今回は、「難解な映画」として話題になったSFアクション映画の「TENET テネット」を紹介します。
「え~~~難解なんでしょ?そんな分かりにくいの嫌だな~」なんて方いらっしゃいますよね。
この記事では難解なのをいろいろと解釈したり理論を解説したりは致しません。
純粋に楽しむためのポイントだけ紹介して行こうと思います。
ご注意:ネタバレを多分に含んでいます。
あくまでも個人の独断偏見の感想となります。考察は基本致しません。
作品概要
2020年公開のクリストファー・ノーラン監督作品。
「時間逆行」という新しい考え方を取り入れて、奇想天外のアクションとストーリー展開だと話題に。
その難解さで、公開直後はYoutubeなどで解説動画などが流行る程でした。
◆映画『TENET テネット』スペシャル予告
ざっくりあらすじ
「その言葉の使い方次第で、未来が決まる」――主人公に課せられたミッションは、人類がずっと信じ続けてきた現在から未来に進む〈時間のルール〉から脱出すること。 時間に隠された衝撃の秘密を解き明かし、第三次世界大戦を止めるのだ。 ミッションのキーワードは〈TENET(テネット)〉。 突然、国家を揺るがす巨大な任務に巻き込まれた名もなき男(ジョン・デイビット・ワシントン)とその相棒(ロバート・パティンソン
Filmarksより引用
難解さはどこから来るのか?
「時間逆行」技術により、逆行させられているモノは逆に動きます。「落ちた」ものはその逆「跳ね上がる」になります。
自分が逆行している時は、自分以外の世界全ての時間が逆に動き始めます。
というのを一つの映像でごちゃまぜに見せるので、分かりづらいモノになっているんですよね。いやホント「意味わからん」くらいになります。
なので、おかしなことが起きた場合は「時間逆行させているからだ!」という風に思っとけば、良いと思います。
「例え逆行でも、そんな風に動かねーよ!」とか突っ込むと、興醒めしちゃいます。
この映画はスパイアクション「007」シリーズがモチーフ。
クリストファー・ノーラン監督 がインタビューで「007」シリーズを撮りたかったと言っています。
昔からスパイ映画の代表「007」を自分の手で撮影出来たらと憧れの念を抱いていたそうです。つまり「TENET テネット」は「007」のように楽しめれば良いわけです。
注目ポイントは
- カッコいいアクション
- 拷問にも屈しない不屈の闘志
- 派手なカーアクション
- 美しいボンドガール
- 情け容赦ない悪役
などなど、見どころ満載です。しかも「時間逆行」によって今まで見たこともないようなアクションが見られるわけです。
こんな映画って他にないです。
「007」シリーズのファンにも認めてもらえるようなクオリティにこだわり、その上、今までに見たこともないようなアクションを見せてくれます。
複雑なので見返すと新たな発見がある。
「時間逆行」を映像化することによって、非常に入り組んだ複雑な映像表現になっています。
情報量が多くてとても一度では捉えきれないです。なので思わず何回も見返してしまう。
結果、ハマってしまうという人も結構いるそうです。
解りづらいから何度も観てしまうというのを、わざと誘う作りになっているのかもしれません。
だとしたら、ノーラン監督恐るべしです!
まとめ
楽しむポイントは、「007」シリーズのようなスパイアクションとして観てみるというところ。
複雑なところは「なんか分らんが、スゲー!」でいいと思います。「007」シリーズだって訳分からずに「スゲー」ってことありますよね。
そして、回数観てみる事です。まあ、1回で「もうお腹いっぱい」って方もいらしゃるとは思いますが、繰り返し見てみると、新しい発見(それも細かいところ)が見つかってこれも面白いです。
ちょっちこの映画を時間逆行の描写を抜いて簡単にまとめると・・・。
- 第3次世界大戦を防ぐ任務に就いた”名もなき男”。
- 未来からの敵はセイターを仲介者として暗躍していた。
- 未来から送られてくる時間逆行技術や特殊な武器などを受け取っていた。
- セイターの妻キャットは夫と別れたいが息子を人質にされてそれも出来ない。
- ”名もなき男”は仲間たちと一緒にセイターが仕掛けさせた世界を破滅に追いやる”アルゴリズム”を回収するために部隊と共に現地へ。
- キャットは”名もなき男”に協力してセイターを殺害する。
- 一方”名もなき男”たちは”アルゴリズム”を無事に回収することに成功。
- 代わりに”名もなき男”は母子の安全を保障する。
といったところですね。映画としてはそれほど難しい筋ではないです。
ここだけ抑えておけば、時間逆行で複雑化した映像でも惑わされずに済むと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回の記事は以上となります。
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