「アカデミー賞をしっておこう!」が今回のテーマです。アカデミー賞は、世界的にも有名な映画の祭典です。本記事では、アカデミー賞の授賞式の歴史や様子、最近の受賞作品や受賞者など、豊富な情報をご紹介します。映画を楽しむ上で、アカデミー賞について知っておくことは大切です。本記事を読むことで、アカデミー賞についての理解が深まり、映画鑑賞の楽しみ方も広がることでしょう。是非、お楽しみください。
アカデミー賞とは
概要
アカデミー賞は、アメリカの映画芸術科学アカデミーによって毎年開催される映画賞のことで、世界中で最も権威ある映画賞とされています。アメリカ映画界の最高峰とも言われ、多くの映画人たちが憧れる賞のひとつです。
各賞ごとにアカデミー会員による投票によって決定されます。アカデミー会員は、映画芸術科学アカデミーに登録されている人々で、映画関係者や批評家、アーティスト、技術者などから構成されます。このため、映画界に深く関わる人々によって選ばれる賞として、映画ファンからも高い信頼を得ています。
アカデミー賞には、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、作品賞、脚本賞、撮影賞、など、多数の部門があります。また、アカデミー賞は、長編映画、短編映画、ドキュメンタリー映画など、様々なジャンルの映画に対しても授与されます。
世界的なイベント
アカデミー賞は、映画の最高峰として世界的に知られるだけでなく、その授賞式も注目されるイベントのひとつです。授賞式では、世界中の映画ファンが注目するセレブリティたちがドレスアップし、その場にいる映画関係者やアカデミー会員たちが出席して、映画界の最高峰とされる栄誉を競います。
映画界のみならず、世界中の人々に愛されるイベントのひとつです。毎年数多くの作品がノミネートされ、その中から選ばれた受賞作品は、映画史に残る傑作として後世に語り継がれることでしょう。
アカデミー賞は、その年に公開された映画の中で、優れた作品、俳優、監督などに贈られる賞です。アメリカ合衆国の映画業界で最も権威ある賞とされており、ハリウッド映画の祭典ともいわれています。
成り立ちや授賞式の様子
成り立ち
アカデミー賞は、1927年にアカデミー・オブ・モーション・ピクチャー・アーツ・アンド・サイエンスが設立されたことをきっかけに創設されました。
アカデミー賞の授賞式は、1929年に初めて開催されました。当初は、映画業界の人々によって投票され、授賞式は簡素な形式で行われていました。しかし、次第に授賞式は規模を拡大し、現在では、世界中から数多くの映画関係者やメディアが集まる、華やかなイベントになっています。
授賞式の様子は、毎年テーマが設定され、豪華な舞台装置や衣装、プレゼンターの演出など、見どころが満載です。また、各賞の発表前には、ノミネート作品の予想や、ドレスアップしたセレブリティたちのファッションショーなど、興奮を高めるイベントもあります。
そして、アカデミー賞の最も重要な部分は、各賞の発表です。最も優れた作品には「作品賞」、最も優れた演技には「主演男優賞」「主演女優賞」などが授与されます。他にも、監督賞、脚本賞、撮影賞など、様々な部門があり、各部門の受賞者には、銅像のオスカーが授与されます。
また、アカデミー賞は、最近では多様性や包括性の観点から、さまざまな改革が進められています。例えば、2021年には、出演者や製作スタッフの多様性を促進するため、受賞基準に「多様性の推進」という項目が追加されました。これにより、より多様な才能を表彰する場となり、
最初は、映画業界内での交流を深めるためのイベントとして開催されていましたが、次第に優れた作品を表彰する賞としての意義が高まり、現在に至っているんですね~。
アカデミー賞の部門
アカデミー賞は、以下の部門に分かれています。
- 作品賞
- 監督賞
- 主演男優賞
- 主演女優賞
- 助演男優賞
- 助演女優賞
- 脚本賞(オリジナル脚本と脚色賞の2つに分かれている)
- 撮影賞
- 編集賞
- 美術賞
- 衣装デザイン賞
- メイクアップ&ヘアスタイリング賞
- 音響編集賞
- 音響効果賞
- 視覚効果賞
- 長編アニメーション映画賞
- 国際長編映画賞
- ドキュメンタリー映画賞(長編、短編の2つに分かれている)
- 短編映画賞(実写、アニメーション、ドキュメンタリーの3つに分かれている)
各部門には、アカデミー賞投票員と呼ばれる、映画業界の関係者やアカデミー会員から構成される審査員が選出する受賞者が決定されます。
また、アカデミー賞には、ノミネート候補に選ばれた映画をすべて対象とする「全米映画俳優組合賞(SAG賞)」や、アカデミー賞の前哨戦とされる「ゴールデグローブ賞」があります。
アカデミー賞の意義
また、アカデミー賞は社会的な意義を持っています。映画作品や人々が受賞することで、その分野の発展に寄与することが期待されます。受賞者たちは、それまでの自分の努力や表現が認められたことを嬉しく思い、今後の創作意欲や活動につながります。また、受賞をきっかけにその作品や人物が注目を集めることで、社会的な影響力を持つこともあります。
一方で、アカデミー賞には批判もあります。例えば、受賞作品や候補者の中には、多様性やジェンダーの問題に配慮されていないとの指摘があります。また、審査員の選考基準が明確でないという批判もあります。
しかし、アカデミー賞は映画界において非常に重要な存在であり、世界中の映画ファンにとって注目すべきイベントの一つです。そのため、今後も映画作品や人々の才能を称え、映画産業の発展に貢献することが期待されます。
アカデミー賞の問題点
選考方法について
アカデミー賞は、映画業界の中でも最も権威ある賞の一つとして知られていますが、その選考プロセスには問題点が指摘されています。
まず、アカデミー賞の選考に参加するのは、アカデミーの会員である映画業界の人々に限定されています。そのため、アカデミーの会員層が、男性や白人が多いことが指摘されています。これにより、多様性のある作品や俳優が選ばれにくくなるという批判があります。
また、アカデミー賞の選考は、アメリカ映画界に限定されているため、世界の映画作品が公平に評価されているわけではありません。特に、外国語映画賞においては、アメリカでの公開や配給がされていない作品は選考対象外となってしまいます。
改善への取り組み
さらに、アカデミー賞は、商業的な成功が大きな影響を与えることが指摘されています。つまり、興行的に成功した作品やスター俳優が選ばれることが多く、実質的にハリウッドの巨大な映画会社の影響下にあるという批判があります。
これらの問題点により、アカデミー賞は必ずしも公正かつ多様性がある選考プロセスを行っているわけではないという指摘がされています。しかし、近年では多様性のある作品や俳優が選ばれるようになってきており、改善に向けた取り組みも進んでいるといえます。
また、アカデミー賞の審査員は、多くが白人男性で構成されており、多様性の不足が指摘されています。2021年のアカデミー賞授賞式でも、作品賞や監督賞などの主要部門に多様性のある作品がノミネートされなかったことが物議を醸しました。
この問題に対して、アカデミー賞は近年、多様性の推進に力を入れています。2020年には、女性や有色人種のメンバーを増やす取り組みを発表し、2021年には新たに多様性・包摂性に関する基準を導入しました。今後、アカデミー賞がより多様な作品や人材にフォーカスすることで、より公正かつ多様性に富んだ授賞式になっていくことが期待されます。
ポリコレ問題について
ポリティカルコネクションとは
近年、映画界において極端なポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)が問題視されるようになりました。ポリコレとは、差別や偏見の排除を目的とする運動や思想のことであり、多様性を尊重することが求められます。しかし、極端なポリコレが映画制作に及ぼす影響が問題視されています。
まず、極端なポリコレは作品のストーリーや登場人物に一方的なバイアスをかけることがあります。例えば、男性キャラクターを否定的に描写したり、白人キャラクターを過剰に非難する傾向があるため、作品が偏りすぎたものになってしまいます。また、そのような極端なポリコレが作品制作において優先されるため、作品のクオリティが低下することがあります。
さらに、極端なポリコレは自己検閲を引き起こすことがあります。映画制作会社がリスクを避けるために、少数派を描写する場合には過度に慎重になり、結果的に作品の自主規制が行われてしまいます。また、過度なポリコレに反発する観客が生まれ、作品の評判が落ちることもあります。
一方で、映画は多様な視点や文化を取り入れることができる素晴らしいメディアであり、ポリコレの意図を尊重しつつ、多様性を描写することが求められます。しかし、極端なポリコレが映画作品において占める割合が大きすぎると、作品の自由度や表現力が失われることになります。
結論として、ポリコレの意図を尊重しつつ、作品に多様性を取り入れることは大切ですが、極端なポリコレが作品制作において偏りすぎることは問題視されるべきです。映画は多様性を尊重し、自由な表現をすることができる媒体であるため、ポリコレの過剰な影響を受けすぎないようにすることが大切です。
受賞条件に盛り込まれるポリコレ
上記の動画でも言っていますが、実は2024年より、このポリコレの考え方をノミネート・受賞条件に大幅に取り入れることが分かっています。
アカデミー賞は世界の映画批評のスタンダードのような位置にあった重要な賞でした。しかしこうなってしまうと非常に偏った評価基準の元に映画を批評することになります。
極端な話、白人社会を描いた歴史物や時代劇などはどれほど素晴らしい作品だとしてもノミネートされることは無くなってしまうわけです。
さすがに今まで受賞した作品を、受賞取り消しにしたりはしないようですが。
おすすめ受賞作品10選
ここで紹介している作品は、何かしらの部門を受賞した作品です。
あくまでも電八的に好きな作品を紹介しています。
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」2023
「インターステラー」
「マトリックス」
「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」
「2001年宇宙の旅」
「タワーリング・インフェルノ」
「ベン・ハー」
「80日間世界一周」
「俺たちに明日はない」
「エクソシスト」
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