アメコミヒーローと言えば、日本人で40代以上の方に一番馴染みがあるのは恐らく「スーパーマン」でしょう。
近年、スーパーマンに関する映画・ドラマがリメイクされて結構話題になりました。
そんなスーパーマンを中心にバットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、ザ・フラッシュ、サイボーグが地球を守るために同盟を組んだ!!というのがジャスティス・リーグです。
つまり「正義の同盟」なんですね。
※この記事には多分にネタバレが含まれています。
※作品をご覧になられていない方にはオススメ出来ません。
長い!
この映画はザック・スナイダー監督がサイボーグ、ザ・フラッシュ、アクアマンのサイドストーリーが語られるシーンを大幅追加したしたので、上映時間が非常に長くなっています。
なんと242分!!なんと4時間あまりにもなります。
そしてこの作品でダイアナ以外のヒーローたちに共通するのが、大切な人を失った喪失感から脱する心の成長を見せるところです。
どちらかというと、地球の危機よりもそれぞれの内面の危機と戦う様子が描かれています。
特に「父親」がキーワードとなっているみたいです。
だからこそ、ここまでの長尺が必要だったんでしょう。
6人のヒーロー同盟
簡単にそれぞれのヒーローを紹介します。
スーパーマン
恐らく世界中のヒーローの中で最強だと思われます。
そのスピードは光の速さを超え時間を逆流させ、その強靭な肉体は無限のパワーを生み、目から熱戦、吐く息は絶対零度、集中すればその超感覚は遠くの声を聞き取り、物体を透視する事も出来る。
人間として暮らしていく時はクラーク・ケントで記者をしている。最愛の恋人はロイス・レイン。スーパーマンの正体を知る数少ない人間のひとり。
今回はブラックスーツがカッコいいです!!
バットマン
ゴッサムシティの超富豪ブルース・ウェインのもうひとつの姿。
夜空に映し出されるバットシグナルは事件をバットマンに知らせる合図。日夜シティの悪党を打ち倒すために奮戦する。
この同盟の中では肉体的には唯一の普通の人間で巨万の富を使った科学技術などで戦う。
精神的には一番凶器を孕んでいる人物です。
ワンダーウーマン
アマゾン族の王女戦士にして特使、女神の力を受け継いでいる存在。名はダイアナ。
絶海の孤島セミッシラを出て人間界で暮らしている。
空を飛ぶ事こそ出来ないが、超人的な肉体と聡明な超知能に銀の腕輪と真実の投げ縄という神秘の道具を扱える。
最愛の恋人トレバーを失って久しいが変わらぬ愛情を持っている。また人間の「善」の部分を信じている少ないキャラクターのひとり。
アクアマン
アトランティス人の元女王が母で人間の父との間に生まれたハーフ。名はアーサー。
義理の弟がアトランティスの王として君臨しているが、「王の器ではない」と家臣にはアーサーが継ぐべきだという者たちもいる。
水中を高速で自由自在に動き回る事が出来る上に、水流を操る能力がある。
三叉檄(トライデント)が武器。
酒好きでよく飲んでるシーンがあります。
ザ・フラッシュ
科学捜査官バリー・アレンはダークマターの爆発に巻き込まれて超スピード能力に目覚める。
さらにスピード・フォースの力を得て、光を超えるスピードで走り、時空間を飛び越える事でタイムトラベル出来る。
他にも超高電圧の稲妻を起こしたり、超振動で物体をすり抜けたり、破壊したりできる。
彼の父親は無実の罪で刑務所で囚われの身に。
サイボーグ
ビクターは母親と一緒に事故に巻き込まれる。母親は手の施しようがなく亡くなり、科学者である父親が死なせまいとビクターを改造手術して半機械・半人間のサイボーグとなる。
特殊合金でできた身体は銃弾をはじき、両腕にはプラズマ砲を装備。空を飛ぶこともできる。
天才的な頭脳、世界中すべてのコンピュータを操ることが出来る能力が武器。
脅威となるスーパーマンのパワー
スーパーマンのパワーは精神攻撃を受けてないならば、黄色い太陽の元にいる限り、最強にして無限です。
彼ひとりは一国分の軍隊を相手にするよりも強いです。
ですが、彼は若く、しかも精神的に守られているわけではありません。
彼に絶望的な経験をさせる事は案外簡単な事です。
彼が人類に絶望してしまった時に人類の敵に回られたら最早、効果的に彼から人類を守る方法はほとんどありません。
彼に弱点がないわけではありません。意外といくつかありますが、致命的なのはクリプトナイトです。惑星クリプトンの岩石に含まれる成分です。
ただし極希少なので有効に使えるかがキーポイントですが、これもなかなか難しいかもしれません。
怒りや絶望に身を任せ暴走したスーパーマンを止める手立てはないに等しいのです。
ということで、各国の首脳や軍部はスーパーマンを常に警戒しています。
今回のヴィラン:ステッペンウルフ
彼についてはあまり詳しい描写は映画の中ではなかったです。セリフでダークサイドに対して一族の贖罪のために地球に侵攻に来たことは分かりました。
特殊な合金でできた鎧を身にまとい、強靭な肉体とパワーでエレクトロアックスを操る。
事情があるにせよ、情け容赦なく侵略してくる敵として描かれているのでしっかりリーグを応援したくなります。
いい悪役っぷりと言っていいと思います。
多重世界:アースの概念
DCコミックスの世界では”アース”という多重世界の概念があります。
それぞれのアースにそれぞれの微妙に違った存在がいます。
ドラマ「ザ・フラッシュ」、「スーパーガール」、「レジェンド・オブ・トゥモロー」はそれぞれのアースをまたいで描かれるストーリーがあります。
また、サイボーグの出てくるドラマ「ドゥーム・パトロール」ではサイボーグの父親サイラス・ストーン博士は「ザ・フラッシュ」で主人公たちが拠点にしている民間研究施設”スター・ラボ”で働いている科学者として描かれています。このアースにもスーパーマンやザ・フラッシュがいるようなセリフがあります。
今作でもサイラス・ストーン博士は”スター・ラボ”で働く科学者として描かれています。
そして今作の中でもアースについての言及があります。ラスト近くでバットマンとなんとジョーカーが休戦協定をむすぶシーンです。
バットマンがアースをまたいだことをセリフで言っています。そしてそのアースはロイス・レインを救えず絶望したスーパーマンが敵になってしまった世界でした。
恐らくなんですが、映画とドラマでアース同士で繋がっているのではないかと思います。
どうやらアースは同化したり分離したりするようなので、いつか映画のアースとドラマのアースがつながる事があるかもしれないです。
7人目のリーグ
最後にブルース・ウェインの屋敷に空から訪ねてくるのが、なんとマーシャンマンハンターでした。
このヒーローはドラマ「スーパーガール」を見ている人にはお馴染みの、D.E.Oというスーパーガールも所属する地球防衛組織の長官の真の姿です。
彼が出て来た時になんか「やった!!」とうれしく思いましたね~♪
マンガなどでは実は彼はジャスティス・リーグ創設メンバーなんですね。
創設メンバーだけど出て来ないし彼の登場をどうするのかと思いつつ見てて、最後の最後に出て来たのはうれしかったです。
まとめ
ザック・スナイダー監督がDCヒーローが大好きなんだというのが分かります。
キャラクターひとりひとりを掘り下げて語りたかったというのが見て取れます。
普通、「〇〇カット版」とかって、よりそぎ落としていくのがイメージなのに、こんだけてんこ盛りにしてこれでもかと濃ゆいところを語っていくスタイルもありなんだなと思いました。
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