【映画を楽しむコツ】vol.88「シン・ウルトラマン」予習記事「ウルトラマン」シリーズ編

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今年も大きな話題になっている作品が庵野秀明監督「シン・ウルトラマン」です。

幼い頃から見ていた「ウルトラマン」シリーズの基本を押さえることで「シン・ウルトラマン」をより楽しめると思います。

◆映画『シン・ウルトラマン』公式サイト

映画『シン・ウルトラマン』公式サイト
『シン・ゴジラ』の製作陣が、あの“ウルトラマン”を描く。混迷の時代に生きるすべての日本人に贈る、エンターテインメント超大作。2022年5月13日(金)全国公開。

「ウルトラマン」とは?

「ウルトラマン」という名称は「超人」を英語に直訳したものになります。

「宇宙から飛来した人類を超越したもの」というところでしょうか。

M78星雲「ウルトラの星」出身のいわゆる宇宙人で、宇宙の平和を守る宇宙警備隊の一員です。

第1作目の「ウルトラマン」は逃亡した凶悪怪獣ベムラーを追いかけて地球にやってきます。

その際に主人公・ハヤタをあやまって巻き込み死なせてしまいます。

ハヤタを蘇らせるために、憑依して魂を共有することになりました。

べーターカプセルを使えば、ウルトラマンをいつでも呼び出し変身することができます。

怪獣や怪奇現象に対する世界的組織の科学特捜隊・日本支部の隊員らとともに現れる宇宙人や怪獣と戦ていくことに。

というのが導入部で1話ごとに怪獣や宇宙人が現れ、それらに対応するというのが基本スタイルになっています。

また、主人公が命を落としてしまいウルトラマンが憑依するパターン以外にウルトラマン自体が地球人の姿に変身しているパターンもあります。

そしてシリーズごとに新しいウルトラマンと対怪獣・宇宙人組織が登場します。

「シン・ウルトラマン」はもちろん怪獣や宇宙人と戦うのだと思いますが、もっと複雑で情報量が多いのだと思います。

怪獣・宇宙人

怪獣・宇宙人にはいろんなタイプのものがいます。ただ大まかにタイプ分けすることができるので分類するとわかりやすいのだと思います。

怪獣

  • 地球にもともといた生物としての怪獣
  • 生物が変化した末の怪獣
  • 宇宙から飛来した怪獣
  • 宇宙人が送り込んだ怪獣

基本的に怪獣には知能がありません。

本能の赴くままに行動し、結果人類に脅威をもたらす存在として描かれます。

宇宙人

  • 頭脳派でほとんど戦闘を行わない宇宙人
  • 戦闘に特化した傭兵的な宇宙人

人類以外の地球人

  • 地底人
  • 海底人

いろんな事情により、地球を征服または人類を奴隷化しようとしている宇宙人が計略をもって侵略してきます。

そのために他種族を雇ったり、雇われたり、怪獣を送り込んだりします。

「シン・ウルトラマン」ではこの辺がどのように描かれるのか非常に楽しみです。怪獣以外にメフィラス星人とザラブ星人が出るのは予告編で明らかになっています。

科学特捜隊などの地球の対怪獣・宇宙人組織

「ウルトラマン」シリーズでは怪獣や宇宙人と戦う「初代ウルトラマン」の「科学特捜隊」のような特殊機関が登場します。

これらはひと握りの科学・戦闘などのエキスパートで構成されています。

彼らはウルトラマンをはじめから宛てにするのではなく、自分たちで問題を解決しようと奔走します。

時には命を落とすこともあります。

彼らは独自の特殊装備や特殊車両、戦闘機などを有しています。おそらく核兵器以外の最新・最大火力の武力を扱う権限を与えられています。

これはいちいち総理大臣の許可をとることなく独自の判断で自由に動く権限を持っているからなんですね。

この辺りはあまり描かれていませんが、怪獣・宇宙人の案件に関しては総理大臣よりも高い権限をもっていることになります。

「ウルトラマン」各シリーズの簡単な歴史

円谷プロで巨大怪獣の映画「ゴジラ」が興行的に非常にうまくいったことを受けて、テレビ時代にむけてテレビドラマシリーズを製作することを決定します。

最初のシリーズが「ウルトラQ」です。

毎話、怪獣が現れ大混乱になる中、科学者などがなんとか解決していくストーリーです。これが大ヒット。

さらに続けて「ウルトラマン」が始まります。

毎話、怪獣が現れるのが共通で、それに対抗する、エキスパート組織と巨大ヒーローが追加されます。

シリーズを並べてみると

ウルトラQ

ウルトラQ
宇宙における地球と自然界のバランスが崩れた時に発生する数々の怪現象。星川航空のパイロット・万城目淳と助手の戸川一平、そして毎日新報のカメラマン・江戸川由利子たちは、ユーモラスに、ときにシリアスに事件に立ち向かっていく。円谷プロ製作テレビシリーズの第1作。日本全国に怪獣ブームを巻き起こした作品。

モノクロ番組でスタートしたシリーズ。テレビで毎週、違った巨大怪獣が現れて人々が脅威にさらされる。

ウルトラマン

ウルトラマン
護送中の宇宙恐竜ベムラーに逃げられたM78星雲人は、パトロール中の科学特捜隊・ハヤタ隊員のジェットビートルに激突する。その宇宙人は、命を落としたハヤタと一体化し命を共有することを誓う。普段はハヤタとして怪獣たちに立ち向かうが、危機に陥ったときにはウルトラマンに変身し戦う。放送当時としては前代未聞の巨大ヒーローという新機...

ウルトラシリーズ初のカラー作品。ウルトラマンという巨大ヒーローも初。

ウルトラセブン

ウルトラセブン
恒点観測の任務の為に地球を訪れていたウルトラセブンは、地球人モロボシ・ダンに姿を変え地球にとどまる。ウルトラ警備隊の一員として迎えられた彼は、侵略宇宙人から人類を守る戦いを開始した。宇宙人をクロースアップし、社会に疑問を投げかけるような重厚なストーリー作りと、メカニック特撮の強化が図られるなどの要素で、ファンの中でも支...

デザインもドラマも一味違った、大人のムードの作風が人気のシリーズ。

帰ってきたウルトラマン

帰ってきたウルトラマン
怪獣から子供と子犬を助けようとして命を落とした青年・郷秀樹。その勇気に感動したウルトラマンは彼と一体化し、共に戦うことを誓う。怪獣特別攻撃隊・MATに入隊した郷秀樹は仲間と協力しあい、時には衝突しながらも成長していく。人間ドラマの色合いも濃く、技術的にも安定を迎えた意欲作。

アイテムを使わずに変身するウルトラマン。

ウルトラマンA

ウルトラマンエース
怪獣を凌駕する力を持つ「超獣」を従えて、異次元人ヤプールが地球侵略を開始した。ウルトラ5番目の兄弟・ウルトラマンAが立ち向かう!合体変身や「ウルトラ兄弟」という一大設定の本格導入、カラフルな色彩感覚など、新機軸が満載のウルトラマンシリーズ第4作目。

光線技がもっとも多彩なシリーズ。切断するシーンが多く「ギロチン王子」の異名をとる。

ウルトラマンタロウ

ウルトラマンタロウ
ZAT隊員の勇敢な青年・東光太郎は、怪獣との戦いの中で負傷する。生死の境を彷徨う光太郎の前に、ウルトラの母が現れ、ウルトラ兄弟から与えられた光に包まれた光太郎は、ウルトラマンタロウへと変身した!ウルトラ6番目の弟・タロウの活躍を描く。

ウルトラの父とウルトラの母の実の息子。6番目のシリーズだから「ウルトラマンNo.6」。

ウルトラマンレオ

ウルトラマンレオ
ウルトラマンレオは故郷のL77星をマグマ星人たちに滅ぼされ、地球へやって来た。レオは、故郷によく似た美しい地球を守ることを決意する。レオの人間体であるおおとりゲンはMACに入隊し、モロボシ・ダン隊長と共に怪獣たちに立ち向かう。生きる厳しさと哀しさを鮮烈に謳う――ウルトラマンレオの成長の物語!

ウルトラの国ではなく滅亡してしまった獅子座L77星出身。当時カンフーブームということもあり、空手の修行をしていて格闘戦を得意としている。

「帰ってきたウルトラマン」から第2期シリーズとして「ウルトラマンレオ」まで放映されます。

  • ザ☆ウルトラマン:アニメーション作品
  • ウルトラマン80(エイティ):1980年放映だから80(エイティ)。

一旦、ここまででシリーズとして終了しています。その後はスピンオフのアニメシリーズや単発スペシャル番組、海外展開などが行われています。

平成になり、「ウルトラマンティガ」から始まるシリーズが展開され現代まで続いています。

「ウルトラマン」と「シン・ウルトラマン」のデザイン上の違い

「シン・ウルトラマン」にはカラータイマーがない

ウルトラマンといえば、「カラータイマー」も忘れてはいけません。

カラータイマーはウルトラマンの胸についているランプで点滅することで活動限界を知らせるものです。

これはもともとのデザインにはなくて、いわゆる「大人の事情」で取り付けたものでした。

なので「シン・ウルトラマン」にはこの「大人の事情」を入れずにデザインコンセプトにできるだけ近づけるためにカラータイマーはつけなかったといわれています。

「ウルトラマン」はもちろん着ぐるみでしたのでスーツアクター(着ぐるみを来た俳優)の視界を確保する必要から目頭のあたりに小さな穴をあけてありました。

これが黒目に見えて寄り目っぽく見えてしまっていました。

しかし時代は進み、「シン・ウルトラマン」はCGで描くようなので、この「黒目」はないです。

背中のチャック

「ウルトラマン」の背中には着脱用のチャックがあります。

これを少しでも隠すために背中に背びれのようなものをつけてあったのですが、もちろん隠しきれるものではありません。

「シン・ウルトラマン」はもちろんCGなのでこれも初期のデザインコンセプトに近づけるために無くしてあります。

背中はさっぱりしています。

庵野秀明監督が初期デザインコンセプトに非常にこだわっているのが分かります。

まとめ

「ウルトラマン」シリーズは基本的に

  • 怪獣・宇宙人との闘い。
  • 人類のエキスパートによる特殊機関がある。
  • 主人公がウルトラマンに変身する

というのが基本になります。まあ「言われなくともわかってる!」くらいの基本ではありますが。

恐らく「シン・ウルトラマン」はこのくらいの基本がわかっていれば十分に楽しめるようにはなっているはずです。

おまけ

より深く考察して大胆な予想をしている動画がありましたので

ネタバレ記事は以下から

ちなみに「ウルトラマン」シリーズはただいまAmazonプライムビデオでは好評レンタル中です。

ウルトラマン
護送中の宇宙恐竜ベムラーに逃げられたM78星雲人は、パトロール中の科学特捜隊・ハヤタ隊員のジェットビートルに激突する。その宇宙人は、命を落としたハヤタと一体化し命を共有することを誓う。普段はハヤタとして怪獣たちに立ち向かうが、危機に陥ったときにはウルトラマンに変身し戦う。放送当時としては前代未聞の巨大ヒーローという新機...

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