数存在します。もちろん違う型式が設定されています。

ちなみに「宇宙大作戦」に登場するものだけでも「NSS-1701-A」「NSS-1701-B」「NSS-1701-C」とあります。

「NSS-1701-A」はカーク船長やスポック達が乗船、その他は違ったクルーたちでした。

新スタートレック

1987年~1994年。

英題では「Star Trek:Next Generation」で略称「TNG」で表記されます。

ジャン=リュック・ピカード艦長指揮の元、アンドロイドのデータやクリンゴン人のウォーフなど個性豊かクルーと共に未知なる宇宙を探査します。

艦は「NSS-1701-D エンタープライズ号」です。「宇宙大作戦」のエンタープライズ号よりも格段に性能も規模も高くなっています。

スタートレック ディープ・スペース・ナイン

1993年~1997年。

略称は「DS9」。

宇宙ステーション、ディープ・スペース・ナインを中心とした惑星連邦、ベイジョー、カーデシア、ワームホールの向こう側の宇宙などとの政治的な駆け引きや紛争、交流を描いています。

シスコ司令官、ベイジョーの大使キラ少佐、カーデシアの司令官デュカット、無形生物の保安主任オドー、酒場のフェレンギ人オーナーのクワークなど多様な種族たちのドラマが見どころです。

このシリーズは珍しく宇宙船がメインの物語ではなく、宇宙ステーションが舞台になっています。

さらにチーフ・オブライエンやウォーフなどTNGのキャラクターが登場して活躍するのもうれしいところです。

スタートレック:ヴォイジャー

1995年~2001年。

略称は「VGRまたはVOY」で表されます。

シリーズ初の女性艦長キャスリン・ジェインウェイが登場。

これまでに女性の艦長や提督がいなかったわけではありません。

でもシリーズ通してのメインメンバーでの艦長は初という事になります。

放映当時はだんだん、性に対する理解が少しずつ深まってきている時代でした。

宇宙艦ヴォイジャーは突如、エネルギー衝撃波によって、まったく未知のデルタ宇宙域に吹き飛ばされてしまいます。

地球までの距離を進むのには途方もない年数がかかってしまう事が明らかになります。

しかし宇宙探査をしながら帰還する方法を探す長い航海に出ることに。

いままで人類が到達したことない領域を航海するので、他シリーズでは見かけない珍しい種族が登場するのも魅力のひとつです。

ヴォイジャーは正式には「USSヴォイジャー NCC-74656」と表記されます。

スタートレック:エンタープライズ

2001年~2005年。

略称は「ENT」。

「宇宙大作戦」のカーク船長の探査ミッションの約100年前が舞台です。

ジョナサン・アーチャー船長とバルカン人の科学士官トゥポル副司令官に地球人メインのクルーで宇宙探査に向かう。

まだ転送に対して恐怖感を持っているという設定など、宇宙大作戦以降、当たり前となっているモノが新鮮に描かれます。

宇宙船は「エンタープライズ NX-01」です。まだフェーザーも光子魚雷もありません。エンタープライズ号の一番初めの艦です。

スター・トレック(2009年)

「スター・トレック」シリーズの原点である「宇宙大作戦」の主人公ジェームズ・T・カークの若かりしころを描く作品。

宇宙艦隊の艦隊アカデミー時代からエンタープライズ号の船長を務めるまでを描きます。

進化した映像技術と各キャラクターの若かりし頃を演じる俳優陣が違和感ないのが素晴らしいです。

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自らを犠牲に、800人の乗員の命を救った伝説のキャプテンを父に持つ若者ジェームズ・T・カーク。偉大な父親の道をたどることを決意した彼は、一士官候補生としてUSSエンタープライズ号に乗船する。ところが、宇宙へ出航した連邦艦隊の前に、父を亡き者...

この後、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」、「スター・トレック BEYOND」と続きます。

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宇宙艦隊司令官ジョン・ハリソン(カーン)(ベネディクト・カンバーバッチ)が復讐を誓い、たった一人でスターフリートに戦争を仕掛けた。カークとスポックはエンタープライズ号のクルーたちとともに生死を賭けた闘いへと旅立つ。
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救出作戦に参加していたUSSエンタープライズ号は、惑星連邦に反旗を翻す戦士クラールから攻撃を受ける。未知の土地に不時着したクルーたちは、反抗的なエイリアンの戦士ジェイラと力を合わせて危機を脱し、全面戦争を仕掛けようとするクラールを止めなけれ...

実はこの劇場版のシリーズは、時間軸が変わってしまうので他のシリーズとは世界線が変わっています。

スタートレック:ディスカバリー

2017年~

略称は「DSCまたはDIS」で表されます。

初の艦長以外のメンバーが主人公の物語。マイケル・バーナムという黒人女性士官が主人公で、「宇宙大作戦」の約10年前という時代設定になっています。

またエンタープライズ号のカーク船長の前任パイク船長が登場して活躍します。

またクリンゴン人がこのシリーズオリジナルのデザインになっています。

スター・トレック:ピカード

2020年~

「TNG」の主人公だったジャン=リュック・ピカードが提督になってしかも艦隊を引退したあとに事件に巻き込まれて冒険する物語。

メインになる宇宙船は特に登場しません。

以前の作品からゲストキャラクターが登場します。懐かしい面々が登場してうれしくなります。

  • ウイリアム・T・ライカ―
  • ディアナ・トロイ
  • データ
  • ブルー(ヒュー)
  • ラフォージ
  • ガイナン
  • Q

などです。また「VOY」のセブンオブナインがメインメンバーになっているのもうれしいところです。

その他

アニメシリーズ「まんが宇宙大作戦」や「ローワーデッキ」などがあります。

「ローワーデッキ」は非常にコミカルに描かれています。

「ローワーデッキ」とは「最下層デッキ」という意味で士官として最下層にいる主人公たちが、成長や交流する姿を描いています。

またウイリアム・ライカ―など他シリーズのキャラクターが本人のアフレコで登場したりします。

逆に「まんが宇宙大作戦」は「宇宙大作戦」のしっかりとしたアニメ版です。しかし描かれるのはエンタープライズ号のカーク船長たちではなく、その他の艦の話です。

ちゃんと設定がぶれないように統一されていて、イメージを壊さないように出来ています。

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まんが宇宙大作戦(スタートレック) スターシップ・ファラガット Power Source スタトレファンにより製作されたものです よりPower Source のオ...

どれから見ればいい?

長い歴史のある作品なのでたくさんのシリーズがあり、数々の劇場版があります。

今から、「スタートレック」世界を楽しみたいと思っても、どれから手をつければいいか迷いますよね。

そこで、雰囲気やドラマ性などを考えて、とりあえず「スタートレック」の世界観を楽しめるであろう作品を紹介します。

まずは、ジェームズ・T・カーク船長とその仲間たちの大冒険を描いた作品の中でも特に楽しめるものがおすすめです。

それが、「スター・トレックⅡカーンの逆襲」です。

「スター・トレックⅡカーンの逆襲」

この作品を選んだ理由はいくつかあります。

  • 劇場版作品であること
  • カーク船長とその仲間たちの大冒険であること
  • ミスター・スポックのキャラクター性が最も出ている作品であること
  • 人気の高い悪役カーンが登場すること

などです。そして一番の理由は公開当時に「スター・トレック」を全く知らずに見た観客の多くが作品のクライマックスで号泣したと言われているからです。

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「スター・トレック」映画第1作の成功を受けて製作された第2弾。前作の哲学的とも言えるSFから一転、娯楽テイストを持ったアドベンチャー大作となりさらに多くのファンを獲得した。本作ではカーク艦長とエンタープライズ号に恨みを抱く反逆者カーンが登場...
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時は23世紀。惑星連邦の宇宙船USSエンタープライズ号は訓練航海の途上にあった。ジェームズ・カーク提督は、今回の視察が最後の宇宙任務になるかもしれないと覚悟していた。 ところが、カーンが再び現れた。

この作品以降は、「宇宙大作戦」を見るも「スター・トレック ネクストジェネレーション」から公開順に見ていくのもいいと思います。

クリンゴン人のデザインについて

実はTOSの頃のデザインはほぼ地球人と変わらないのです。

TNG以降はいわゆる一番有名なイメージの額に大きな隆起のあるクリンゴン人です。ここの違いについては物語の中でどうして変化したのか説明があります。

ウォーフがこのことに触れるのを嫌がるという。

「宇宙大作戦」の約10年前の設定の「ディスカバリー」でのクリンゴン人のデザイン関しては特に説明がありません。

金儲けの秘訣(フェレンギ人)

フェレンギ人が聖書のように信条としている「金儲けの秘訣」というのがあります。意外とまともな部分も結構あります。

参考までに全てのシリーズで出てきたものを並べてあります。

第1条・もし金目のものを拾っても、絶対に返すな。

第2条・正直な客を騙すことはできない。しかし、やってみる分には構わない。

第3条・物を手に入れる時、必要以上に金を使うな。

第4条・セックスと収入はどちらも長続きしない。

第5条・契約は破棄できなくても、ねじ曲げることはできる。

第6条・家族といえども、金儲けの邪魔はさせるな。

第7条・常に情報を集めろ。

第8条・自分の小銭の金額も数えておけ。

第9条・チャンスと直感が合わさったら必ず儲かる。

第10条・貪欲は永遠なり。

第11条・ラチナム以外にも輝いて見えるものはある。

第12条・一度売れたものは二度売れる。

第13条・全ての価値ある物は金になる価値がある。

第14条・盗品は純益になる。

第15条・利口者は馬鹿なふりをする。

第16条・契約は契約だ。

第17条・契約は絶対に破るなかれ。相手がフェレンギ人である限り。

第18条・金儲けできないフェレンギ人はフェレンギ人とは言えない。

第19条・お客様の満足度は保証いたしません。

第20条・客が汗をかいている時は暖房を回せ。

第21条・友情を金儲けに優先してはいけない。

第22条・賢い男は風の音にも金の音を聞く。

第23条・最後のコインに手を出してはいけない。だがその他は全てつかみ取れ。

第24条・いつ儲かるかなんて、人には聞くな。

第25条・疑心暗鬼が良いビジネスパートナーを作る。

第26条・この銀河中の金持ちの大多数は、その富を相続ではなく盗むことで築いた。

第27条・木が一番役立つのは、お前がそれを伐採した後だ。

第28条・モラルはいつも力によって限定される。

第29条・誰かが“それは儲からない”と言うとき 、そいつは嘘をついている。

第30条・話すのは安いがシンセエールはコストがかかる。

第31条・母親をネタにフェレンギ人をからかうことなかれ。

第32条・自分が売るものには気を付けろ。時として客の希望をかなえてしまうからだ。

第33条・上司にゴマをすってもカネはかからない。

第34条・戦争は商売のチャンスだ。

第35条・平和はビジネスのチャンスだ。

第36条・多くのフェレンギ人は、もはや自分をあざ笑うことが出来ない。

第37条・失った評判は、いつでも買い戻すことができる。

第38条・ただの広告は役に立たない。

第39条・褒め言葉はタダだ。顧客にはいくらでも気前良く言ってやれ。

第40条・たとえ旅行先であろうとも、儲けられるなら儲けろ。

第41条・金はものを言う。しかし金を沢山持つことは、それ以上の効果がある。

第42条・利益を得ることが明白であるときにのみ、話し合え。

第43条・銃を突きつけるより耳を愛撫する方が、しばしば効果的だ。

第44条・フェイザーを持った奴と議論するな。

第45条・儲けには限度がある。しかし損に限界は無い。

第46条・刑務所には、悪人を信用したお人好しが沢山いる。

第47条・いいスーツを着ている男を信じるな。

第48条・笑顔は大きく、ナイフは鋭く。

第49条・経験と欲望は、若さと才能に勝る。

第50条・クリンゴンはだますな。

第51条・誰か他に非難されるべき奴がいるなら、 決して自分の誤りを認めるな。

第52条・バグシーのみがラスベガスを作ることが出来た。

第53条・まず売ってしまえ、質問はそれからだ。

第54条・自分で売ることが出来ないものは買うな。

第55条・常に利潤が最大になるように売れ。

第56条・まず儲けろ。女は後でやって来る。

第57条・良い客はラチナムと同様稀である。大事にすべし。

第58条・時として、友情は高くつく。

第59条・ただのアドバイスは高くつく。

第60条・口先だけで何とかなる時は、絶対にラチナムを使うな。

第61条・盗めるものは絶対に買うな。

第62条・危ないことほど儲けも大きい。

第63条・金のない奴の権力なんて、エンジンの無い船のようなもんだ。

第64条・店の話はするな。買い物の話をしろ。

第65条・買っても負けてもヒューペリアン・ビートルの嗅ぎタバコはいつもある。(別・船の話はするな。送料の話をしろ。)

第66条・艦隊ではキチガイは辞めることが出来る。しかし辞めたがってる奴はまともか強要されてるかのどっちかだ。

第67条・どんなに十分でも、十分過ぎることは無い。

第68条・同情は金の代りにはならない。

第69条・もし政府のためになろうがなるまいが、船を持つことは出来る。

第70条・まず金を受け取れ。そのあとで買い手に商品の心配をさせれば良い。

第71条・ギャンブルにも貿易にも、共通することが2つある。リスクとラチナムだ。

第72条・自分の考えは絶対に競争相手に知らせるな。

第73条・死にかけているフェレンギ人からの忠告は信頼するな。聞くのはかまわないが。

第74条・知識は金なり。

第75条・家には心があるが、星々はラチナムで出来ている。

第76条・時には敵に塩を送ってみるべし。

第77条・利益を失うより、恥を忍ぶほうが良い。

第78条・客は分単位で生まれる。

第79条・ヴァルカン人の知識への欲求には用心しろ。

第80条・まだ動くものは売れ。よく動くものは2倍の値段で売れ。動かないものは値段を4倍にして、骨董品として売れ。

第81条・正直なビジネスマンほど危険なものは無い。

第82条・利口な客は、良い客では無い。

第83条・復讐は無駄。

第84条・女には耳を触らせても、ラチナムには触れさせるな。

第85条・死人はどんな賄賂も受け取らない。

第86条・鋭い会計係は必需品だが、妻は贅沢品だ。

第87条・信用は最大の泣き所である。

第88条・ディナーに来た上役に、衣服を着た妻を見せて機嫌を損ねてはいけない。

第89条・ラチナムは欲望より長持ちする。

第90条・「“我々の”ものより“俺様の”ものの方が良い。

第91条・一番速く飲む奴は、一番支払いが遅い。

第92条・自分の幸運と賢明さをごっちゃにするな。

第93条・自分の医者を相続人に任命する奴は馬鹿である。

第94条・恋愛と結婚は別物。

第95条・財源を拡大せよ。

第96条・一念は在庫の山をも動かす。

第97条・もし敵の秘密を知ったら、友達にも話すな。

第98条・利益は勇気をも産み出す。

第99条・賢い奴を信頼するな。

第100条・全ての物は所有者を求めている。

第101条・誰かにさせる事が出来るなら、絶対に自分ではやるな。

第102条・自然は衰える。しかし、ラチナムの輝きは永遠だ。

第103条・眠りは金儲けの邪魔。

第104条・金は決して作れない。それは得るか失うかだけだ。

第105条・賢者は嘘はつかない。真実をねじまげるだけだ。

第106条・貧乏はどんな名誉でも無い。

第108条・衣服を着た女なんて、台所に入る男の様なもんだ。

第109条・金儲けしたいならプライドは捨てろ。

第110条・馬鹿はビジネスチャンスを逃す。

第111条・恩を売った相手は家族同然、こき使え。

第112条・上司の妻とは寝るな、しかし先に金を払っているなら別だ。

第113条・上司の姉、妹とは寝るな。

第114条・ささいな事でも、大きなリスクに至る。

第116条・どんな場合でも、一つは逃げ道がある。

第117条・うますぎる話でも、儲かる時は儲かる。

第118条・適切な価格を提供している正直者は騙せない。

第119条・売るのか、買うのか、そうじゃなきゃ引っ込んでろ。

第120条・盲人でもラチナムの手触りが分かる奴は分かる。

第121条・全てのものは売るためにある。友情も。

第122条・客がいなくなれば、儲けも無くなる。

第123条・お前が何かを売りつけるまで、友達は友達でしかない。その後、友達は客に変わる。

第124条・友情は一瞬。儲けは一生。

第125条・誰かが真実を知るまで、嘘は嘘ではない。

第126条・嘘は嘘ではない。それは異なる視点で見た真実に過ぎない。

第127条・感謝は寛大さに繋がる。

第128条・フェレンギ人は他の種族に対して責任を負わない。

第129条・自分の客を信用するな。

第130条・受け取りに来た奴を信用するな。

第131条・利益になるなら、自分の母親でも売り払え。

第132条・壊れやすい商品ほど、値段を高くしろ。

第133条・財布の大きさで客を判断するな。時には小さな財布に値打ちのあるものが入っている。

第134条・落し穴はどんなところにもある。

第135条・コレクションの唯一の価値は、他の誰かに売りつけられることだ。

第136条・よく研いだナイフはよく斬れる。人間も一緒だ。

第137条・必要は発明の母である。だったら利益は父だな。

第138条・法はみなを平等にする。しかし正義は一番金持ちのところに行く。

第139条・妻は仕え、兄弟は相続する。

第140条・一番簡単な 金儲けの秘訣は、少ししか買わず、沢山売ることだ。

第141条・競争とフェアプレーは両立しない。

第142条・フェレンギ人 は相手が疲れるまで値を付けるのを待つ。

第143条・馬鹿の歴史は古い。

第144条・チャリティはいいことだ。俺の財布を巻き込まない限りは。

第145条・一番最初に、かかる費用を聞いておけ。

第146条・ステーキではなく、ジュウジュウ焼ける音を売れ。

第148条・チャンスは待ってくれない。

第149条・女と金は一緒にするな。

第150条・自分の店は分かりやすい場所にしろ。

第151条・時として、タダで手に入れたものは高い出費が必要になる。

第152条・利益が自分に何をもたらしてくれるかを考えるな。利益のために自分が何を出来るかを考えろ。

第153条・誰であれ、魚を水から自由には出来ない。

第154条・堆肥とラチナムの違いが、商業ってもんだ。

第155条・俺のものは俺のもの。お前のものも俺のもの。

第156条・どんなに最悪の場合でも、誰か一人は儲かっている。

第157条・チャンスはどこにでもある。常に見つける努力をしなければならないが。

第158条・ものを受け取るまで代金は払うな。

第159条・客は常に正しい。金を払うまでは。

第160条・尊敬はいいもんだが、ラチナムはさらに良い。

第161条・顧客を殺してはいけない。その客が死んだ方が利益になる場合を除いて。

第162条・誰の金であろうと俺のもの。そいつが取り戻そうとするまでは。

第163条・のどが渇いている客はいい客だが、飲んでる客はそうでもない。

第164条・他の奴の金を使える時は、絶対に自分の金を使うな。

第165条・一つの星の法律を、全宇宙共通の目標(利益)の前で当てはめてはいけない。

第166条・売る事が出来るものは、絶対にタダではやるな。

第167条・取り引きが公正で合法なら、無益な復讐は違法である。

第168条・金のないフェレンギ人は、もはやフェレンギ人ではない。

第169条・耐えるべき時でも、快適にしておけ。

第170条・テレパスとは賭けをするな。

第171条・早起きしたフェレンギ人はラチナムを得る。

第172条・盗品であろうと、売ることをためらうな。

第173条・自分のラチナム1本は、客のラチナム2本分の価値がある。

第177条・敵の事をよく知っておけ。商売はそいつらとするのだから。

第180条・賄賂を贈るつもりなら、自白はするな。

第183条・機会を活かせない才能なんて、鉱山に眠るラチナムのようなもんだ。

第188条・自分で八百長を仕組んでいないレースには、絶対賭けるな。

第189条・借りる時は口約束で。貸す時は書面で。

第190条・耳は立てても信じるな。

第191条・他の奴には名声を持たせろ。お前はそいつらの金を持っていればいい。

第192条・最初はお前がビジネスを仕切っているが、そのうちビジネスがお前を仕切るようになる。

第194条・新しいお客をつかもうと思ったら、前もって情報を集めておけ。

第201条・利益を得るための正当な理由は、利益である。

第202条・困っている友達はいい客になる。

第203条・新しい客はカミソリの刃を持った甘い虫だと思え。汁は多いが噛みつかれれば終わりだ。

第205条・客が死んだら、入金は止まる。

第208条・時と場合によっては、質問をする事より、答えを聞く事のほうが、ずっと危険なこともある。

第210条・妻には掃除をさせろ。そうすれば掃除婦はいらなくなる。

第211条・従業員は成功目指して登るはしごの横木。ためらわず踏み付けるべし。

第214条・空きっ腹で商売の話を始めるなかれ。

第215条・チャンスを逃すような本能なんて、役に立たない。

第216条・自分より貧乏な奴からの歓待は、絶対に受けるな。

第217条・魚は陸(おか)にはあがれない。

第218条・常に自分が買うものは把握しておけ。

第221条・耳たぶで考える奴には用心しろ。

第222条・知識はラチナム。

第223条・金持ちは買い物には来ない。盗みに来る。

第229条・愛は錆びるが金は錆びない。

第236条・運命は買えない。

第239条・商品にはどんどん違うラベルを貼れ。

第240条・高く入札してやれば、客は増える。

第241条・第一印象の重要性を軽く考えるな。

第242条・沢山あるのはいいことだ。全部あればさらによし。

第246条・商品にケチをつける奴は、それを買う奴だ。

第250条・死んだ商人は、代金を要求しない。

第251条・満足は保証されない。

第253条・読みにくい部分のない契約書なんて、馬鹿が作った書類だ。

第255条・抜け道のない保証は、負債に等しい。

第261条・裕福な奴には、良心以外の全てのものが揃ってる。

第263条・何事も疑うなかれ、ラチナムをその手に入れるまでは。

第266条・良い耳たぶの前では、どんな七枚舌も乾いてしまう。

第267条・あまり長生きを望むな。裕福であればいい。

第268条・疑わしきは、ウソと思え。

第271条・知恵はあっても、脳と財布が繋がっていない奴はたくさんいる。

第273条・どんな時でも、モノを売る前には客のラチナムの本数を数えておけ。

第277条・宝石は女性の友かもしれない。しかしラチナムだけが女を買える。

第280条・空っぽの袋は、まっすぐに立たない。

第281条・血は水より濃いが、売ることはやや難しい。

第282条・商売は戦争のようなもの。誰が勝つかが重要だ。

第283条・ルールはいつも変化に従う。

第284条・ルールはいつも解釈に従う。

第285条・人助けはしょせん報われぬもの。

第286条・モーンが帰れば全てが終わる。(クワークのオリジナル)

第299条・金を搾り取った相手に、礼を言っても損はない。(ニーリックスのオリジナル)

コメント

  1. しん より:

    某トレッキー登録簿より、ブログのリンクを辿って来ました。スタートレックピカードの第2部が始まり、スタートレック熱が再発して各サイトを巡っています。3月25日のスタートレックの記事と28日の見方の記事が素晴らしく目から鱗!TNSとENTのBDを構図などを気にしながら見直してみようと思います。

    • 電八 電八 より:

      コメントありがとうございます!!まだまだ記載できていない情報がたくさんありますが、つど更新していきますので、また是非見に来てやってください。よろしくお願いします。

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